子育て中の忙しいママ・パパのために育児の「時短ワザ」をご紹介します。
今回は、1歳7か月の女の子を育てている「ひのっちゃ」さんに朝食準備の時短ワザについて教えてもらいました。
朝食作りは毎日同じメニューにして20分の時短
1.どんな方法ですか?
朝の忙しい時に料理で悩むことがないように、朝食のメニューを毎日同じにするという方法です。
実際の我が家の朝食メニューは、「パン」「人参しりしり」「みそ汁」で固定されています。
ただし「みそ汁」の具材については、時期によって冷蔵庫に入っている野菜もかわりますし、栄養バランスも考慮して、毎日同じではありません。
ポイントとしては、主食を「お米」ではなく「パン」にしてる点です。
小さい子供は食事をするとどうしても散らかしてしまいがちですが、娘の場合にはお米よりもパンのほうが散らかさずに食べてくれるので、食後の掃除が楽になります。
2.どうして始めたのですか?
娘が1歳2か月の時に保育園に通う事になったことがきっかけです。
私の育休も終わったので朝は仕事に行く準備をしなければなりませんし、さらに家族の朝ごはん準備も必要です。
朝はやる事が多い上に、娘もご飯を食べているとスプーンで米粒を飛ばして遊ぶため、思うように食べてくれず時間だけが過ぎていつも時間ギリギリで出勤をしていました。
毎朝、余裕がなくて、イライラしてしまう事が多かったため、思い切って朝食のメニューを固定しました。
3.どんな効果がありましたか?
朝食のメニューを固定にした事で、メニューを考える時間を省くことができました。
さらに「お米」から「パン」に変更したことで、娘が遊び食べすることもなくなり、綺麗に食べてくれるようになりました。
毎朝一緒のメニューになりましたが、娘はパンが大好きなため嫌がっている様子はありません。
みそ汁だけは栄養面を考えて具材を毎朝変えている為かご機嫌でよく食べてくれています。
メニューを同じにすると、それまでよりも20分ぐらいの時短になり、毎朝、コーヒーをゆっくり飲める時間ができました。
本来、私の場合、朝食はご飯が良いのですが、娘と違うものを食べていると、親の食べ物を欲しがってしまうため、娘に合わせて自分もパン食になってしまったのが残念な部分です。
編集部MEMO
今回は「朝食メニューを固定する」という時短ワザをご紹介しました。
考えてみると、毎朝異なるメニューを考えて料理するよりも、同じメニューにするほうが短い時間で準備できるのは当然ですよね。
実はメニューを毎日同じする効果は、単に忙しい朝の時短になるだけではなく、夫婦の協力にもプラスの影響を及ぼします。
同じメニューだと、作り方も同じになるため、料理の得意・不得意に関わらず、何度か練習すればママもパパも同じように再現することができるからです。
例えば家事・育児の負担がママばかり重い場合には「毎朝、同じでいいからパパが朝食作ってよ」と分担させることも容易になりますし、ママとパパの両方が朝食を作れれば、どっちかが体調の悪い時などに代わってあげることもできるようになります。
「私は熱が38℃あるけど、子どもはお腹を空かせている。パパは料理苦手だし。私が頑張るしかないのか・・・」ということが少なくとも朝食ではなくなります。
同じメニューだと「食事の楽しみがなくなる」と思う人もいるかもしれませんので、「ひのっちゃ」さんのように、汁物だけは具材や味を変えたり、もしくはメニューを2つ用意して毎朝交互に作るなどして、飽きのこない工夫をしても良いでしょう。