トミー・ウンゲラーの絵本~読み聞かせにおすすめの5冊~

トミー・ウンゲラーさんが手掛けた絵本の中で、子供に読み聞かせをしたい選りすぐりの作品を紹介します。

トミー・ウンゲラーはどんな人?

【プロフィール】
1931年フランス ストラースブール生まれ。幼い頃から絵に親しみ、デザイン学校に進学するが中退。アメリカを経てアイルランドに移り住む。1998年に「すてきな3にんぐみ」(偕成社)で国際アンデルセン賞画家賞を受賞。87歳で永眠。

トミー・ウンゲラーさんは、フランス人のグラフィックデザイナーで児童文学作家です。

グラフィックデザイナーとして、1960年代のアメリカで大活躍しました。

アメリカを代表する雑誌「エクスアイア」「ライフ」「ニューヨークタイムズ」などでイラストを手がけていました。

グラフィックデザイナーとして残した多くの作品群には、社会や人間に対しての批判的な精神が反映されています。

アメリカのブラックユーモアの旗手の1人として知られています。

児童文学作家としても多くの作品が日本語訳で出版されています。

彼の描くお話しは、奇抜で独特で風変わりで、自由な発想力が刺激されます。

お話しの中のキャラクターに親しみを感じつつ、ウンゲラー独自のユーモアで、読んだ後に考えさせられる奥深い作品が多いです。

トミー・ウンゲラーのおすすめ絵本

1.【偕成社】すてきな3にんぐみ


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【訳】いまえ よしとも
【年齢】5歳から10歳
【あらすじ】3人組の悪党泥棒たちが、みなし児ティファニーちゃんに出会い、みなし児みんなで暮らせるようにお城を買います。

1969年に出版された絵本で、ウンゲラー自身が当時、幼かった娘さんのために描いた作品です。

50年の月日が経っているにも関わらず、お話しに古さを感じさせない名作絵本です。

実際に読んだことがなくても、インパクトのある表紙を見て、この絵本をどこかで見たことのある方もいるかと思います。

ある程度、物事が理解できてくる5歳以上の子どもの読みきかせにおすすめします。

読んだ後は、ぜひ我が子に3人の悪名高き泥棒だった人たちが、みなし児達が住むお城を買ったことについてどう思ったか考えを聞いてみましょう。

お話しを耳で聞くだけでなく、ユニークな色彩の絵を楽しみ、泥棒とティファニーちゃんとの出会いの場面を想像するなど楽しみ方が無限大に広がる稀な絵本です。

2.【評論社】ゼラルダと人喰い鬼


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【訳】あそう くみ、たむら りゅういち
【年齢】5歳~10歳
【あらすじ】農家の娘ゼラルダは、崖から落ちて傷ついた人喰い鬼を助けます。そして、子どもを食べていた人喰い鬼が、ゼラルダの作る料理を食べるようになり、街に平和が戻ります。

子どもを食べてしまう人喰い鬼の話しがあまりにも奇抜だったため、子どもに読み聞かせていいものか躊躇していました。

本をめくると最初のページに、血がついたナイフを持つ鬼の絵が表れます。

鬼の絵を見て、子どもが怖くなるのでは思っていました。

ところが、実際に読んでみたところ、子ども達の反応は予想と反していました。

最初から最後まで怖がらずに、ウンゲラー独特のお話しの世界に子どもたちは入りこんでいました。

どこか愛嬌があり、憎めない鬼であるのを感じとるので、子どもは怖がらないのだと思います。

この絵本を読んでみるときは、鬼とゼラルダのせりふをうまく使い分けて読むことをおすすめします。

読む度に新たな発見がある絵本です。

ゼラルダが作る手のこったおもてなし料理をじっくり観察するのも楽しいです。

お料理好きな女の子にも興味を持ってもらえると思います。

3. 【評論社】月おとこ


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【訳】あそう くみ、たむら りゅういち
【年齢】4歳から9歳 
【あらすじ】月に1人で住んでいた月おとこ。地球で楽しそうにダンスをしている人達を見て、自分もやってみたいと思い、流れ星に乗り、地球にたどりつきます。

この作品もウンゲラー氏にしか表現できない自由な想像の世界が広がっています。

念願の地球に来た月おとこは、風変わりな格好なために警察に逮捕されて牢屋に入れられてしまいます。

ところが、月おとこは小さくなったり、大きくなったりとするため、牢屋をすり抜けることができます。

お話し自体はとても変わっていますが、起承転結がしっかりしているため、子どもが集中して聞いてくれます。

月が満ちかけするということを知っている子どもは、2週間ごとに月おとこの体のサイズが変わるのに興味を持つようです。

一方で、年齢が小さい子どもは、変わった名前の怪しげな博士に興味を持つようです。

満月の月が輝くお月見シーズンなどに読んでみたい絵本です。

4.【文化出版局】エミールくんがんばる


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【訳】今江 祥智
【年齢】3歳~8歳
【あらすじ】潜水が得意なサモファ船長が、海の中を散歩している時にさめに襲わられて、たこのエミールくんに助けられます。

1975年に出版され、黒と緑の2色刷りの絵本のため地味な印象を受けますが、お話しは読み応えがあります。

海の生き物「たこ」が主人公の絵本はあまりないですよね。

船長を助けた、たこのエミールくんは、地上で暮らすことになります。

8本の足を使い地上で大活躍をしますが、頑張りすぎて疲れてしまい、結局は自分が住み慣れた海に戻ります。

物事の理解が深まる年中さん以上におすすめです。

お話しの展開が理解できて、この絵本のおもしろいさが分かると思います。

小さいお子さんは、愛嬌のある、たこのエミールくんが地球でがんばる姿に親しみを覚えるようです。

5.【BL出版】こうもりのルーファスくん


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【訳】今江 祥智
【年齢】5歳~10歳
【あらすじ】夜行性のこうもりは黒い世界に慣れています。でも、色のある世界に憧れて、絵の具を使い自分の体に色をつけて変身し、昼間の世界に飛び立ちます。

絵本のお話は、前半と後半で雰囲気が少し違います。

前半はルーファスくんの冒険物語に対して、後半は蝶コレクターの先生との友情物語になります。

物語が少し長いので、集中力が続くようになった子供におすすめです。

ほのぼのとして雰囲気ですが、考えさせられる内容になっています。

例えば、ルーファスくんですが、憧れの色のある世界に飛び立った矢先に、人間に打ち落とされてしまい大変な思いをします。

誰でも憧れの世界に入ったときは、最初は苦労の連続ですよね。

子どもだけでなく大人も楽しめるお話しです。

読み終わった後で、親子で話しあってみるのに最適な興味深い作品です。

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