フォローアップミルクはいつから飲める?

フォローアップミルクを飲み始めることができる赤ちゃんの月齢と、実際に飲ませるタイミングについて解説します。

フォローアップミルクと上手に使って、赤ちゃんの成長をサポートしましょう。

フォローアップミルクの使用可能月齢(商品別)

まずは、フォローアップミルクが使えるようになる月齢を知っておきましょう。

日本国内で製造・販売されているフォローアップミルクは6種類あります。

この6つの商品は、生後9カ月から使えるタイプと1歳から使えるタイプに大別されます。

生後9か月以降ぐんぐん(和光堂)、つよいこ(雪印ビーンスターク)、たっち(雪印メグミルク)
1歳以降ステップ(明治)、チルミル(森永乳業)、アイクレオのフォローアップミルク(グリコ)

チルミルは基本1歳からとなっていますが生後9カ月からでも使うことができるとしてます。

つまり、生後9か月になれば通常の粉ミルクや母乳の代わりにフォローアップミルクを使うことも選択肢に入れられることになります。

フォローアップミルクはいつから使うべき?


早くて生後9か月から使えるフォローアップミルクですが実際にはどのようなタイミングで使い始めればいいのでしょうか?

よくある一般的なタイミングを3つ紹介します。

家庭や赤ちゃんの状況に合わせてフォローアップミルクに切り替えていきましょう。

1.生後9か月以降に卒乳するタイミングで

4月からの保育園入園に合わせて母乳を卒乳する必要がある赤ちゃんの場合には、生後9カ月を過ぎていたら日中は母乳に替えてフォローアップミルクを使い始めてもよいでしょう。

そもそもフォローアップミルクとは離乳食で摂取しにくい鉄分やDHAなどの栄養素を強化した牛乳由来の飲み物です。

生後9か月になると離乳食が1日3回が定着し必要な栄養の半分以上を食事から摂取するようになっています。

そこでフォローアップミルクを使って不足しがちな栄養素を簡単に補うことができます。

もちろん、フォローアップミルクを使わなくてもレバーやひじき、小松菜など鉄分が多く含まれる食品を意識的に食べさせることで、必要な量の鉄分を摂取することもできます。

なお、通常の粉ミルクは母乳に近い栄養組成になっているため、鉄分の量はそれほど多くはありません。

2.生後9か月以降にコップトレーニングを始めるタイミングで

離乳食が始まっても生後11か月頃までは最低1日5回の授乳があります。

母乳とミルクの混合栄養で育てている家庭では、食後の授乳を粉ミルクにしているケースも多いことでしょう。

粉ミルクを飲ませるときはついつい哺乳瓶で飲ませてしまうものですが、実は生後9か月を過ぎていたらコップ、ストローマグ、スパウトマグなどを使うこともできます。

最初は上手にできないかもしれませんが、2~3日も練習すれば、あっという間に一人で飲めるようになります。

特に食後のミルクは少量ですので一人で飲む練習としては最適です。

哺乳瓶からマグにステップアップするタイミングは、フォローアップミルクに切り替える目安としても適しています。

なぜなら、フォローアップミルクはこの時期に不足しがちな鉄分など栄養素が強化されている飲み物であり、また、味にうるさい赤ちゃんも容器が変わるとミルクの味が変わったと気づかないで飲んでくれる可能性があるからです。

3.満1歳になったら牛乳の代わりに

1歳は卒乳をする目安ですが、必ずしも断乳する必要はなく、赤ちゃんのペースに合わせて徐々に卒乳する方法もあります。

ゆっくりとした卒乳をする場合には、母乳に替えて少しずつ牛乳に移行していきますが、牛乳の代わりにフォローアップミルクを使っても構いません。

理由としては牛乳にはほとんど含まれていない鉄分やDHAがフォローアップには配合されているからです。

また、1歳になればすべてのフォローアップミルクが使えるようになるため、赤ちゃんやママが気に入っているメーカーのミルクも使えます。

なお、フォローアップミルクの主原料は牛乳であるため牛乳アレルギーの赤ちゃんはフォローアップミルクを飲むことができません。

決して牛乳アレルギー用の代替食品として使わないようにしましょう。

なぜフォローアップミルクが存在しているのか?

フォローアップミルクを飲み始める時期について説明してきましたが、最後に改めてフォローアップミルクを使う意味について考えてみましょう。

まず、標準的な赤ちゃんは生後5か月以降から離乳食が始まります。

この時期に離乳食を始めるのは、母乳以外の栄養をとるために必要な消化能力が整ってきたという理由のほかに、実は母乳に含まれる栄養成分が出生時に比べて減ってきているため、必要な栄養を食事から摂取するためという理由もあります。

雪印ビーンスターク社が全国で実施した「母乳調査」によると、例えば、母乳に含まれる鉄分やビタミンA、βカロテンなどの栄養素の割合は生後4カ月ほどで半分程度に減っていることが報告されています。

赤ちゃんが成長して体が大きくなると母乳だけでは栄養が不十分になるため、離乳食から栄養を摂る必要があるのです。

しかし、離乳食を始めても摂取しにくい栄養素というものが存在します。

その代表が鉄分とカルシウムです。

鉄分はレバーや青菜、カルシウムは乳製品や小魚から摂取することができるので、本来であればこうした食品を食事に取り入れるべきなのですが、子供の好き嫌いなどもあって思うように摂取できないのが実情です。

そこで、カルシウムはもちろん牛乳にも含まれていない鉄分やDHAを強化したフォローアップミルクを利用して、赤ちゃんの成長をサポートすることができるのです。