離乳食を1回食から2回食に増やせるのはいつ頃からででしょうか?
2回食にできる月齢とその際の注意点について解説します。
離乳食が1日2回になるのはいつから?
2回食にする時期は、離乳食が始まって2カ月目の「ごっくん期」後半からです。
離乳食を月齢5ヶ月から始めた赤ちゃんであれば月齢6ヶ月頃から、月齢6ヶ月から始めた赤ちゃんであれば月齢7ヶ月頃から2回食にするのが目安です。
離乳食を1日2回にするタイミング
2回食への切り替え時期としては離乳食開始から2ヶ月目ですが、実際には離乳食の進み具合に個人差があるため「時期」以外のチェックポイントも考慮する必要があります。
そのチェックポイントとは次の3つです。
1.タンパク質を食べはじめている
2回食に移行するためにはタンパク質を食べている必要があります。
まず、離乳食は10倍粥だけから始まります。
そして1週間程度お粥だけを続けた後に人参やカボチャなどの野菜を食べさせます。
さらに野菜を食べ始めて1週間前後が経過したら、豆腐や白身魚などのタンパク質も食べることができるようになります。
このように、炭水化物、タンパク質、ビタミンを段階的に増やし、いずれも食べ慣れてきたら2回食にしていきます。
2.50g以上の離乳食を食べられる
2回食にする目安の量は50g(小さじ10杯分)です。
この量はお粥だけでなく、野菜や豆腐などの副菜・主菜も含めての量です。
小さじ10杯分の離乳食を完食できるようになったら、2回食へと増やします。
ただし、赤ちゃんにも食べ物をの好き嫌いがあるため、なかなか50gも食べてくれない場合もあります。
その場合には、材料を変える、丁寧に裏ごししてトロトロにするなどして、赤ちゃんが食べやすいもので離乳食を進めてみましょう。
3.上手にゴックンできる
離乳食を上手にゴックンと飲み込めるかどうかも2回食に切り替える時期の目安になります。
離乳食が始まって間もないこの時期は、離乳食そのものに慣れていないため、上手にゴックンできないことは普通のことです。
1回食を続けているうちに少しづつ慣れていくことでしょう。
もし、離乳食がすぐに口から流れ出してしまい、上手にゴックンできない状態が続くようであれば、スプーンでのあげ方を少し変えてみましょう。
そもそも、生後5・6か月頃の赤ちゃんは、舌の出し入れが上手にできないので、口に入ってきた食べ物を喉の奥に運ぶことが苦手です。
そのため次の2つのポイントに気をつけると、比較的うまく行きます。
つまり、スプーンにいっぱいに離乳食を乗せて、口の中にただ放り込むようなやり方では、赤ちゃんは上手にゴックンできません。
スプーンの先にごく少量だけ乗せて、赤ちゃんが口を開けたら、舌の上に乗せてあげます。
こうすることで、舌を動かすことが苦手な赤ちゃんも、何とか食べ物を喉に運ぶことができます。
慣れてきたら徐々にスプーンに乗せる量を増やし、普通量を乗せてもしっかりと飲み込めるようになったら、2回食に移行しても大丈夫です。
ごく少量にして、少しずつ食べ物を飲み込むことに慣れてもらいましょう。