子育て中の忙しいママ・パパのために育児の「時短ワザ」をご紹介します。
今回は、1歳、3歳、5歳の子どもを育てている「れんママ」さんから、食事前の準備に関する時短ワザについて教えてもらいました。
子ども全員の食器類をワンセットにしておけば1分の時短
1.100均のケースひとつにまとめて入れる
―どんな時短ワザか教えてください。
食卓に3人分のお箸、フォーク、スプーン、ハサミをケースの中に入れて置いておき、食事の際には使うものを自分で選んで食べてもらうようにしています。
食後に食器を洗い終わったら、そのケースに入れて食卓に置いておきます。
ケースは100均一購入したものです。
2.子供の「決めごと」に合わせてみる
―何がきっかけで始めたのですか?
長男が一歳半になった時から始めたので、かれこれ4年ほど続けています。
子供達の中では、この料理はフォークで食べる、この料理はお箸がいい、など自分なりに決めているため、お箸だけ、スプーンだけ置いていても「フォークがほしい」と言われて、キッチンに取りに戻らなければならないことが多々ありました。
それなら、子供の使う箸類は全て出したままにしておこうと思ったのが始まりです。
3.成長を感じられる
―どんな効果がありましたか?
何度もキッチンへお箸やフォークを取りに行く手間が省けたので、食事1回あたり1分は時短になっていると思います。
また、2番目の長女が生まれた時は、ダイニングテーブルに取り付けるタイプの椅子を使用していたため、食卓から離れる場合は転落の恐れがあるため抱っこして一緒にキッチンに行く必要があったのですが、その回数も減らすことができました。
子ども達も、好きな食器で食べることができるのでストレスなく食事に進むことができるようです。
今まではスプーンで食べていたものを「お箸で挑戦してみよう!」と思って自らお箸に手を伸ばし頑張っている姿が見られます。
この時短ワザには欠点もあって、好奇心旺盛な長女は全てのスプーンで食べてみたり、両手にスプーンを持って食べてみたりすることがあるので、洗い物が増えてしまう時もあります。
編集部MEMO
今回は、子供の使う食器をまとめて用意しておくという時短ワザをご紹介しました。
思わず「ここは注文の多い料理店か!」と言いたくなるほど、子供との食事はあわただしいですよね。
4歳を過ぎるとある程度は自分で何でもできるようになるため、足りない食器を取りに行ったり、おかわりでご飯をよそったりすることも、子供自身でやってくれます。
それまでは、今回、ご紹介した時短ワザで、食事中の子供からの注文を減らしてみてはいかがでしょうか?
以前に離乳食で食事の介助をする際に必要な食器類をまとめて食卓にセットしておくという時短ワザも紹介しました。
今回の時短ワザは、その続きとも言えます。
時短効果も嬉しいですが、子供に食器の選択肢を与えることで「お箸に挑戦しよう!」といった意欲を引き出せるのがそれ以上に素晴らしいですよね。
子供が1人であっても2~5歳くらいの年齢でやってみる価値はありそうです。