「キッズウィーク」って何?―来年4月から導入されたら親はどうする?―

政府(教育再生実行会議)では、来年(2018年4月)を目標に「キッズウィーク」という新たな休暇を設ける検討をはじめました。

「キッズウィーク」とは何か、また子を持つ親はどうなるのか解説します。

キッズウィークとは?

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1.「キッズウィーク」は9連休

政府が検討する「キッズウィーク」とは、公立の小学校・中学校・高校における夏休みなどの長期休暇を5日間減らして、替わりに他の時期に5日間の連休を作るという案です。

もし、実現すれば土日を含めて最大9日間の新たな長期休暇が誕生することになります。

なお、私立の学校については強制ではないため、「キッズウィーク」を導入するかは各学校の判断にゆだねられます。

連休が設定される時期ですが、これは地域ごとにバラバラになることが想定されています。

あくまでも想像ですが、気候のよい行楽シーズンに分散して設定されるようになると思われます。

行楽シーズンは春と秋ですが、春にはゴールデンウィークがあるため、おそらく秋の9~11月頃を中心に設定されるのではないでしょうか。

2.「キッズウィーク」の目的は何?

「キッズウィーク」の目的は大きく2つあります。

まず第一に「子供が家族と過ごす時間を増やす」という目的です。

子供が親や兄弟と一緒にお出かけをして、行事などに参加することで子供達の心の成長を促そうという教育的な効果を狙ったものです。

キッズウィークの検討を「教育再生実行会議」が主導して行っているのは、このような意図があるからです。

そしてもう1つは「地域経済の振興」です。

親子が一緒に過ごす連休ができるとなれば、ゴールデンウィーク同様に多くの家族が旅行や買い物を楽しむことが予想されます。

これによって飲食店や宿泊施設、商店などでの消費が増えて、地域経済が活性化するというシナリオです。

キッズウィークができたら親はどうするの?

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1.有給休暇の取得が奨励されている

キッズウィークの最大の問題点は、子供は休みでも「大人は休みではない」という点です。

ゴールデンウィークのような祝日(国民の休日)ではないため、子供と一緒に過ごすためには「有給休暇」を取得する必要があります。

子供達のために一生懸命働いているパパ・ママのほとんどはこう思うでしょう。

「そんな簡単に有給が取れると思うなよ!」

政府としてもキッズウィークの期間中に有給休暇を取得しやすくするよう経済界に働きかけるとしていますが効果は未知数です。

もともと有給休暇の取得率が高い大企業では対応できるかもしれませんが、地域の中小企業などでは、多くの社員が平日にもかかわらず一斉に休むことになるため取得がしづらい状況になることが容易に想像できます。

特にシフト制で働いている人は、希望通りの取得が難しいでしょう。

また、キッズウィークができるからといって、有給休暇の日数が増えるわけではありません。

特に保育園に通うような小さな弟妹がいる家庭では、有給休暇のほとんどを急病による看護のために使用しており、それに加えてキッズウィークのために休暇を取得する余裕はほとんどありません。

せめて、育児休業のように所得補償のある「子供のための看護休暇」制度を健康保険か雇用保険に作ってほしいものです。

2.キッズウィークの時期が異なる地域に旅行する

では、キッズウィークができたら子供達とどのように過ごせばいいのでしょうか?

キッズウィークの最大の特徴は、地域ごとの「分散休暇」であるということです。

つまり、学校が休みの地域もあれば、そうでない地域もあるということです。

従って学校が休みになっている地域の商業施設は混雑し、そうでない地域の施設は普段の平日とそれほど変わらないという状況になると予想されます。

ゴールデンウィークの場合はどこに行っても混みますが、キッズウィークでは「混んでいない場所」に行くことが王道の過ごし方になるでしょう。

静かな時間の中で、学校や普段の週末ではできないような体験をさせてあげたいものです。

キッズウィークが設定される季節にもよりますが、おそらく「キャンプ」などが定番の楽しみ方になるのではないでしょうか。