2歳の子供と「ぶどう狩り」に行ったら、こうなった【体験記】

子供を連れて「ぶどう狩り」に行くときの注意点を実体験に基づいて紹介します。

また、実際にぶどうが大好きな2歳児の娘を連れて、食べ放題のぶどう狩りに行きましたので、その体験レポートも紹介します。

子供とぶどう狩りに行く時の注意点

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味覚の秋、到来!

実体験してわかった「ぶどう狩り」に行く際の注意点をまとめます。

1.最大の敵は「蚊」である

秋のぶどう狩りにおいて最も注意しなくてはいけないのは「蚊」です。

イチゴ狩りは蚊がいない冬から春にかけてのレジャーですが、ぶどう狩りは蚊が発生している夏から秋かけてのレジャーです。

イチゴのようなハウス栽培ではないため、ぶどうの甘い香りに誘われて、大量の蚊が現われて、手や足はもちろん顔もすべて刺されます。

後半に書いた「体験記」では、蚊対策をしなかったがために苦闘した様子を記しています。

2.子供連れ家族の持ち物リスト

蚊の対策を含めた子供を連れて「ぶどう狩り」に行く時の持ち物リストはこちらです。

  • 長袖、長ズボンの服
  • 虫よけスプレー(または蚊取線香)
  • 雨カッパ
  • 大きめのレジャーシート
  • 子供用の皿
  • ウェットティッシュ
  • リュックサック
  • なぜ、これらが必要なのか説明しましょう。

    服装は長そで、長ズボンか?虫よけスプレーは持ったか?

    説明したように、とにかく、蚊が最大の敵です。

    蚊が気になっては、おいしい葡萄もおいしくいただけません。

    肌の露出を避けて、虫よけスプレーを全身にかけ、さらに蚊取線香も体にぶら下げると安心です。

    雨カッパはもったか?

    イチゴ狩りと違ってビニールハウスではありません。

    雨が降る可能性がある日は、必ず雨合羽をもっていきましょう。

    大きめのレジャーシートは持ったか?

    地面には、ブドウの身がたくさん転がっていて、そのまま座れません。

    ブドウの枝は低く、直立することもできません。

    なので、ぶどうを食べるためにはレジャーシートが必要です。

    子供用の皿は持ったか?

    ブドウは皮をむいたり、種を出さないといけないので、大人の手に唾液がつきます。

    虫歯予防をしている人は、子供のぶどうと大人のぶどうを分けるために、紙皿を持っていきましょう。

    ウェットティッシュは持ったか?

    品種によっては皮をむいて食べる必要があるため、手の汚れっぷりは、イチゴの比ではありません。

    荷物はリュックサックに入れているか?

    腰をかがめて歩かないといけないので、手提げタイプのバックは全く向いていません。

    2歳の子供を連れて「ぶどう狩り」を体験 in 千葉県の深山園

    ここからは、2歳の子供を連れて体験したぶどう狩りのレポートとなります。

    1.鎌ヶ谷市の深山園でぶどう狩り

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    出典:深山園ホームページ

    千葉県の秋の味覚と言えば、「ふなっしー」でもお馴染み「梨」が名産です。

    梨の生産が盛んな船橋市、鎌ヶ谷市の梨農園には、ぶどうを生産している農園が一部あります。

    特に、「津田沼~松戸」間を走る新京成線の「くぬぎ山駅」、「新鎌ヶ谷駅」、「鎌ヶ谷大仏駅」には、駅から徒歩圏内に、梨狩りやぶどう狩りができる農園が点在しています。

    首都圏に住む人にとって、ぶどう狩りと言えば、山梨県の甲府です。

    しかし、千葉県の鎌ヶ谷市なら新宿から電車でわずか1時間なので、時間も交通費も大幅に節約できます。

    今回は、「鎌ヶ谷大仏駅」から徒歩10分程の場所にある「深山園」という農園に行ってきました。

    2.巨峰は売り切れ、スチューベンをいただく

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    ぶどう狩りの時期は、台風が日本列島に近づいていて、天候不順が続くこともあります。

    実際、1度目に計画をしていた日は、雨で決行できませんでした。

    そうこうしているうちに、ぶどう狩りの季節はあっという間に終わってしまうので、「曇り時々雨」という天気の中、なかば無理やりに「ぶどう狩りに」行ってきました。

    朝、8時半に家を出て、車で30分。

    「ぶどう狩り」ができる農園地帯につきました。

    ぶどう狩りをする農園は特に決めてなかったのですが、9時からオープンしていた「深山園」に入ることにしました。

    まず、試食コーナーがあって、その日にとれるブドウの試食ができます。

    「試食して満足できたら、食べ放題のお金を払ってください」というシステムになっていました。

    この日は、「スチューベン」という聞きなれない品種のブドウを採ることができます。

    たいへん残念なことにぶどうの王様「巨峰」が、前日で終わってしまったと聞かされたのです!

    スチューベンは、酸味が少なく、甘みがとても強いので、これはこれで美味しいのです。

    しかし、種が多いうえに、実と種が離れにくくて、少し食べづらいのです。

    実の大きさも、巨峰の半分から2/3程度です。

    前日まで採れていたなら、もしかすると別の農園なら巨峰があるかもしれないと思い、何件か電話してみました。

    しかし、残念ながら、どの農園も計ったように「スチューベン」だけという答えでした。

    「深山園」のおじさんに話を聞くと、前日は晴天だったため来場者も多く、巨峰は全部さばいてしまったということでした!

    なるほど、ぶどう狩りは、イチゴ狩りと違ってビニールハウスではないので、雨が降ると、観光農園はお休みになります。

    お休みになれば、売上はゼロなので、晴れているうちにお客をたくさん入れて売り上げを確保しようとするのです。

    天候が微妙なときに行く場合には、前日に何の種類がとれるか確認したほうがいいですね。

    せっかく来て、帰るわけにもいかないので、900円払って、ぶどう狩りをすることになりました。

    食べ放題の値段はイチゴ狩りよりも、安いですね。

    しかも、ここの農園では時間制限もありません。

    3.いちご狩りのつもりでぶどう狩りに行くな!

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    ぶどう畑に入って驚いたのが、ぶどうの木の低さ!

    高さとしては、120~140cmくらい。

    その高さに、木の枝が隙間なく伸びており、直立することは出来ません。

    ぶどうの時期が終盤をむかえ、摘み取りできる場所が、畑の奥の方だったため、中腰のまま、歩いて移動。

    腰痛持ちの人は、ぶどう狩りは行くべきではないですね。

    幸い、家族に腰痛持ちはいなかったので、探検気分でブドウ畑を進んでいきました。

    歩き始めてから、耳元で「ぶーん、ぶーん」という音が途絶えることなく続いています。

    ぶどう狩りは、屋外だから、当然、「蚊」がいます。

    しかも、ぶどうの木に覆われているので、日陰で湿気が多く、蚊が大好きな場所です。

    半そで半ズボンでぶどう畑に来たのは大失敗でした!

    たくさんの蚊が、手や足について、血をおいしそうに吸っています。

    人間にとっては、ぶどう食べ放題ですが、蚊にとっては、人間の血飲み放題です。

    こんな中でどうやって「ぶどう狩り」するのかと、やや戦意喪失。

    ぶどう狩りのポイントにつくと、まずは、レジャーシートを敷いて、食べる場所を確保。

    続いて、ぶどうのとり方のレクチャーを受けました。

    ぶどうは、白い紙のカバーに覆われているので、おいしいブドウなのか見ただけでは全くわかりません。

    そこで、カバーの上から手で触って、ぶどうの大きさを確かめます。

    もし、大きくて立派なモノであれば、紙を下から破り、腐ってないか目で確認。

    問題なければ、小さな枝切りばさみで、ぶどうの房をとります。

    早速、中腰状態で、大きくて美味しそうなブドウを探し、ハサミで枝を切ってもぎました。

    いちご狩りと違って、高い場所に実がなっているので、幼児が自分の力で取って食べるという楽しみはないです。

    イチゴなら1歳半でも自分で取って食べることができますが・・・。

    さて、ぶどうと採って、レジャーシートで待っていた娘と一緒に、ぶどうを食べ始めました。

    娘は、おいしそうに食べています。

    種はありますが、上手に吐き出していました。

    ぶどう狩りに来る前から、何度もぶどうを食べているので、慣れていたのでしょう。

    初めて食べる品種でも、おいしそうに食べてくれたので、ほっとしました。

    しかし、その間にも、娘の若い血を求めて蚊が攻撃をしかけてきます。

    パパもママも自分のことはさておき、娘を蚊から守ることに必死です。

    蚊にさされた上に、汚れた手で掻いたら、たいへんです。

    しかも、「イヤイヤ期」真っ盛りなので、体がかゆいと大騒ぎしだすのではないかと心配でした。

    そんな時、農園の方が蚊取線香を貸してくれたのです。

    さすがに、2歳の娘が憐れに思ったのでしょう。

    とても、助かりました。その後は、蚊の心配をすることなく、ゆっくり食べることができました。

    スチューベンと言う品種は、巨峰と比べ味がもう少しかなと思ったのですが、食べ続けていると、手が止まらなくなっていました。

    実は、そこそこ大きいにもかかわらず、デラウェアのように皮の身離れがいいので、思ったよりも食べやすいということがわかりました。

    それでも種が多いから、そのまま食べるには人気がないようで、主に、ジュースなどの加工品に使われるようです。

    蚊も撃退し、ぶどうも美味しいとわかってからは、どんどんブドウを採っては、食べ続けていました。

    ぶどうは、イチゴと違って、食べるのに少し時間がかかります。

    また、イチゴほど粒が大きくないこともあり、なかなかお腹が一杯になりません。

    1人3房以上は食べたのですが、まだまだいける感じでした。

    しかし、ここで雨が強く降り始めたのです。

    ぶどう畑では、傘をさすことは出来ません。

    ブドウの木が低くて、傘が当たってしまうからです。

    にもかかわらず、我が家はカッパを持ってきていませんでした。

    こうして、やむなく、ぶどう狩りをおわりにしたのです。

    きっと食べ続けていれば、5房は食べられたので、十分に元はとれたでしょう。

    帰る際には、おみやげに「ぶどう」ではなく「梨」を買って帰りました。

    やっぱり千葉は梨が有名ですから。

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