教えて!「こども園」~幼保連携型、幼稚園型、保育園型の違いとは?~

こども園には4つの形態があります。その違いについて分かりやすく説明します。

「認定こども園」に子供を入園させる際の参考にしてください。

「認定こども園」にある4タイプとは?


保育園や幼稚園と違って、「認定こども園」がいまいち分かりにくいのは、4つの形態があることに起因しています。

4つの形態とは、「幼保連携型」、「幼稚園型」、「保育園型」、「地域裁量型」のことです。

平成2018年4月時点で、「認定こども園」は全国に6000以上あるのですが、「幼保連携型」が最多で約4400か所あり、次いで「幼稚園型」が約1000か所、「保育園型」が約700か所となっており、「地域裁量型」については約60か所とほとんど存在しません。(内閣府「都道府県の認定こども園の数の推移」より)

そこで以下では、幼保連携型、幼稚園型、保育園型の3つに絞ってそれぞれの違いを説明します。

こども園のおける幼保連携型、幼稚園型、保育園型の違い

こども園の形態による主な違いとしては「先生の資格」「開園時間」「給食」「運営者」の4つがあります。

なお、以下は原則的な説明となっており、地域やこども園によっては当てはまらないことがあることをご了承ください。

1.先生の資格が違う

3歳未満の子供の保育ではどの形態のこども園であっても保育士の資格が必要です。

しかし、3歳以上について次のようになっています。

幼保連携型幼稚園教諭と保育士を併有
幼稚園型どちらか一方でも可
保育園型どちらか一方でも可

「こども園」の名前でよく「幼保連携型〇〇こども園」と表記していますが、これは両方の資格を持った先生がいることをアピールする意図が見えます。

もちろん、あえて「幼保連携型」と表記していなくても幼保連携型で認定を受けているこども園は多数あります。

2.開園時間が違う

こども園の形態によって開園時間が異なることがあります。

開園時間土曜日
幼保連携型11時間原則開園
幼稚園型地域・園による地域・園による
保育園型11時間原則開園

開園時間が11時間ということは例えば朝7時から18時までは開園していることになりますが、幼稚園型のこども園ではこれよりも短いことがあります。

また、土曜日に開園しない幼稚園型こども園もあるのです。

3.給食が違う

給食はどの形態であっても、原則として給食を提供しなければなりません。また、3歳未満児には園内の調理室で作った給食を、3歳以上については園内で作った給食または外部搬入の給食を提供することとしてます。(内閣府「幼保連携型認定こども園とそれ以外の認定こども園について」より)

給食の提供方法の違いは、「形態」によって異なると言うよりは、もともと幼稚園だったかのか保育園だったかによる違いが大きいと言えるでしょう。

保育園から「幼保連携型」や「保育園型」に移行したこども園は、調理室が整備されていているので園内で作った給食が提供できます。

しかし、幼稚園から「幼保連携型」や「幼稚園型」に移行したこども園については、主に3歳以上児を受けれている園の場合、調理室を整備せずに給食を外部搬入をしたり、保護者の同意があれば弁当持参も可としている場合もあります。

特に「幼稚園型」については、自治体の裁量が大きく、地域におけるこども園の実情に合わせて、給食を提供しないことを認めることも可能です。また、3歳未満の子供が少ない場合には調理室を設ける必要もありません。

4.運営者が違う

こども園は形態によって運営者に違いがあります。

幼保連携型社会福祉法人または学校法人
幼稚園型学校法人
保育園型社会福祉法人

社会福祉法人は介護や保育などの福祉施設を設置して生活援助を行う組織で、もともとは保育所を運営している法人となります。

対して学校法人は、学校を設置して人材教育を行う組織で、もともとは幼稚園を運営している法人となります。

つまり、社会福祉法人は保育を得意とし、学校法人は幼児教育を得意としているのですから、その名称通り「保育園型は保育が得意」、「幼稚園型は幼児教育が得意」だとイメージすることができます。

では、幼保連携型はどうでしょうか?

全国約4400か所の幼保連携型こども園のうち、2400か所が社会福祉法人、1360か所が学校法人となっています。(内閣府「認定こども園に関する状況について」より)

どちらもかなりの数でありますので、幼保連携型こども園は一概にどちらが得意とは言えません。

むしろ、これまで説明してきたように幼保連携型は、他の2つの形態よりも認定要件が厳しいため、保育は保育園並みに、幼児教育は幼稚園並みに高い質が求められていると言えます。

結局のところ認定こども園はそれぞれに特色がありますがから、入園を希望する保護者は園ごとに保育内容・教育内容をよく確認して、希望に合った園であるかどうか判断する必要があるのです。

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