粉ミルクの保存期間―いつまで飲ませることができる?―

哺乳瓶で調乳したミルクはいつまで飲ませることができるか知っているでしょうか?

粉ミルクの保存期間と適切な保存方法について解説します。

粉ミルクの保存期間

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まずは、調乳前の粉ミルクの保存期間について説明します。

1.未開封の粉ミルク

未開封の粉ミルクの保存期間は、パッケージに掲載されている賞味期限までとなります。

2.開封済みの粉ミルク(缶)

開封後の保存期間は商品によって異なります。

商品パッケージに、開封後の保存期間が表示されているので確認しましょう。

多くの商品で1カ月以内に消費することを推奨しています。

なお、保管状態によっては劣化が早くなるため、フタでしっかり密封し、高温多湿の環境で保管しないようにしましょう。

3.開封済みの粉ミルク(スティック)

スティックタイプについても商品によって開封後の保存期間が異なります。

開封したらすぐに使い切るパウダータイプもあれば、開封後1週間保管できるキューブタイプもあります。

商品パッケージに開封後の使用期限について記載がありますので確認しましょう。

調乳済みミルクの保存期間

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調乳済みミルクの保存期間については、WHO(世界保健機関)が作成した「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」の勧告に基づいて解説します。

1.常温保存期間

粉ミルクを哺乳瓶で調乳したら2時間以内に飲ませる必要があります。

2時間を超えた場合には廃棄しましょう。

なお、一度沸騰させた70℃以上のお湯で調乳し、ただちに冷水などで適温(38~40度)に下げることが必要です。

正しい調乳方法についてはこちらの記事で確認してください。

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2.冷蔵保存期間

調乳したミルクは5℃以下の冷蔵庫で24時間保存できます。

その際、必ず哺乳瓶にフタをします。

再度、温める時は電子レンジを使わずに、お湯で湯煎しましょう。

温める時間は15分以内とします。

なお、飲み残しは冷蔵保存できないので、すぐに廃棄しましょう。

3.外出時の保存期間

外出先でミルクを飲ませたい場合に、自宅で調乳してから持ち運ぶことも可能です。

この場合、調乳したミルクを5℃以下に冷やしてから、保冷バッグに入れて持ち運ぶ必要があります。

保冷バッグでの保存期間は2時間です。

粉ミルクの保存期間(まとめ)

上記で説明したミルクの保存期間を一覧表にしました。

あくまで正しい調乳と保管をしていた場合の保存期間となります。

種類 状態 保存期間
粉ミルク 未開封 パッケージに記載あり
粉ミルク(缶) 開封済み パッケージに記載あり
粉ミルク(スティック) 開封済み パッケージに記載あり
ミルク 常温 2時間以内
ミルク 冷蔵 24時間以内
ミルク 外出 保冷バッグで2時間以内

粉ミルクに保存期間がある理由

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粉ミルクに保存期間がある理由はいくつかありますが、最大の理由は細菌の増殖を防ぐためです。

粉ミルクは完全に滅菌することはとても難しく、サカザキ菌、サルモネラ菌などの細菌がごく微量に含まれている可能性があります。

これらの菌は、誤った保管方法や調乳方法によって調乳したミルクの中で増殖することがあります。

細菌が増殖したミルクを赤ちゃんが飲んだ場合、細菌感染を起こして命に係わる重大な症状になることも報告されています。

また、粉ミルクそのものではなく、調乳するママやパパの指先からミルクに細菌が入ることもあります。

なぜなら、細菌は赤ちゃんの便の中にも存在しており、オムツ交換の際に便に触れてしまうことがあるからです。

そのため、粉ミルクを扱う際には、必ず石鹸と流水で手指を丁寧に洗浄する必要があります。