寝かしつけに最適な0歳~3歳向けの絵本を紹介します。
また、絵本で寝かしつけをする際の効果的な読み聞かせ方法についても解説します。
寝かしつけにおすすめの4冊
0歳~1歳向け絵本
【松谷みよ子】もうねんね
「いないいないばあ」でお馴染みの松谷みよ子さんの絵本です。
犬やネコなどのかわいい動物たちが「ねむたいよう おやすみなさい」と言って、次々に寝てしまうお話です。
「ねんね」と繰り返されるやさしいフレーズに、赤ちゃんも思わずうっとりして眠たくなってしまいます。
私の娘も0歳から2歳にかけて、この絵本をよく読んでいました。
娘が大きな声を出していたら、動物たちが眠りに入るシーンで「わんわん寝てるからシーだよ」と声かけして、娘が動物たちにやさしくトントンするのがお決まりでした。
寝ているシーンでうっかり普通の声で読んでしまった時は、娘から「シーだよ」とダメ出しがあります。
【木村 裕一】いいこでねんね できるかな
こちら絵本も、小鳥やネコが次々に眠っていくお話です。
色んな生き物の色んな眠り方に思わず笑みがこぼれます。
仕掛け絵本になっているので、言葉がよく分からない赤ちゃんでも楽しむことができます。
絵本に出てくる生き物たちがみんな気持ちよく眠りにつくので、「自分だけじゃないんだ」と子供の心を安心させてくれます。
2歳から3歳向けの絵本
【片山健】おやすみなさい コッコさん
イヤイヤ期がはじまる1歳6カ月以降の子供にお薦めしたい寝かしつけの絵本です。
夜になっても起きている「こっこさん」に、お月様がやさしく語りかける絵本です。
カエルや魚が眠ったことをお月様に教えてもらうのですが、こっこさんは誰が眠ろうとも「こっこはねむらないもん」と言って寝ようとしません。
こっこさんは優等生ではなく、ちょっと生意気な女の子なので、イヤイヤ期を迎えた小さな子供達は、こっこさんにきっと共感できるでしょう。
娘もこの絵本が大好きで、昼も夜も関係なく何度も読んでほしいと頼んできます。
そして「ねむらないもん」とこっこさんと一緒に口ずさんでいます。
【せな けいこ】ねないこだれだ
お化けに興味を持つようになった2・3歳の子供達におすすめの絵本です。
夜に眠らないで遊んでいると「おばけ」が現われて、おばけに変身させられてしまい、さらにおばけの国にも連れて行かれるという怖いお話です。
これを読んだ子供達は「おばけがでるぞー」とママやパパが一言いうだけで、怖くなってお布団に逃げ込みます。
子供にとっておばけは怖い存在なのですが、好奇心の方が勝って何度でも繰り返し読みたくなるようです。
この絵本に関しては娘は未読です。何しろ本当に怖がりな性格なので、おばけの絵本を読んだら、一人でねんねもトイレもできなくなってしまうでしょう。
しかし、なかなか寝ようとしない子供には即効性のある絵本としてとても評判です。
寝かしつけ用の絵本を読み聞かせるコツ
1.読みたい絵本を選ばせる
寝かしつけ用の絵本で寝かせたいからといって、親が勝手に読み聞かせる絵本を選んでしまうと逆効果になることもあります。
特に2~3歳の元気いっぱいの子供達は、「こうしたい!」「あーしたい」という意志を強く持ち始める年齢なので、無理に読み聞かせをしようとすると怒り出すことがあります。
そこで、「読んでほしい絵本を3冊持ってきて」と言って、好きに選ばせましょう。
大好きな絵本なら、集中して聞いてくれます。
子供が満足したら、親が読み聞かせたい寝かしつけ用の絵本を読んであげましょう。
2.電気を消す直前に読む
0歳も1歳も2歳も年齢問わず子供は遊ぶことが大好きです。
そのため寝る直前まで駆け回って遊んでいる子供もたくさんいることでしょう。
遊んだあとは、しばらく心が興奮状態にあるため、まずはお気に入りの絵本を読んで心を静めさせましょう。
そして、最後に寝かしつけ用の絵本を読んで、気持ちよく眠るイメージを想像させてから、電気を消すと穏やかな気持ちで眠りにつけます。
3.寝る準備を万全に
絵本の読み聞かせのコツではありませんが、絵本を読む前に、着替えやトイレ(オムツ交換)などを全て済ませておきます。
せっかく絵本で寝る気持ちになっていても、子供が好きではない着替えやトイレがあると「イヤイヤ」と興奮して目がさえてしまうかもしれません。
絵本を読んだらすぐに眠れるように事前に支度をしておきましょう。