「きむらゆういち」の絵本~読み聞かせにおすすめの5冊~

きむらゆういちさんが手掛けた絵本の中で、子供に読み聞かせをしたい選りすぐりの作品を紹介します。

「きむらゆういち」はどんな人?

【プロフィール】
1948年東京生まれ多摩美術大学卒業。「あらしのよるに」(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版児童賞、JR賞を受賞。「オオカミのおうさま」(偕成社)で日本絵本賞を受賞。

きむらゆういちさんは、絵本作家だけではなく、童話、漫画、小説、戯曲などの作品を幅広く手掛けているアーティストです。

著作作品の数は650冊以上を超えており、海外で翻訳されている作品も数多くあります。
代表作の「あらしのよるに」は、アニメ映画化、舞台化、歌舞伎化されて話題をよびました。

7巻のシリーズもので累計発行部数が300万部を超えるベストセラー作品となりました。

「きむらゆういち」のおすすめ絵本

1.【偕成社】ごあいさつあそび


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【年齢】0歳から2歳
【あらすじ】ことり、いぬ、ねこ、かいじゅうが「こんにちは」のあいさつをする、しかけ絵本。

赤ちゃんしかけ絵本の代表作品といえる絵本シリーズの1冊。

見開きが縦になっているため、「こんにちは」のあいさつをする動物の顔が丸々1ページとられています。

しかけ部分をめくると、頭を下げて動物が「こんにちは」。

「いないいないばあ」遊びが大好きになる8か月ごろから読み聞かせをすると、動物の顔をめくるたびに喜ぶようになるでしょう。

また、1歳以降からは、絵のまねしてぺこっとおじぎをする赤ちゃんもいます。

いろいろな物に手を出す1歳半ぐらいからは、仕掛け部分を自分でめくって楽しみます。

同じ登場人物が出てくる、しかけ絵本シリーズが全部で18冊発売されています。
1冊だけではなく、何冊かコレクションしたくなる絵本シリーズです。

2. 【小学館】おいしいな!


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【年齢】0~2歳
【絵】せべ まさゆき
【あらすじ】くまさんが持ってきたお弁当の中身をうさぎさんやねこさんが食べます。

赤ちゃんが大好きな仕掛け本です。

絵は、せべまさゆきさんが描いたもので、かわいいくまさんが特徴です。

スライド式になっていて、くまさんが持ってきたお弁当のスライドを下に引くと中身が見えます。

離乳食が始まり食べ物に少しずつ興味が出てくる6か月ぐらいからこの絵本はおすすめ。

1歳半ぐらいになると自分で試してみたいので、スライドを指でひっぱります。

お口がもぐもぐと動くのがおもしろいようで、何度もスライドを上下に動かして遊びます。

食べ物に興味が出てきた赤ちゃんから2歳児にオススメの一冊です。

3.【偕成社】もうちょっと もうちょっと


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【絵】高畠 純
【年齢】2歳~6歳
【あらすじ】穴に入ったりんごをぶたが取ろうとしますが、なかなか取れません。さるやきつねも手伝ってくれますが、やっぱり同じことに。

絵は高畠純さんが担当しています。

同じコンビで「どうする どうする あなのなか」という絵本も出版していますが、「もうちょっと もうちょっと」の方が、内容が分かりやすいため、小さなお子さんでも集中して聞いてくれます。

様々な動物たちが穴の中のりんごを取ろうとするたびにどんどん奥に入ってしまうため、聞いている子どもは「これじゃあ、取れないよ」心配になってしまうかもしれません。

でも、大丈夫。最後はハッピーエンドなので、心配していた子どももにっこり顔になります。

動物の体の特徴がよく分かるようになった3歳ごろからの読み聞かせにおすすめです。
こうするとこうなるという因果関係が少し分かるようになる4歳以上のお子さんと読むと会話がはずむ一冊です。

4.【ポプラ社】いのししくんおばけへいきだもん


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【絵】ふくざわゆみこ
【年齢】3歳から7歳
【あらすじ】本当はおばけが怖い、いのししくんは、みんなの前では怖くないと意地を張ります。

十二支の動物を子どもの性格にたとえた「12支キッズのしかけえほん」シリーズ作の1つです。

いのししくんは、ちょっと臆病なのですが、強がってしまう性格。

絵がかわいくて、仕掛け絵本になっているため、小さなお子さんでも興味を持って遊びながら一緒に読めます。

おばけ退治をまかせられる、いのししくんですが、本当は怖がっていることが絵の様子で分かります。

おばけが怖いくせに強がる子どもは、絵本のいのししくんに共感するようです。

そういえば、強がっている子どもほど、怖がりだったりしますね。

2019年の干支は、いのしし。

しかけページをめくり、家族みんなでお正月に読むのにぴったりな絵本シリーズです。

5.【偕成社】みんなみんなみーつけた


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【年齢】2歳から6歳
【絵】黒井健
【あらすじ】森の中でかくれんぼしている動物達をライオンさんが見つけます。

絵は、「ごんぎつね」や「手ぶくろを買いに」で有名な黒井健さんが担当しています。

子どもの大好きな遊びである「かくれんぼ」をテーマにした楽しい仕掛け絵本です。

切り込みページを開けると隠れている動物が出てくるしかけになっています。

子どもはどこに何の動物が隠れているのか知りたくてウズウズして、大人が文章を読んでいる途中でもページをめくろうとするでしょう。

ページをめくって動物を見つける前に、「動物がどこ隠れていると思う?」とクイズのように指をさしてもらうとより楽しめるでしょう。

小さいお子さんの読み書かせでは切り込み部分が破れてしまう可能性があるので要注意です。

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