【2022年版】「哺乳瓶」人気メーカー全商品比較~おすすめはどれ?~

日本で哺乳瓶を販売しているピジョン、コンビ、ビーンスターク、ベッタ、チュチュベビー5社の全商品を比較します。

哺乳瓶を購入する際の参考にしてください。

哺乳瓶の素材

哺乳瓶の素材は大きくガラス(耐熱ガラス)とプラスチックに大別されます。

ガラスとプラスチックの一般的な違いを表にまとめました。

素材メリットデメリット
ガラス傷がつきにくい割れる重い
プラスチック軽い安価傷がつきやすい

上記のような特徴があるため、自宅用にはガラス製、外出用にはプラスチック製と使い分けている家庭が多くあります。

特にこだわりがないのであれば自宅でも外出先でも使えるプラスチック製で問題ありません。

なお、プラスチックには、ポリプロピレン、トライタン、PPSUの3種類に細分化されます。

値段は、PPSUが最も高価で、トライタン、ポリプロピレンと安くなっていきます。

PPSUはポリプロピレンやトライタンと比べて硬い素材であるため丈夫で傷がつきにくいとされています。

トライタンは医療器具などに使われる安全性の高いプラスチックですが、電子レンジでの消毒が使用できず利便性が低くなるので、あまりおすすめではありません。

哺乳瓶一覧

※価格はプラスチック製の240mlサイズ(※ヌークのみ260mlサイズ)で比較しています。
(2022年8月25日時点のamazonでの価格です。)

商品メーカー素材サイズ乳首値段

母乳実感
ピジョンガラス
PPSU
80ml
160ml
240ml
6種類1741円

スリムタイプ
ピジョンガラス
ポリプロピレン
120ml(ガラス)
200ml
240ml
4種類865円

授乳のお手本
コンビガラス
PPSU
160ml
240ml
3種類1420円

授乳のお手本LiCO
コンビガラス
ポリプロピレン
160ml(ガラス)
240ml(ポリプロピレン)
2種類1173円


赤ちゃん思い
雪印ビーンスタークトライタン150ml
240ml
1種類1382円

ジュエル
ベッタガラス
ポリプロピレン
PPSU
80ml(ガラス)
120ml
150ml(ガラス)
240ml
3種類2090円

ブレイン
ベッタガラス
ポリプロピレン
PPSU
80ml(ガラス)
120ml
200ml(ガラス)
240ml
280ml(ガラス)
3種類2301円

ブレイン広口
ベッタPPSU160ml
240ml
3種類2900円

広口タイプ
チュチュベビーガラス
PPSU
150ml
240ml
1種類1536円

スリムタイプ
チュチュベビーガラス
PPSU
150ml
240ml
2種類908円

ネイチャーセンス
ヌークガラス
ポリプロピレン
120ml(ガラス)
240ml(ガラス)
260ml(ポリプロピレン)
5種類2850円

プレミアムチョイス
ヌークガラス
ポリプロピレン
120ml(ガラス)
150ml(ポリプロピレン)
240ml(ガラス)
260ml(ポリプロピレン)
300ml(ポリプロピレン)
5種類979円

1.ピジョン

ピジョンは、哺乳瓶の代名詞とも言える「母乳実感」と持ち運びに便利な「スリムタイプ」の2シリーズがあります。

両者は哺乳瓶そのものだけでなく乳首の形状も材質も異なります。

乳首の種類は母乳実感が6サイズまであるのに対して、スリムタイプは4サイズです。

母乳実感には新生児専用のSSサイズがある点がスリムタイプとの最大の違いと言えるでしょう。

乳首の穴の形状はSサイズまでは丸穴で、Mサイズ以降はクロスカットに似たスリーカットとなっていて赤ちゃんの顎の力に合わせて細かく変化させています。

また母乳実感はPPSUの素材で作られており、スリムタイプで使われているポリプロピレンよりも高品質なプラスチック素材で医療機器などにも使用されます。

さらに、デザインが豊富でディズニー柄のボトルなども選ぶことができます。

2.コンビ

コンビ(テテオ)の哺乳瓶は、「授乳のお手本」シリーズと低価格モデルの「Lico」シリーズがあります。

「授乳のお手本」は乳首が湾曲している形状で、かつ3つ穴であるため、母乳に近い飲み方ができます。

乳首サイズはSSからMサイズまで飲む量に合わせて3種類から選ぶことができ、さらに乳首には4段階の流量調節機能がありので、成長や個人差に合わせたて調整ができます。

LiCOは、流量調節機能が付いていたないため価格がお手頃になっています。

3.ビーンスターク

ビースターク哺乳瓶の最大の特徴は乳首が平らな形状をしているという点です。

平らな形状により、しっかりとあごを使って吸う必要があります。

他のメーカーの乳首が合わない時に試してみる価値があります。

乳首サイズは1種類で成長に合わせて乳首を取り換える必要もありません。

トライタン素材とは、傷か付きにくく透明度の高いプラスチック素材ですが、レンジ消毒ができない欠点があります。

4.ベッタ

ベッタの哺乳瓶は「ジュエル」「ブレイン」という2種類のシリーズがあります。

この2つのシリーズの違いは「乳首のかたさ」です。

ジュエルが標準的な柔らかい乳首であるのに対して、ブレインの乳首は堅めで伸びる素材なのでより「噛む」ことができます。

そのため、あごの発達や唾液の分泌を促進させる効果があるそうです。

乳首はどちらのシリーズもクロスカットが1サイズ、丸穴が2サイズの計3種類から選べます。

ベッタでは新生児には顎の発達を促すためにクロスカットを推奨し、生後2か月以降から丸穴を推奨していますが、吸う力の弱い赤ちゃんは新生児でも丸穴を選ぶと良いでしょう。

なお、ジュエルとブレインの乳首は互換性があるため交換可能です。

新しく登場した「ブレイン広口」は、ブレインの広口モデルですが、ボトルが広口になっているので洗いやすいという利点があります。「ブレイン広口」の乳首は「ジュエル」と「ブレイン」には使用できません。

5.チュチュベビー

チュチュベビーはピジョンと同じく「広口」と「スリム」の2シリーズがあります。

しかし、乳首はスーパークロスカットを採用しており、成長に合わせて穴の大きさが調整されるため交換の必要がありません。

最大の特徴は安さです。

高級なPPSU製の哺乳瓶としては、最安値の価格です。

6.ヌーク(NUK)

ヌークはドイツ製造の哺乳瓶で、本国では一番人気の哺乳瓶メーカーです。

「ネイチャーセンス」と「プレミアムチョイス」の2シリーズがありますが、「プレミアムチョイス」は新シリーズで、日本では現在、「プレミアムチョイス」のみが手に入りやすくなっています。

乳首は、どちらも0~6か月用でS,M,Lの3サイズ、6か月~用でM,Lの2サイズの計5種類があります。

Sは3つ穴、Mは6つ穴、Lは9つ穴となっていて、母乳やミルク、ジュースなど飲むものよって乳首を使い分けることを推奨しています。

穴の数が多く、かつ、ママの乳首の形状に似せているという点は他にはない特徴なので、日本のメーカーの哺乳瓶で合わない場合には試してみる価値があるでしょう。

おすすめの哺乳瓶はどれ?

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1.赤ちゃんが飲んでくれるのが一番

哺乳瓶は、新生児の成長に重要な役割を果たすことになるため値段で決めるべきではありません。

どの商品が良い、悪いということはなく、赤ちゃんが慣れているものが一番飲みやすいと言えます。

そのため出産する病院と同じ商品を使うのが最も無難です。

産院と異なる哺乳瓶ではうまく吸えないこともあるからです。

妊婦健診の際に、どのメーカーの哺乳瓶を採用しているのか確認して決めましょう。

2.乳首は丸穴とクロスカットどちらがいいの?

乳首には主に丸穴とクロスカットの2タイプがあります。

丸穴は哺乳瓶を逆さまにするとポタポタとミルクが落ちてきます。

そのため、哺乳瓶で飲みなれていない新生児でもミルクの匂いや味を感じて反射的に飲み始めることができます。

一方のクロスカットは哺乳瓶を逆さまにしただけではミルクが出てきません。

意識的に赤ちゃんが吸う必要があるため、中には上手に飲むことができない赤ちゃんもいます。

しかし、飲み慣れている赤ちゃんにとってはクロスカットのほうが、吸った分だけミルクが出てくるため、自分のペースで飲みやすいというメリットがあります。

そのため最初に買う120~160mlの哺乳瓶は丸穴にして、生後2~3か月頃から使う240mlの哺乳瓶では丸穴でもクロスカットでもどちらでも良いと考えるのが一般的です。

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