子育て中の忙しいママ・パパのために育児の「時短ワザ」をご紹介します。
今回は、2歳の女の子と1歳の男の子を育てている「おってぃ」さんから、泣いている赤ちゃんに素早くミルクを提供できる時短ワザについて教えてもらいました。
魔法瓶のお湯を使えばミルクづくりで5分の時短
1.お湯と湯冷ましを用意しておく
―どんな時短ワザか教えてください。
調乳する時に、あらかじめお湯と湯冷ましを準備しておく時短ワザです。
湯冷ましをペットボトルなどに、沸かしたお湯は魔法瓶など保温効果のあるボトルに入れて保管しておきます。
特に湯冷ましは切らさないように、お茶やミルクづくりで余ったお湯があればペットボトルなどでストックしておくようにします。
調乳の時間になったら、ボトルに入っている70度くらいまで冷めたお湯を1/2ほどまで入れて粉ミルクを溶かし、残りを湯冷ましで足して完成です。
飲ませるときには、ミルクを手の甲などに出して、温度は必ずチェックします。
寝る前にお湯をストックしておくと、保温ボトルの性能によっては朝にはぬるくなってしまうこともあるので注意が必要です。
また、ボトルの衛生面などが気になってしまう方にとっては不向きかもしれません。
粉ミルクは必ず70度以上のお湯で調乳する必要があります。使用している粉ミルクのパッケージに記載された方法とは異なる方法で調乳する場合には、安全が保障されているわけではないため、あくまで自己責任で行ってください。
2.夜中の授乳がつらくて・・・
―何がきっかけで始めたのですか?
母乳の場合は子どもが泣いたらすぐにあげることができますが、ミルクだとそうはいかないので、特に夜中の調乳が大変でした。
ミルクを作る時間を大幅に短縮できる方法はないかと考えた結果、この時短ワザを思いついて実践するようになりました。
3.上の子も泣き声で起こされない
―どんな効果がありましたか?
通常はお湯を沸かし、ミルクを作り、流水で40度くらいまで冷まさないといけないので5分から10分近くかかってしまいますが、あらかじめお湯と湯冷ましがあれば1分ほどで調乳できます。
夜中に泣かせっぱなしでミルクを作ることがなくなり、上の子を起こしてしまうことも減りました。
編集部MEMO
今回は、「熱いお湯」と「冷ましたお湯」の2つを使って素早く粉ミルクの調乳をする方法をご紹介しました。
第1子の時は説明書き通りに時間をかけて調乳していても、第2子以降は赤ちゃんも上の子も待ってくれないので独自の調乳方法でミルクを作っていたというご家庭も多いでしょう。
「おってぃ」さんが実践している調乳方法は、事前の準備が必要ですが、赤ちゃんが泣いたらボトルとペットボトルに手を伸ばしてさっと作るだけなので、最速で授乳ができる時短ワザのひとつと言えるでしょう。
cawaiku編集部にも、別の時短ワザで素早く作る方法を実践してるスタッフがいました。
それは、スプーンで粉ミルクを哺乳瓶に入れている間にケトルで100cc程だけ沸かした熱湯を必要量の1/3くらいまで入れてよく溶かし、残りは水道の蛇口から直接水を入れるという方法です。
少量のお湯なら30秒くらいで沸くため、スプーンで計量している間に熱湯ができて、待ち時間なくあっという間に作れます。
なお、この方法は沸かしたての熱湯を入れて哺乳瓶をふる作業があるため、哺乳瓶キャップをしっかり付けておかないと、乳首から熱湯が噴き出すなどの危険が伴います。
「おってぃ」さんの方法よりも少し時間はかかりますが事前準備は必要ありません。
結局のところ粉ミルクの調乳は「お湯を沸かす」ことと「ミルクを冷ます」ことに時間がかかりますので、この2つをいかに短くするかがポイントになります。