【育児の時短ワザ】ご褒美作戦でやれる事は子供自身にやってもらう

子育て中の忙しいママ・パパのために育児の「時短ワザ」をご紹介します。

今回は、4歳の男の子を育てている「まるこ」さんから、お菓子のご褒美を使った時短ワザについて教えてもらいました。

ご褒美作戦で自分でできることは自分でやってもらう

年齢に合わせて一人でやって欲しいことができたらご褒美としてお菓子(キシリトール100%配合ガム)を上げるようにしています。

例えば、おもちゃのお片付けをする、DVDや絵本を元に戻す、着替えをする、お風呂上りにバスタオルで拭く、トイレでおしっこをするなど、教えたことができたら、大好きなガムを1粒をご褒美としてあげるという方法です。

子供が「できたよ」と言ってきたら、親がチェックをして、本当にできていたらガムをあげます。

だいたい1日に3個から5個ほどです。

ご褒美の効果は絶大で、子供はどんどん自分でやってくれるようになり、かなりのことが自分でできるようになっていると思います。

親としては楽になるので嬉しいですが、子供本人も今までできなかった事ができるようになるのが嬉しいようです。

【補足】
「まるこ」さんは「一口チョコ」をご褒美にしているそうですが、虫歯や肥満などの懸念があるため編集部の判断でキシリトールガムに変更しました。なお、ガムは個人差はありますが3~4歳頃から噛んで出せるようになります。また、食べ物ではなく「シール」などでも代用できます。

ご褒美作戦の注意点

cawaiku編集部から今回の時短ワザにおける注意点を説明します。

1.物をあげるよりも「褒める」「励ます」が大原則

基本的に「何かをしたら、何かをあげる」というご褒美を提示して子供に行動を促すことは決して良い方法ではありません。

そもそも身の回りのことはご褒美がなくても自分自身でやる必要があるからです。

「ご褒美があるからする」ではなく「当然のこととしてやる」という状態でなければ自立しているとは言えませんし、さらには「ご褒美がなければやらない」という行動様式が身についてしまう可能性も否定できないからです。

子供自身にやってほしいことは、「自分でやろうね、頑張ってね」と粘り強く励まして促す必要があります。

そして、実際にできたらお菓子をあげるのではなく、「よくやったね」と言葉で褒めたり、上手くできなくても、やろうとしたことに対して「頑張ったね」と子供なりの努力を認めてあげることが大切です。

また、幼児であれば「お片付け競争」など遊びの延長で身の回りのことを促す方法もあります。

もちろん、このように声をかければ、すぐに自分でやってくれるようになるわけではありません。

それどころか、親に言われなくても身の回りのことは自分でするという状態になるためには、子供の成長を気長に待つ必要があります。

3歳頃から色々なことができるようになりますが、親に言われなくてもできるようになるのは、現実には中学生になる頃までかかるでしょう。

2.体調が悪い時などに活用してみる

とは言え、子供にご褒美をあげるという促し方は即効性があることは間違いありません。

そして、毎日の育児の中で「励ます」「褒める」ことを粘り強く続けることがいかに大変なことかもよく理解できます。

特に親自身が風邪などで体調を崩したり、様々な出来事が起きて気持ちが激しく落ち込むこともありますので、そんな時はいつもと同じように子供に関わることは辛いことだと思います。

そんな時は、まず「今日は頭が痛いから、ママに言われなくても、自分でやってね」と伝えます。

そうは言っても4歳くらいの小さな子供であれば、なかなか自分でやってくれないので、「ママは、調子が悪くて手伝えないから、今日だけは『特別に』これをあげるから、どんどん自分でやろうね」と今回紹介したご褒美作戦を最後の手段として使うのもやむを得ないのではないかと思います。

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