目次
入園祝いで喜ばれる贈り物と相場について紹介します。
お祝いをする範囲や熨斗の書き方、具体的な贈り物など、わかりやすく解説します。
入園祝いは誰に、いくら贈るのか?
1.入園祝いを渡す範囲
入園祝いは、ごく身内のお祝いとなり、親しい身内だけがお祝いを贈ればよいとされています。
一般的には、入園する子供の祖父母、両親の兄弟となります。
祖父母の兄弟や両親のいとこであっても、近隣に住んでいて、日頃から親しくしている場合には、お祝いをあげてもよいでしょう。
2.入園祝いの相場
入園祝いの相場は次の通りです。
祖父母 : 10,000円
両親の兄弟(おじ・おば) : 5,000~10,000円
その他の親戚 : 5,000~10,000円
基本的にごく親しい間柄の場合にお祝いをするものなので、血縁の近い遠いは関係なく、大体5千円から1万円相当の現金や品物を贈ります。
3.「熨斗袋」・「熨斗紙」の書き方
現金や金券は熨斗袋を使って、品物は熨斗紙をかぶせて、渡すようにしましょう。
「水引」は紅白の蝶結びを使います。
表書きは、上段に「御入園祝」、下段に贈り主である自分の名前を書きます。
4.入園祝いをあげる必要はない?
親族のなかで贈る相手の範囲や金額の取り決めがあれば、これを優先しましょう。
まずは祖父母に聞いて、こうしたルールがないか確認しましょう。
では、特に決まりがない場合にはどうすればよいのでしょうか?
基本として入園祝は「親しい間柄」でお祝いするものなので、単に血縁だからと言って儀礼的にお祝いをする必要はありません。
両親の兄弟であっても、日頃からそれほど親しくしていないのであれば、お祝いをしなくても失礼にはあたりません。
特に自分の子どもが入園した時にお祝いを頂いていないのであれば、無理に贈ることは控えましょう。
お互いに気を遣わせないことが暗黙のルールになっている可能性があります。
反対に日頃から親しくしていて、入園する甥・姪のことをかわいがっているのであれば、気持ちとして相場の入園祝いを贈りましょう。
入園祝いに何を贈る?
1.現金+学用品
入園祝いは、あくまで子供に対して贈るものです。
3歳の子供に現金を渡しても、本人にとってはそれほど「ありがたみ」がありません。
ただ、現金であれば、入園準備で必要な制服や学用品、日用品を買うことができるので、両親には一番、喜ばれます。
現金だけだと、子供が「いただいた」という実感が持ちづらいので、「くれよん」や「ねんど」など、ちょっとした学用品も一緒に添えるとよいでしょう。
2.金券
「図書カード」や「こども商品券」などの金券を贈ることも一般的です。
現金だと結局、親のお財布に入って終わってしまうこともありますが、これらの金券であれば間違いなく子供が親と一緒に好きなものを買うことになります。
絵本やおもちゃなど、子供が自分で選んで買うことができるので、とても喜ばれます。
3.学用品
小さな子供が、色々なことを学ぶために幼稚園に入園するのですから、こうした「学び」をサポートする学用品を贈ることも喜ばれます。
幼稚園の場合、園指定の学用品があるので、もし、学用品を贈るのであれば、かならず両親に聞いて、指定のものをプレゼントしましょう。
幼稚園で使う具体的な学用品は次の通りです。
お絵かきや工作の商品は、1点1点が安価であるため、一式そろえて贈ってあげるといいでしょう。
子供の名前を入れて贈るとさらに喜ばれます。
こうしたものを揃えるのは意外と手間がかかるので、両親も大助かりです。
4.日用品
指定がある学用品は贈りづらいということであれば、指定がゆるやかな日用品を贈ることも考えられます。
幼稚園に入ったら使うものを贈ってみてはどうでしょうか?
靴
子供の足はすぐに大きくなって、買い替えが必要になります。
しかも、アディダスやアシックスなど運動性に優れたブランド靴は、5000円近くもして意外と高いのです。
そのため、入園祝いとしては最適です。
ぴったりとサイズが合うように、実際に試着してから購入した方がベターです。
それができない場合は、少し大きめのものを買って、合うようになったら履いてもらうようにしましょう。
レインコート・ブーツ
雨の日でも登園しないといけなくなりますが、大好きなキャラクターの絵が付いたレインコートと長靴があれば、喜んで幼稚園に行くことができそうです。
お弁当箱・食器・水筒
幼稚園には、お弁当と飲み物を持っていく必要があります。
お揃いのかわいいお弁当箱、おはし、スプーン、フォーク、水筒を一式にして入園祝として贈るとよいでしょう。