ジョン・バーニンガムの絵本~読み聞かせにおすすめの5冊~

ジョン・バーニンガムさんが手掛けた絵本の中で、子供に読み聞かせをしたい選りすぐりの作品を紹介します。

ジョン・バーニンガムはどんな人?

【プロフィール】
1936年イギリス サリー州生まれ。セントラル・スクール・オブ・アート、イラスト専門コース卒業。1963年「ボルカはねなしガチョウのぼうけん」でケイト・グリーナウェイ賞を受賞し、絵本作家としてデビューする。1970年「ガンピーさんのふなあそび」で2度目のケイト・グリーナウェイ賞受賞。2019年1月に永眠。

ジョン・バーニンガムは英国を代表する絵本作家、そしてイラストレーターです。

生涯で出版した絵本の数は70冊以上に渡ります。

1980年と1986年の英国名誉国民賞の候補者でした。

夫人も、イギリスで著名な絵本作家のヘレン・オクセンバリーです。

どこか懐かしい素朴なイラストと子どもの自由な想像力を刺激するお話しが多いため、世代を超えたファンが多い作家です。

本棚の片隅にそっととっておきたい名作ばかりで、子どもが成長するたびに新しい発見がある絵本が多数あります。

ジョン・バーニンガムのおすすめ絵本

1.【冨山房】ともだち


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【訳】谷川俊太郎
【年齢】0歳から3歳
【あらすじ】アーサーとぼくはけんかもするけど、やっぱり一番の友達です。

この絵本は、バーニンガムの「小さい絵本シリーズ」の1冊です。

全部で8冊出版されていて、感性あふれる幼少期の子どもと一緒に読みたい絵本シリーズです。

友達と少しずつ遊び始める2歳くらいからが特におすすめです。

2歳児は、自分のものを友達に貸すことが苦手ですね。

絵本でも、ぬいぐるみを引っ張り合ってけんかとなり、アーサーは怒って帰ってしまいます。

「友達のものを借りたいときは『貸して』と言うんだよ」など、ちょっと付け加えて読み聞かせてあげるといいと思います。

文章が短いのと、小さいサイズの絵本なので隙間時間や移動中の持ち運びに便利な1冊です。

谷川俊太郎氏の日本語訳と素朴なバーニンガムの絵が美しいハーモニーを奏でている作品です。

1冊読むと全部集めたくなるシリーズ絵本です。

2. 【評論社】ねえ、どれがいい?


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【訳】まつかわ まゆみ
【年齢】3歳から8歳
【あらすじ】女の子が想像の世界で「ねえ、どれがいい?」と聞いてくるのは、どれを選択しても嫌になるようなものばかりです。

この絵本は1978年に出版され、ドイツ児童文学賞を受賞した作品です。

30年に渡り愛されているベストセラー作品です。

女の子が「ねえ、どれがいい?」と聞きますが、その選択肢はどれ1つ簡単に選べるものではありません。

選択肢の例は、次のようなものです。

「ゾウにお風呂のお湯を飲まれちゃう」、「ワシにご飯を食べられちゃう」、「ブタに服を着られちゃう」、「カバにベッドを取られちゃう」などです。(絵本から抜粋)

どれもいいものがないので、困りながらも真剣に答えようとする我が子の表情を見て、笑ってしまいます。

絵本を読んだ後も親子で話しが盛り上がる作品です。

言葉の意味がよく理解できる年長さん以降のお子さんにおすすめです。

子どもの柔軟な想像力と一緒に遊んでみようと思う、心のゆとりのある時にぜひおすすめしたい絵本です。

3.【ほるぷ出版】旅するベッド


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【訳】長田弘
【年齢】2歳~6歳
【あらすじ】ジョージのベッドは古くて小さいのですが、ベッドに書かれていた魔法の言葉を唱えるとどこへでも好きな場所へ旅に出かけられます。

子どもは「魔法の言葉を唱える」と聞いただけでも、わくわく感が倍増します。

この絵本では、魔法の言葉を唱えるだけでジョージの行きたい世界へ旅ができるのです。

海賊に出会ったり、ジャングルに行ったりしてジョージは冒険します。

読んでいる子どもも一緒になって冒険気分を味わうでしょう。

夢と現実の世界があいまいで、自由な発想力を持つ未就学児の子どもたちに最適の絵本です。

楽しい夢が見られるようにと願いをこめて、寝かしつけのときに読んでみるといいでしょう。

40ページとちょっと長いお話しなので、読む大人も少し気合いが入ります。

集中力が続かない小さいお子さんに読みきかすときは、細かい部分は省いて読むことをおすすめします。

4.【ほるぷ出版】おじいちゃん


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【訳】谷川俊太郎
【年齢】5歳~10歳
【あらすじ】大好きだったおじいちゃんと過ごした大切な思い出の日々、砂浜に行ったときのことやお医者さんごっこをしたときのことなどを孫娘の目線で語ります。

この絵本は1984年にクルト・マッシュラー賞を受賞している作品です。

おじいちゃんと孫娘のふれあいと別れがバーニンガムの描く優しい絵と谷川俊太郎氏の美しい日本語訳で表現されています。

最後の3ページは絵のみで文章が一切ありません。

おじいちゃんがいつも座っていた椅子のみが描かれているページがあります。

もう誰も座っていないいすを見て、子どもはもうおじいちゃんはいないのだなと感じ取ります。

バーニンガムの柔らかなタッチな絵のおかげで、人の老いと別れという現実的で重いテーマながらも、不思議と温かい印象を受ける絵本です。

未就学児には難しいテーマなため理解できないことが多いかもしれません。

小学生以上、特に、絵を見て物事が判断できる中高学年以上のお子さんとの読み聞かせに向いている絵本です。

5.【ほるぷ出版】アボカド・ベイビー


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【訳】青山南
【年齢】2歳~6歳
【あらすじ】何も食べない赤ちゃんに困りはてたお母さん。ある日、アボカドを食べさせてみると、これだけは食べることを発見。毎日食べ続けて力持ちの赤ちゃんになるお話し。

栄養価が高く「森のバター」の代名詞と知られるアボカド。

大人が好きな食べものでも、「アボカド好き」な子どもというのはあまり聞いたことがありませんね。

子どもがアボカドを知っているかどうかも疑問です。

そんな大人の疑問とは関係なく、絵本を読み聞かせてみると、子どもは素直な反応をします。

例えば、赤ちゃんがバーベルを持った表紙を見て「バーベル持っているよ、この赤ちゃん!」と驚いてくれます。

その答えは、絵本を読み進めると分かりますよ。

年齢が小さいお子さんにはちょっと長いお話しなので途中で飽きてしまうかもしれません。
文章を短くして読む必要があるでしょう。

親子で一緒にくすりと笑いたいときにおすすめの1冊です。

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