くもん出版から発売されている「くるくるチャイム」の実体験レビューを紹介します。
口コミ情報のひとつとして参考にしてください。
くもんの「くるくるチャイム」で遊んだらこうなった
このコラムは1歳の子供を持つSalla.Yさんによる商品レビュー記事です。
1.なぜ買ったのか?
息子が9ヶ月くらいのときに母親が購入してプレゼントしてくれました。
「くるくるチャイム」は、親子広場などでも置いてあるところが多く、子供の遊びに良いのかな、という印象でした。
インスタグラムなどSNSでつながっているママたちが「子供の食いつきがすごい!」と投稿していたり、職場(障害児のための保育園)でも子供たちが集中して遊んでいるのを見ており興味を持っていました。
なんでもこのおもちゃが好きで集中できるお子さんは30分でもやり続けて動かないらしい、ということを聞き、うちの子も長い時間遊んでくれるおもちゃが欲しい!と思いました。
息子は集中するタイプというよりは、どちらかというと興味が移り変わるタイプで、このようなおもちゃで「集中して一つのことを長く遊んでくれるといいな」と思って購入を決めました。
我が家は夫婦別財布で、息子への投資は特段相談も普段からしていないので、私の一存で購入しました。
2.実際に遊んでみたらこうなった
「くるくるチャイム」を買ったその日に息子に与えてみました。
9ヶ月の息子でしたが、新しいおもちゃを開けようとしていることが分かるようで、ワクワクしながら開封の様子を見守ってくれました。
パーツを取り出して組み立てると、まず、息子はボールへ興味が湧き握るなどしました。
それから、本体を触ったり、叩いたり、様子を観察していました。
最初はどう遊ぶがわからなかったようなので、ボールを取り出し、私が穴に落として見せてみました。
「おぉー!」というように目を見開き、「自分もやってみたい!」とボールを欲しがるようになりました。
ただ、集中できる時間が短い息子は、2、3度ボールを入れてコロコロ落ちてくるのを見て、そして、何度かボールを入れるのを失敗しているうちに飽きてすぐ違うところに行ってしまいました。
こちらの商品でも、息子の長い時間の集中力は引き出せなかったようです。
それでも、決してこのおもちゃが嫌いというわけではないようで、たまに思い出してはボールを出して1つ2つコロンと入れてまた違うおもちゃのところに行く、というのを繰り返しています。
3.その後、どうなったか?
息子は現在1歳5ヶ月になりました。
買ってもらったおもちゃも増えたため、自然と「くるくるチャイム」で遊ぶ頻度は減ってきました。
どちらかというと、本来の遊び方をするより、ボールを投げる方が多いです。
プラスチックの硬いボールなので床に落ちると大きな音が鳴り、満足そうです。
ただ、賃貸なので床の傷付きとご近所迷惑の観点から止めざるを得ないのですが・・・。
また、くるくるチャイムの穴に付属のボールではなく、小さなおもちゃなどを入れることにはまっていた時期がありました。
入れるものはブロックだったり、パパのお財布を強奪してレシートを詰め込んだり。
「これは入るかな?これはダメだったー」とか本人なりに試行錯誤している様子がありました。
本体の分解は簡単にでき、ボール以外のものが詰められてもすぐに取り出しが可能で、壊れることはありませんでした。
くもん「くるくるチャイム」の評価
1.良かった点
ボールを掴んで、穴に入れて、くるくる落ちるのを目で追って、落ちて音がなって、ボールが出てくる、という単純なおもちゃですが、一連の流れがとても良いです。
ボールをつかむことで子供の握力や指先の器用さが育まれ、穴に入れるときには集中力や、修正力につながります。
くるくる落ちる様子は大人も目で動きを追うのが楽しいですし、落ちきって、リーンとなる鈴の音に聴覚にも刺激されます。
保育や療育の仕事をしているママとしても、子供の発達に必要な刺激がたくさん盛り込まれており、単純なおもちゃですが、とても良い知育になるなと思います。
また、尖った部分や細長いところなど子供を一人遊びさせておくときに危険になるような部分がなくて安心です。
2.改善し欲しい点
ボールの硬さはこの硬さだから良いのかも、と思う一方でもう少しボールの素材が柔らかい方が我が家は助かったな、と思います。
ボールを投げた時の音が気になりますし、他の兄弟がいる場合は、投げて当たったときにけがにつながるのではないかな、と思います。
集中して本来の遊び方で遊べるお子さんは良いのでしょうが、うちのような、集中力がそれほどなく、投げるなどの遊びに移行しやすい子供は結局ずっと見守りが必要でした。
また、本体に関しても、すべての素材がプラスチックのようですが、底の部分に滑り止めのような素材をつけていただけると嬉しかったです。
遊んでいて勢いがつくと、滑ってボールが入れにくかったり、そのせいでうまくいかず、集中力が切れてしまう様子がたびたび見られました。
また、歩き始めるようになるとこのおもちゃを持って移動したいようで、でも大きいので持ち上げることはできず、結果ズルズル引きずって移動しています。すると大人にとっては不快な音が出て、床も傷つきやすいです。