新生児からのピジョン『母乳実感』の使い方~乳首サイズ、消毒方法など~

はじめて「母乳実感」を使うママのために、新生児から卒乳までの使い方を余すことなく解説します。

実際に母乳実感を愛用して2人の子供を育てている編集スタッフならではの便利な使い方も紹介します。

ピジョン「母乳実感」の選び方

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母乳実感は、産院などの医療現場でも多く採用されているため、初めての哺乳瓶として安心して使うことができます。

とはいえ、母乳実感には色んな商品があるので、まずは選ぶときのポイントを説明します。

1.哺乳瓶の素材

母乳実感の素材は「ガラス製」「プラスチック製」の2種類があります。

どちらもお手入れ方法は同じであるため、使い勝手に違いはありません。

一般的に、ガラス製は傷がつきにくく衛生的であることが利点とされ、プラスチック製は軽くて授乳が楽なことが利点とされています。

自宅用にガラス、外出用にプラスチックと用途に合わせて使っているママが多いようです。

ちなみに筆者は、自宅でも外出先でも軽くて疲れないプラスチック製を使っていました。

2.哺乳瓶のサイズ

母乳実感のサイズは「160ml」と「240ml」の2種類があります。

両者の違いを表にまとめました。

サイズ目盛り乳首
160ml30~160mlSSサイズ(丸穴)
240ml30~240mlMサイズ(スリーカット)

個人差はありますが、新生児の赤ちゃんが1回に飲むミルクの量は100mlまで、生後2か月では160ml程度、生後3か月では200ml程度の量を飲むのが標準的です。

したがって生まれるときは160mlを購入して、生後2か月頃に哺乳瓶を買うのであれば240mlを購入します。

サイズ以外にも乳首の種類が異なります。

160mlの乳首は新生児用の「SSサイズ」が装着され、240mlは3ヵ月頃から用の「Mサイズ」が装着されています。

赤ちゃんの体の成長に合わせた形状になっているため、基本的には月齢にあった乳首を選びます。

なお、「丸穴」と「スリーカット」の違いについてはのちほど説明します。

ちなみに、筆者の場合には、1人目の赤ちゃんでは真面目に哺乳瓶と乳首のサイズも変更していましたが、2人目の赤ちゃんでは240mlの瓶にSSサイズの乳首(どちらもお下がり)つけて卒乳まで使い続けました。

おすすめはしませんが、実際には赤ちゃんが苦もなく飲めていればワンサイズでも問題ありません。

3.乳首のサイズ

乳首のサイズは「新生児(SS)」「1ヵ月から(S)」「3ヵ月から(M)」「6ヵ月から(L)」「9ヵ月から(LL)」の5種類があります。

赤ちゃんは成長するにしたがって、口の大きさも成長していくため、いずれの成長段階においてもフィットするように複数のサイズが用意されているのです。

表示の月齢はあくまで目安に過ぎず、赤ちゃんの飲む力には個人差があるため、個々に合わせて乳首を選びましょう。

選ぶ基準は「10~15分間で飲める乳首」です。

成長につれてミルクの量が増えるのですが、サイズの小さい乳首を使っていると飲むのに時間がかかってしまうため、より大きなサイズの乳首を使うようにします。

以下のサイズを10分で飲むのが基準となります。

SS ⇒ 50ml
S ⇒ 100ml
M ⇒ 150ml
L ⇒ 200ml

また、サイズによって穴の形状が異なっており、SSとSは「丸穴」、M~LLは「スリーカット」となっています。

丸穴は、哺乳瓶を逆さまにするとミルクがポタポタ垂れる構造になっているため吸う力が弱く、ミルクを飲みなれていない新生児に最適です。

スリーカットは、赤ちゃんの吸う力に合わせて穴が広がるため、自分のペースで飲むことができます。

4.購入すべき本数

主として母乳での育児を考えている人は、哺乳瓶は1本で大丈夫です。

しかし、母乳があまり出ないなど、何らかの事情で粉ミルク中心の育児をする場合には、少なくとも2本以上は持っておきましょう。

何故なら、夜中にミルクを授乳する場合には、ミルクを作って、授乳して、寝かしつけて、瓶を消毒するという作業が、とても辛いからです。

2本、3本と複数あれば、眠たい夜中に消毒する手間がなくなります。

5.母乳実感の製品一覧

人気のある主な製品を一覧で紹介します。

デザインサイズ素材値段

アニマル
160mlプラスチック1590円

アニマル
240mlプラスチック1683円

トイボックス
160mlプラスチック1583円

トイボックス
240mlプラスチック1683円

スター
160mlプラスチック1590円

スター
240mlプラスチック1683円

ミッキーマウス
160mlプラスチック1680円

ミッキーマウス
240mlプラスチック1722円

ライトグリーン
160mlガラス1710円

ライトグリーン
240mlガラス1664円

オレンジイエロー
160mlガラス1710円

オレンジイエロー
240mlガラス1664円
サイズ個数値段

SS
1個517円

S
2個971円

M
2個971円

L
2個971円

LL
2個982円

※値段は2020年2月7日現在のamazonでの価格を表示しています。

母乳実感の使い方

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1.組み立て方法

母乳実感でミルクを作ったり、母乳実感を洗浄するためには、組み立てと分解ができなくてはなりません。

母乳実感は「びん」「乳首」「キャップ」「フード」4つのパーツで構成されています。

組み立て方法は以下の通りです。

1.キャップに乳首を取り付ける
2.「1」にフードを取り付ける
3.「2」をビンに取り付ける

乳首を取り付ける方法は写真のように、乳首の先端をキャップに通して、親指と人差し指で思いっきり引っ張ります。

シリコン製なので引っ張った程度で変形したり壊れたりすることはありません。

手を使いますので、必ず組み立て前に手を綺麗に洗っておきましょう。

分解方法は以下の通りです。

1.フードを外す
2.ビンからキャップを回して外す
3.キャップから乳首を外す

2.ミルクの作り方

新生児が使うミルクの粉場合、スプーン1杯(2.6g)当たり20mlの熱湯で溶かします。

1.哺乳瓶に粉ミルクを入れる
2.必要量の2/3程度までお湯を注ぐ
3.フードと乳首を付けたキャップをしっかり閉める
4.瓶をふって粉をよく溶かす
5.キャップを開けてお湯を必要量まで注ぐ
6.流水などで人肌まで冷ます

以上が基本の作り方です。

全くおすすめしませんが、ベテランママならではの時短ワザも紹介します。(あくまで個人的なワザなので自己責任で行ってください。)

「2」で最初に入れるお湯の量を必要量の1/3程度にします。

良く振って粉がとけたら水道水を必要量まで直接入れます。

ボールに入れた水で人肌まで冷まします。

この方法なら冷ます時間がほとんどないためあっという間に泣いてる赤ちゃんにミルクをお届けできます。

2人目の子供は毎回この方法で作っていました・・・。

3.赤ちゃんの抱き方

母乳実感は、「縦抱き」「横抱き」「ラグビー(フットボール)抱き」いずれも授乳ができます。

母乳と同じような姿勢で授乳するためにも、赤ちゃんをママ(パパ)の体にしっかり密着させましょう。

次に哺乳瓶の乳首を赤ちゃんの唇に近づけて、赤ちゃん自身が乳首を含むのを待ちましょう。

欲しければ自分で吸いに来ます。反対に欲しくなければ顔をそむけたり、泣いたりします。

4.消毒方法

「母乳実感」は、瓶・乳首ともに「煮沸消毒」「レンジ消毒」「薬液消毒」のすべてが可能です。

手軽さだけで言えば、ミルトンなどの薬剤をつかった「薬液消毒」が一番簡単です。

使用量に沿った水道水の中に薬剤を入れ、ブラシで軽く洗った哺乳瓶と乳首を漬けておくだけです。

1時間以上経過したら薬液から直接取り出してそのまま使うことができます。

ただし、薬剤を買い足さないといけないため、買いに行く時間とお金が発生します。

電子レンジは、消毒液よりもひと手間かかりますが経済的です。

軽く洗った後に哺乳瓶をレンジ消毒専用の容器に入れて、3~5分チンします。

その後、取り出して、水滴が残らないように乾かします。

容器に入れたまま長時間放置すると、水分により菌が繁殖する恐れがあります。


ピジョン ミルクポンS

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ピジョン 電子レンジスチーム & 薬液消毒ケース

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母乳実感の便利な関連グッズ


ピジョン 母乳実感 専用乳首ブラシ

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衛生面で最も気になるのが乳首の先端の汚れです。

専用のブラシであれば、先端までしっかり洗うことができます。


ピジョン 母乳保存用哺乳びんキャップ

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搾乳した母乳を哺乳瓶に入れて保存するための専用キャップです。

このキャップを使用すると、空気に触れずに密閉保存ができる上に、冷蔵庫のチルドルームに瓶を横にして置いておくことができます。

保存パックに入れ替える手間が省けるため、非常に便利です。

なお、冷蔵庫で保存する場合は24時間以内に飲むようにしましょう。

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