目次
赤ちゃんや子供を連れて千葉県の「鴨川シーワールド」に行く際に、本当に楽しめる方法を実体験に基づいて紹介します。
まずは、かわイク編集スタッフが2人の子供を連れて鴨川シーワールドに行った体験レポートです。
0歳と3歳の鴨川シーワールド体験記
0歳10か月の赤ちゃんと3歳の子供を連れて千葉県にある鴨川シーワールド(鴨シー)に行ってきました。
鴨シーでの実際のスケジュールは次のようなものでした。
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シャチショー(オーシャンスタジアム)
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トロピカルアイランド
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イルカショー(サーフスタジアム)
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ロッキーワールド
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アシカショー(ロッキースタジアム)
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お土産
シャチの見えるレストラン
朝9時過ぎに自宅を出発し11頃に鴨川シーワールドに到着しました。
さっそく海の生き物を見学したいところですが、お昼の時間も近いため昼食からいただくことにしました。
鴨シーには3つのレストランがあるのですが、今回はシャチショーの下階にあるオーシャンと言うレストランに入りました。
なんとシャチを見ながらご飯を食べることができる日本で唯一のレストランです。
ご飯の味や量については、価格の割にいまいちですが、水族館の食事なのでこんなものでしょう。
シャチの水槽のすぐ側の席に座るためには、レストランの入り口で名前を書いて順番を待つ必要があります。
11時過ぎの到着でしたが、すでにたくさんの人が順番待ちをしていました。
そのため普通の席に座り、遠目でシャチを見ていました。
食事が終わると3歳の娘が勝手にシャチの水槽近くに行ってしまいました。
水槽近くに座っていた家族がとても優しかったおかげで、本来なら順番待ちしないと間近で見られないシャチの水槽をじっくりと見せてもらうことができました。
シャチのお風呂
食事が終わると、鴨シーの目玉中の目玉であるシャチショーを見に行きました。
日曜日だったため、開始20分前でしたが観客でいっぱいです。
空席になっていたのは、シャチに水をかけられてしまう席だけです。
手持ちの傘やタオルで水を防げるだろうと思い、水がかかる席で観ることにしました。
するとレインコートを着込んだ常連らしき隣のカップルから「シャワーなんてもんじゃないくらいの水がきますよ」と言われ、慌ててシャチショー専用のレインコート(1個300円)を人数分、買い込みました。
0歳の息子を含めてレインコートを全員が着た途端にシャチショーが始まりました。
すると、いきなりシャチの口から大量の水をかけられました!
本当にシャワーどころじゃなく、お風呂の水槽ごとぶっかけられたような凄まじい勢いの水です。
0歳の息子は、顔に水がかかって大泣き。
息子を抱っこしていたパパも腕に大量の水を浴びて、ダウンコートはもちろん、その中に着ていたヒートテックのインナーまで、着ていた全ての服の袖がびしょ濡れになってしまいました。
「300円のコートはなぜ長袖じゃないのか?」と思わず心の中で叫びました。
その後も、何度もシャチに水をかけられながら、しかし迫力のあるショーを満喫しました。
3歳の娘はレインコートをしっかり着込んだおかげで全く濡れることなく「おもしろかった!」と大喜びでした。
水におびえるイルカショー
シャチショーが終わると、すぐにイルカショーの席を確保しに行きました。
ショーの1時間前だったので、一番前の中央の席を確保できました。
ショーが始まるまでは会場の目の前にあるトロピカルアイランドに入りました。
トロピカルアイランドはクマノミやウミガメなど南国の海の生物を見学することができます。
室内はとても暖かいので、肌寒い春先や秋冬でも楽しめます。
とにかくウミガメがとても可愛いので絶対に見るべきエリアです。
さて、もうひとつのメインイベントであるイルカショーが始まりました。
4頭のイルカがダイナミックなジャンプをはじめ、ダンスに歌にと様々な芸を披露してくれます。
最前列に座っていたため、イルカがジャンプするたびに水がかかりそうになります。
イルカショーでは水がかからないはずなのに、シャチショーのトラウマで、つい体がのけぞってしまいました(笑)
賢くて、きれいなイルカの姿にすっかり癒されました。
アシカショーで疲れもピークに
イルカショーが終わると、またまたアシカショーの席を確保するため、急いでロッキースタジアムに移動しました。
無事に席を確保したので、近くにあるロッキーワールドで海の生き物を見学しました。
ロッキーワールドには、ペンギンやアザラシなどの人気者を見ることができます。
中でもセイウチやトドの巨大な体は迫力があってとても楽しいです。
いつの間にかアシカショーの時間が来てしまい慌てて会場に戻りました。
「スマイル一家のハッピーホリデー」というパフォーマンスで、3匹のアシカによるドタバタコメディです。
インストラクターのナレーション(お話)に合わせて、3匹のアシカが逆立ちやサッカーなどの芸を見せてくれます。
アシカがたくさんの芸をするので、「3歳の娘よりも賢いな」と感心させられるのですが、まったりとしたコメディなので、疲れた体にとっては心地の良い子守唄のようでした。
インストラクターさんによるボケとツッコミのナレーションがとても面白いのですが、3歳の娘にはちょっと難しいようで、残念ながら途中で飽きて眠たそうにしていました。
赤ちゃん・子供連れで「鴨川シーワールド」を楽しむ方法
1.アシカショーから見よう
鴨シーには4つのショーがあります。
このうち水槽内で行われるベルーガのショーは改装のため休演しています。
残り3つの中で、最初に見るべきはアシカショーです。
シャチやイルカの迫力あるパフォーマンスと比べるとどうしても見劣りしてしまうからです。
特に午後3時以降の疲れた状態でアシカショーを見ると確実に眠たくなるので注意しましょう。
ちなみにベルーガショーも休演する前に何度か見ていますが、子供にとってはやや学術的なショーであるため、イルカやシャチを見た後だと楽しんでくれない可能性があります。
2.シャチショーは2回以上見るべき
鴨シーのメインイベントであるシャチショーは最低2回以上見ましょう。
1回目はシャチの迫力にただただ驚くだけですが、2回目は、シャチの動きや姿をじっくりと観て堪能することができます。
特に写真などを撮る場合には、一瞬のタイミングが重要になるためプログラム構成を分かったうえで撮影する方が格段によいショットが残せます。
3.第2駐車場はけっこう歩く
天気の良い週末や連休中はかなり混雑します。
鴨シーには自動車で行く人が多いと思いますが、シーワールドの隣にある駐車場は開演時間が過ぎるとすぐに満車になってしまうので気を付けましょう。
満車になると、入場ゲートから500M以上も離れた第2駐車場に停めるはめになります。
子供が3歳以下であれば、途中で歩くのを嫌がることも考えられるので、ベビーカーを持っていくほうが無難です。
4.シャチを見ながら食べるなら朝一にレストランへ
「オーシャン」という園内のレストランは、日本で唯一シャチを見られるレストランです。
とても人気があるため休日であれば11時頃に行ったとしても順番待ちになります。
そのため鴨シーについたらすぐにオーシャンに入り、シャチを見ながら軽食をとるというスケジュールがお勧めです。
その後は、お腹が減ったら「マウリ」や露店などテイクアウトができるお店で空腹を満たすようにします。
5.小学生になったらナイトステイをしよう
泊りがけで房総に出かける予定であれば、鴨シーの「トロピカルアイランド・ナイトステイ」がお勧めです。
これは水族館の水槽の前で寝泊まりができるというプランです。
実際に筆者も子供ができる前に同プランを利用したのですが、まるで海の中で眠るような不思議な体験でした。
水族館に関する裏話を聞けたり、イルカにタッチして記念撮影ができたりと内容も盛りだくさんです。
値段は、夕食・朝食付きで大人9000円、子供7000円とリーズナブルです。
寝袋の持ち込みが必要ですが、1000円でレンタルもできます。
鴨川シーワールド「トロピカルアイランド・ナイトステイ」