来年度からの小学校生活にスムーズに対応できるよう、自宅でできるワークドリルで無理なく楽しい学習習慣を身につけましょう。
そこでお子様にオススメのドリルをご紹介します。
年長用ドリルの選び方
1.成長の個人差に合ったワークブックを選ぼう
年長さんと言っても、発達状況には個人差があります。
5~6歳用のワークブックには難しい内容も含まれていて、成長段階に合っていないドリルを選ぶと学習そのものが嫌いになってしまう恐れもあります。
「簡単すぎるかな?」というレベルから始めると、「できた!」という達成感を味わえて自然にやる気がでてきます。
2.小学校入学前にやっておきたいワークブック
ひらがな、カタカナに計算など、小学校入学前までに押さえておきたい基本がまだ不十分なお子様には、一冊で幅広いカテゴリーをお稽古できるものや、各分野のみ(ひらがな、かずなど)をターゲットにしたシンプルなドリルから始めてみましょう。
一方で、私立小学校などの受験を考えているのであれば、思考力をトレーニングする内容や有名校の過去入試問題を取り入れているドリルを選びましょう。
3.イヤイヤやるよりは楽しくできるドリルを選ぼう
新しいことを吸収するのが楽しく、スラスラとドリルを解いてしまうお子様もいるでしょう。
一方まったく「学ぶ」ことに興味を示さず、苦手意識を持つお子様もいて当然です。
そんな時は無理やりやらせるのではなく、親子で一緒に楽しく出来るような教材を選んでみましょう。
工作系や、まちがい探し、迷路など遊び感覚で出来る学びはたくさんあります。
小学校入学準備ドリル
「小学校に入学して授業についていけるかしら?」と心配しているご両親のために、まずは、算数や国語の先取り学習ができるワークブックをご紹介します。
1.【文響社】うんこ入学準備ドリル
爆発的な人気になった「うんこドリル」の小学校入学準備ドリルです。
こくご、さんすう、せいかつの3教科に対応した内容で、ひらがなの読み書きや足し算はもちろん、「うんこ」を探すなどのうんこドリルならではの楽しい内容も含まれています。
笑いながら楽しく勉強させたいというご家庭におすすめです!
2.【学研プラス】頭脳開発×学研教室 入学準備
小学校入学までに必要な「もじ」「かず(+とけい、ちえ)」「せいかつ」をこの一冊で取り組みます。
かずの考え方を基礎から身につけるので、小学生になってから足し算学習でつまずかないよう考えられています。
特別付録として漢字ポスターや定規もあるので、入学気分が盛り上がること間違いなしです。
3.【くもん出版】小学校の入学準備ドリル
こちらも「こくご」「さんすう」「せいかつ」に対応した先取りワークブックです。
公文らしく真面目で隙のない構成になっていて、入学前の準備からはじまって、1学期で学習する内容、発展的な内容(漢字や時計など)と3段階でしっかりとした準備ができます。
ワークブックでの学習に慣れている子どもにおすすめです。
4.【Z会】小学生わくわくワーク 入学準備 差をつける編
将来、中学受験を考えているご家庭におすすめのワークブックです。
中学受験でも実績がある通信教育のZ会が作った「一歩先を行く」内容となっており、国語では文章の読み取り、算数では引き算の学習も含まれています。
スタートダッシュを決めてライバルに差を付けましょう。
思考力・受験対策ドリル
次に私立小学校の入学試験で出題されるような思考力を鍛えるワークブックをご紹介します。
「頭の回転」や「ひらめき」を高めることができるので受験をしない子供にもおすすめです。
5.【学研】6歳 ハイレベル ちえ
思考力、集中力のほかに、科学的な常識も養うワークブックです。
「ちえ」のドリルは楽しみながら学ぶイメージですが、こちらは難易度が高く、しっかりと頭を使って考える必要があります。
1人では挫折してしまうので、大人が優しくサポートしてあげましょう。
6.【Z会】グレードアップドリル まなべる なぞとき すいり
「謎解き」という楽しい遊び要素が盛り込まれているので勉強するという感じはあまりさせないのですが、謎を解くためには、条件整理、規則性、比較などの思考手段を用いる必要があります。
そのためドリルをすることで自然と論理的思考力を養うことができ、小学校受験などにも通用するような素養が得られます。
他にあまりない幼児向けドリルですが、内容は本格的です。
7.【幻冬舎】天才頭脳ドリル
名門私立・聖徳学園小学校が英才児を育てる独自のメソッドがこの一冊に収められています。
平均IQ150以上のエリート児童が実際に授業で解いている問題を、このドリルがあれば自宅で体験することができます!
まだ脳が若く、伸びしろが大きいこの時期に、やりごたえのある問題を楽しく解いてみるチャンスです。
受験対策にオススメのドリルです。
学習習慣を身に着けるドリル
遊び感覚で楽しみながら机に向かう習慣ができるワークブックを紹介します。
8.【学研】4~6歳 こうさく
楽しんで机に向かう習慣をつけるなら「こうさく」がおすすめです。
「こうさく」は手先を器用にするだけでなく、作り方を理解するための読解力、立体的な作品を完成させるための空間認識力や論理的思考力も養います。
何よりもつまづきながら苦労して完成したときの達成感は他のワークブックではなかなか味わえません。
9.【学研】6歳 めいろ
「こうさく」と同じく時間を忘れて没頭してしまう「めいろ」のワークブックです。
鉛筆を持って取り組むワークなので、正しく鉛筆を持たせたり、適度な筆圧の感覚の身に着けるのに役立ちます。
6歳用なので、ひらがなや数字の内容を含む迷路などもでてくるので、学習習慣をつけるには最適の一冊です。
10.【くもん出版】ひらがなしりとりあそび
もじの読み書きは国語に限らず、すべての教科で必須の能力です。
こちらは、ひらがなの読み書きを「しりとり」という遊びを通して確実なものにしてくれるワークブックです。
5~6歳頃の子供はたくさんの言葉を覚えているので「しりとり」遊びも大好きです。
ワークが苦手な子供でも「しりとりやろうよ!」と声をかければ、きっと興味を持ってくれるでしょう。