子育て中の忙しいママ・パパのために育児の「時短ワザ」をご紹介します。
今回は、3歳と0歳の子供を育てている「あるこさん」が実践しているをフード付きバスタオル(バスポンチョ)使った時短ワザをレポートしてもらいました。
お風呂あがりはフード付きバスタオルで10分の時短
1.時短ワザを始めたきっかけ
子供とのお風呂は楽しい時間です。お風呂の中でしかできない遊びを一緒に楽しむことができます。
しかし、お風呂から上がるとやることがたくさんあり、ゆったり流れていた癒しの時間が突如一刻を争う闘いの時間に変わってしまいます。
子供を拭く、自分を拭く、保湿剤を塗る、服を着せる、風呂の片付けをする。
これを一人で二人分やるとなると、そこには余裕も癒しもなくなります。
じっとしていられないいたずら盛りの3歳児、床に寝かされて泣きわめく0歳児。
上の子はお着替えも保湿剤を塗ることも本当は自分でできるのに、濡れたまま脱走したり、保湿剤を渡そうものなら壁に塗りつける始末。
下の子も風呂に入ったばかりなのに泣きすぎて汗だくに。
子供をなだめながら、私も含めて全員の支度が終わるまでにいつも20分はかかっていました。
そこで、二人とも静かに落ち着いて手早く風呂上がり対応する方法はないのかしらと考えていました。
そんな時、乳児検診に行った際に保健師さんから「子供は頭を包まれると落ち着く」という話を聞きました。
臨月の頃の胎児は、子宮の中で頭がつっかえた状態で過ごしているからだそうです。
それを聞いて、少なくとも下の子は落ち着くかもしれないと、フードつきバスタオルを使用してみることにしたのです。
2.時短ワザの効果は?
まずは効果のありそうな下の子から試してみました。
ちょうど出産のお祝いにいただいた正方形のおくるみバスタオルがあったので、お風呂上がりにその上に寝かせ、フードを被せて両サイドから包むと、不思議と落ち着いてじっとしているではないですか!
おかげで、いつも脱走する上の子の着替えを先にすることができました。
続いて、下の子を拭こうとタオルを開くと、既にほとんど乾いているのです。
これは想定外の嬉しい効果でした。
フードをとると、なんと髪の毛も乾いています。
そして何より、本人が終始ご機嫌!
全てがスムーズに進み、上の子を追いかけ回さずにすんだ分、早くお風呂タイムが終わりました。
すると、フードを被って大人しくしている下の子を見た上の子が、「私もこれが欲しい!」と言い出しました。
フード部分がアヒルの顔になので、かわいかったのでしょう。
そこで上の子には色違いでペンギンのタオルを購入してみました。
タオルが届くと、上の子は早速広げてフードを被って見せてくれました。
そして「今日は自分でペンギンさんになるから、赤ちゃんを先に拭いてあげていいよ」と言うのです。
実際に上の子はお風呂から出ると、自分でフードつきバスタオルを被って満足しています。
そこで、「もうちょっとちゃんとペンギンになろう!」と両サイドのタオルを体に巻き付けて待っていてもらうことにしました。
その間に下の子をフード付きバスタオルで包んで抑えるだけでほぼ乾いたので、すぐ全身に保湿剤を塗って、オムツを履かせることができました。
あっという間に一人目の着替えが完了しました。
そして上の子も足の間や首の周りなどタオルが触れていなかった部分以外は水分が取れていました。
こちらもすぐに保湿剤を全身に塗ることができ、さらにフードを外してみると髪の毛も半分くらい乾いていました。
そこで、フードごとワシャワシャッと髪の毛を拭くと簡単に乾かすことができました。
結果、いつもの半分の時間で風呂上がりの任務が完了したのでした。
3.その後どうなった?
フードつきバスタオルのパワーを実感しはじめて4ヶ月。
上の子はすっかり「風呂上がりは可愛いペンギンになる」のが気に入って、自分でタオルを被って待っていてくれるようになりました。
下の子も自分で動くようになり、その分体がタオルに触れる部分が増えてより乾きが早くなっています。
姉妹そろってペンギンになっている姿はなんだか微笑ましく、風呂上がり後も「癒しの時間の延長」となってきました。
上の子はタオルの使い方も分かってきたようで、夫と二人でお風呂に入るときもちゃんと自分でバスタオルを被りながら体を拭いているようです。
唯一困ったことは、上の子がタオルを気に入りすぎて、そのタオルしか使ってくれなくなってしまったこと。
そろそろ洗い替え用にもう1セット購入する必要がありそうです。
フードつきバスタオルは、時間の余裕だけでなく、親に気持ちの余裕ができ、子供たちにも楽しみをもたらしてくれました。