アレルギー用など『特殊粉ミルク』全商品一覧~どれがおすすめ?~

ミルクアレルギーや乳糖不耐症など乳児特有の疾患において治療用として使用することができる市販の特殊ミルクを対応疾患別に一覧掲載しています。

なお、特殊ミルクを使用する場合には、必ず医師の指示が必要です。

特殊粉ミルクの一覧

疾患別に特殊粉ミルクを紹介します。

なお、価格は2020年2月7日時点でのamazon(一部楽天)での値段を参照していますので変動している可能性があります。

1.牛乳アレルギー用ミルク

商品名メーカー値段容量主な原料

ミルフィーHP
明治3048円850g牛乳

エレメンタルフォーミュラ
明治3116円340g精製アミノ酸

MA-mi
森永2955円800g牛乳

ニューMA-1
森永3561円800g牛乳

ボンラクトi
和光堂1700円360g大豆

ペプディエット
雪印ビーンスターク1836円350g牛乳

2.乳糖不耐症用ミルク

商品名メーカー値段容量

ノンラクト
森永1173円300g

ペプディエット
雪印ビーンスターク1836円350g

公式サイト等で公称している商品のみを掲載しています。

乳糖を含まない牛乳アレルギー用のミルクであれば乳糖不耐症用ミルクとして使用できる可能性が高いと考えられるため医師およびメーカーに相談してみましょう。

3.ガラクトース血症用ミルク

商品名メーカー値段容量

ミルフィーHP
明治3048円850g

エレメンタルフォーミュラ
明治3116円340g

ノンラクト
森永1173円300g

ペプディエット
雪印ビーンスターク1836円350g

公式サイト等で公称している商品のみを掲載しています。

ガラクトースは乳糖の一部であるため乳糖を含まない牛乳アレルギー用のミルクであればガラクトース血症用ミルクとして使用できる可能性が高いため医師およびメーカーに相談してみましょう。

4.難治性下痢症用ミルク

商品名メーカー値段容量

ミルフィーHP
明治3048円850g

エレメンタルフォーミュラ
明治3116円340g

5.胃食道逆流症用ミルク

商品名メーカー値段容量

ARミルク
森永3018円820g

6.脂質吸収障害症用ミルク

商品名メーカー値段容量

必須脂肪酸強化MCTフォーミュラ
明治4000円350g

MCTフォーミュラ
明治3727円350g

必須脂肪酸強化MCTフォーミュラは、インターネットや店頭での販売が確認できなかったため価格がわかりませんでした。

ミルクアレルギー用粉ミルクはどれがおすすめ?

特殊ミルクの中でも選択肢が多いのが牛乳アレルギー用の商品です。

6種類もあるため、どれを選ぶべきか迷ってしまうことでしょう。

実は筆者の子供もミルクアレルギーだったため特殊ミルクのお世話になりました。

使っていた商品は森永の「MA-mi」です。

理由は単純で購入しているお店(近所の「赤ちゃん本舗」)で最も安い商品だったからです。

子供はほぼ完母で、離乳食後のフォローアップミルクとしてこちらの商品を使用していただけなので栄養成分などは特に気にしませんでした。

1.赤ちゃんが好む味を選ぼう

医師からどの商品を使っても構わないと指示された場合、粉ミルクを選ぶうえで、一番重要なことは赤ちゃんが飲んでくれることです。

通常の粉ミルクや母乳とは異なる味、飲み口であるため、嫌がって飲まない赤ちゃんもいます。

牛乳アレルギー用ミルクの場合、「ミルフィーHP」、「MA-mi」、「ニューMA-1」、「ペプディエット」の4商品が牛乳由来であるのに対して、明治「エレメンタルフォーミュラ」は精製アミノ酸、「ボンラクトi」は大豆を原料としています。

したがって母乳や通常の粉ミルクに近い味を求める赤ちゃんであれば、牛乳由来の商品を使い、そもそもミルクの味が苦手な赤ちゃんであれば「ボンラクトi」を使います。

「エレメンタルフォーミュラ」は重度のアレルギー疾患のある子供向けの商品で、値段も非常に高いため、特に医師の指示がない限り、あえて選ぶ必要はないでしょう。

2.機能性で選ぶなら

では、「ミルフィーHP」、「MA-mi」、「ニューMA-1」、「ペプディエット」は何が違うのでしょうか?

まず、森永の「MA-mi」と「ニューMA-1」の栄養組成を比べると異なる点は1個だけでシスチンの有無です。

「ニューMA-1」に含まれているシスチンはアミノ酸の一種で、この有無によって発育にどのような違い出るのかは不明です。

また、MA-miのパッケージには「ニューMA-1と比較して飲みやすい風味」と書かれています。

基本的な栄養はどちらも一緒であり、製造方法に違いがあるだけであるため、特に医師からの指示がなければ、あえて値段が高くて飲みにくい「ニューMA-1」を選ぶ必要はなさそうです。

また、ペプディエットも価格が高いのですが、「ミルフィーHP」と「MA-mi」との違いはシスチンが含まれているという点だでけです。

そしてお手頃な価格の「ミルフィーHP」と「MA-mi」の違いですが、オリゴ糖としてミルフィーはフラクトオリゴ糖を、MA-miはラフィノースが使用されています。

フラクトオリゴ糖はサトウキビやテンサイなどを原料とし、ラフィノースは大豆を原料としていますが、いずれも腸内のビフィズス菌を増やす作用があると考えられています。

その他、栄養成分はほぼ一緒ですので、パッケージや味の好みで選ぶしかなさそうです。

ミルフィーHP 850g

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MA-mi 800g

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3.利便性で選ぶなら

外出時にも特殊粉ミルクを使いたいという希望があるのであれば、明治の「ミルフィーHP」を選びましょう。

特殊ミルクでは唯一スティックタイプを販売しており、お出かけの時も便利に使えるからです。

ミルフィーHP スティックパック

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