スマホ育児の何が悪い?―子供にどんな悪影響があるのか―

子どもたちにスマホを使わせる「スマホ育児」の問題を取り上げます。

スマホ育児の実態

インターネット関連事業者や情報通信機器の研究者などで構成されている「子どもたちのインターネット利用について考える研究会」が子どものをスマホ利用についてアンケート調査を実施して今年2月に結果を公表しました。

未就学児の生活習慣とインターネット利用に関する保護者意識調査結果(2017年2月)

この調査結果から見える子供のスマホ利用の実態を紹介します。

1.小学生になる前から5割の子供がスマホを使っている

調査結果を見ると小学校就学前の児童の5割(1歳で42.8%、2歳で56.0%、6歳で74.2%)がスマホを利用しているそうです。

しかも、約半分の児童がほぼ毎日スマホを利用しているという結果でした。

残念ながら、この調査では1日どれくらいの時間を利用しているのかまではわかりませんでした。

それでも2人に1人はほぼ毎日スマホを見ているというのは驚きです。

2.スマホでは動画を見るかゲームをしている

思っていた以上に浸透してしまっている「スマホ育児」ですが、子供たちはスマホを使って何をやっているのでしょうか?

調査結果によると、2歳までは写真や動画を見ているというのが最多(52.8%)で、3歳からは動画(47.4%)に加えてゲーム(34.5%)や知育アプリ(24.4%)をする子供が増えています。

確かに写真も動画も子供は大好きです。

筆者は、子供にスマホを見せることは滅多にないのですが、ごく稀に外出先でデジカメ代わりにスマホで撮影した写真を家で見せると食い入るように見ています。

タッチ操作が面白いらしく、やたらと画面を触りたがります。

知育アプリやゲームをやらせたら、親が「おしまい!」と言うまで永遠とやり続けるでしょうね。

3.スマホを使う理由は「機嫌とり」が最多?

では、どんな場面でスマホを使うのかと言えば、最も多かったのが「子供が使いたがるとき(44.4%)」、次いで「家事などで手を離せない時(31.7%)」という結果でした。

子供の相手が忙しくてできないので仕方なくスマホを使わせているのかと思ったのですが、それ以外の様々な場面でも使わせてしまっているようです。

驚いたのは「自家用車での移動している時」にもスマホを見ている子供がいる(23.1%)というのです。

確実に目が悪くなりそうですが、親は気にならないのでしょうか?

さらに、スマホを使わせている理由としては、「子供の機嫌が良くなるから(53.7%)」が第1位です。

子供は面白いと思うと何度でもやりたがるので、一度、見せてしまうと「やりたい、やりたい」と激しく駄々をこねるようになります。

親もいけないと思いつつも、根負けしてしまい、ずるずると日常的に使うようになっていくのでしょう。

スマホ育児にはどんな悪影響があるのか?

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スマホを子供に与えるのは、何となく問題があるのではないかと思っている親も多いでしょう。

改めてどんな悪影響があるのか確認してみましょう。

1.視力の低下

「スマホ老眼」という言葉を知っているでしょうか?

老眼は加齢によって視力が低下し、小さい文字などにピントが合わせることができなくなり、見づらくなる障害です。

スマホ老眼は、スマホを長時間見続けることで、ピントを合わせる目の機能が働かなくなり、近いものが見づらくなる障害のことです。

「スマホ老眼」は中高年ではなくスマホをよく使う20~30代に多いとされ、さらに10代の高校生にも広がりを見せているため社会問題になっています。

スマホが普及し始めたのは、6~7年ほど前です。

今の高校生は10代になってスマホを使い始めていてスマホ老眼になってしまっているのですから、赤ちゃんの時からスマホばかり見せていると小学生で「老眼」ということになってもおかしくありません。

2.睡眠障害

スマホのディスプレイから照射されているブルーライトは、眠りに導く「メラトニン」の分泌を抑制し、睡眠を妨げることがわかっています。

睡眠中は成長ホルモンが分泌し骨や筋肉組織の成長を促しています。

ブルーライトの影響で熟睡するまでに時間がかかり、睡眠時間が不足すると成長にも影響が出る可能性があるのです。

また、睡眠不足になれば、当然、学習意欲や集中力が低下するなどの影響もでてきます。

結局どうすればいいのか?

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まずは、「子どもたちのインターネット利用について考える研究会」が作成したセルフチェックシートを利用して、スマホの使い方を見直しましょう。

未就学児の情報機器利用―保護者向けセルフチェックリスト(3歳から6歳)

このリストを見てもわかるように、子どもに言われるがままスマホを渡すのではなく、使う時間やアプリなどを親がしっかりと決め、親の完全なコントロールの下でスマホ利用を許可するようにしましょう。

さらに「卒乳」ならぬ「卒スマホ」を試みてもよいのではないでしょうか。

毎日スマホを見たいと駄々をこねるのであれば、完全にスマホ依存になっています。

粘り強く他の遊びを促し、徐々に利用時間を減らしていきましょう。

最終的に1週間程度スマホを与えなくても大丈夫な状況になれば、自分からお絵かきやおもちゃで遊ぶようになります。

スマホの知育アプリでなくても、知育につながる遊びは無限にあります。

自分でルールを決めて使えるような年齢になるまでスマホを与えなくてもよいのではないでしょうか。

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