子育て中の忙しいママ・パパのために育児の「時短ワザ」をご紹介します。
今回は、生後4か月と4歳の姉妹を育てている「二児のママ」さんから、夕食をお鍋料理にする時短ワザについて教えてもらいました。
野菜たっぷりの水炊きで20分の時短
1.シメのうどんも最初に入れる
―どんな時短ワザか教えてください。
秋冬限定ですが、夕食をほぼ毎日お鍋にする事です。
我が家では水炊きにして、ポン酢やゴマダレで食べています。
具材は人参、玉ねぎ、白菜、大根をほぼ毎回入れています。
あとは、冷蔵庫の中にあるもので、例えば、ほうれん草や小松菜等の葉物野菜や、豆腐等を入れています。
ポイントは「うどん」も、最初から入れておくことです。
鍋がグツグツ煮えたら、あとは取り分けて細かく切るだけで大人も子供も同じものをたべられます。
離乳食後期になると、ある程度の食材が食べられるようになるため、お鍋にして親と一緒のものを食べることができます。
ただし、具材をすべてクタクタに煮てしまうので、柔らかめが好きな家庭には良いかもしれませんが、固めの具材が好きな家庭では物足りないかもしれません。
2.今年もお鍋三昧!
―何がきっかけで始めたのですか?
長女の離乳食完了期がちょうど秋冬の季節だったので始めました。
長女は食べムラが多くて、食べたり食べなかったりで食材が余ってしまい勿体なかったのと、大人用と子供用と別々に作るのが面倒で、どっちも一度に作れる方法は無いかと模索していた時に思いつきました。
お鍋にすれば、食べる分だけを取り分ける事ができるし、クタクタに炊いておけばお箸で簡単に小さくする事もできます。
生後4か月の次女も離乳食後期になる頃は秋冬の季節ですので、今年もお鍋三昧の予定です。
3.簡単なのに栄養満点なのが嬉しい
―どんな効果がありましたか?
お鍋は野菜などを刻むだけなのでとても準備が楽になりました。
主菜、副菜などの献立をいちいち考えて用意しなくても、野菜とタンパク質と炭水化物が一度に取れます。
普段、料理を作るのに40分くらいかかっていましたが、お鍋の時だけは20分もあれば完成できます。
また、娘もなかなか思った通りに食べてくれませんでしたが、「大人と同じものが食べられる」という事が響いたようで、自分の分を残して大人の分を欲しがることも無くなりましたし、とても楽になりました。
編集部MEMO
今回は、寒い時期は毎日お鍋という「二児のママ」さんの時短ワザを紹介しました。
編集スタッフの中では、「お鍋は準備は簡単だけど食べさせるのに時間がかかる」ということもあり、好まない家庭もありました。
と言うのは、お鍋の楽しみと言えば、シメの「うどん」や「雑炊」ですが、お鍋の具材がある程度なくなるまで食べきってから、「うどん」や「雑炊」を作って食べさせるという2段階があるため、どうしても時間がかかってしまっていたからです。
しかし、食べるのに時間がかかるという問題点も「二児のママ」さんのように最初から「うどん」を入れてしまうという方法ならある程度解消することができますね。
ただし、最初からご飯を入れてしまうと汁を吸ってしまうので、あくまで「うどん派」か「白メシ派」の家庭で使える時短ワザだと思います。
また、毎日お鍋の場合は味に飽きてしまうことも考えられるので、「だし汁」や「つけ汁」のバリエーションを増やして楽しめる工夫もできるとよいでしょう。