離乳食の悩みがあったら、「授乳・離乳の支援ガイド」を見てみよう!

厚労省が作った「授乳・離乳の支援ガイド」を上手に活用して離乳食の悩みを解決していきましょう。

「授乳・離乳の支援ガイド」って何?


「授乳・離乳の支援ガイド」は保健師さんや助産師さんなどの保健医療従事者が育児中の母親に「授乳」と「離乳」のサポートをする際に参考とするマニュアルのひとつです。

ネットなどで真偽が不確かな情報が溢れる時代ですが、「授乳・離乳の支援ガイド」は医師や助産師、栄養士などの第一人者が集まって、最新の医学的な知見に基づいて作られています。

プロが読むものですが、内容は決して難しくないので、子育て中のママ・パパが読んでもとても役立ちます。

スマホなどにダウンロードしておいて、授乳や離乳食で困ったときは「授乳・離乳の支援ガイド」で確認してみると良いでしょう。

厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」をダウンロード

離乳食のよくある悩みに対する「離乳・授乳の支援ガイド」の回答

1.離乳食はいつから始めたらいいの?

離乳食を開始する時期は赤ちゃんによってまちまちなので、開始時期は悩むポイントのひとつです。

「離乳・授乳の支援ガイド」には、離乳食を始める目安として次の3つを上げています。

  • 首のすわりがしっかりして寝返りができ、5秒以上座れる。
  • スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる。
  • 食べ物に興味を示す。
  • この目安をすべて備えていたら、基本的には迷うことなく離乳食を開始することができます。

    一方で、3つすべて備えた状態にならないと離乳食が始められないということでもありません。

    赤ちゃんの発達には個人差があって、特に生後5か月頃だと、まだ寝返りのできない赤ちゃんも多いことでしょう。

    正常な体重(2500g)で産まれた赤ちゃんで発育も順調であれば、生後5か月を過ぎると徐々に母乳だけでは栄養が不足してきます。

    母乳育児の場合は特に鉄やビタミンDが不足しやすくなると「離乳・授乳の支援ガイド」に書かれています。

    そのため赤ちゃんが何かを食べたがっている様子が見られれば、3つの条件すべてに当てはまっていなくても、離乳食を開始することができます。

    2.卵や小麦はアレルギーが心配だからなるべく遅く食べさせた方がいいの?

    離乳食での一番の心配事と言えば食物アレルギーです。

    卵、小麦、牛乳は3大アレルゲンと呼ばれ、乳幼児期のアレルギー発症率は全世代を通じて最も高くなっています。

    特に親が何らかのアレルギーを持っていると、子供に対しても心配が募りますよね。

    「アレルギーが心配だからアレルゲンとなりやすい卵・小麦・牛乳などの食品を与えるのは遅くしよう」という対応は正しいのでしょうか?

    「授乳・離乳の支援ガイド」には、「食物アレルギーの発症を心配して、離乳の開始や特定の食物の摂取開始を遅らせても、食物アレルギーの予防効果があるという科学的根拠はない」と書かれています。

    つまり、生後5~6か月の離乳食初期から上記の食べ物を与えたとしても、それが原因でアレルギーになるわけではないという事です。

    離乳食に慣れてきたら、卵や小麦なども少量ずつ食べさせてみて、もし、じん麻疹が出るなどアレルギーが疑われる症状が出た場合には、ただちに医療機関を受診します。

    そして、アレルギーが疑われる食品の摂取については医師の指導の下で個別に判断してもらうという対応をすることが基本であると言えるのです。

    3.離乳食作りがたいへんだから、ベビーフードを使ってもいい?

    大人の食べ物とは作り方が全く異なる離乳食。

    「慣れない離乳作りは大変だ」と思っているのは決してあなただけではありません。

    事実、厚労省の調査で「離乳食について困ったことは何か」という質問に対して、「作るのが負担、大変」という回答がトップになっていると、「離乳・授乳の支援ガイド」に書かれています。

    そんな負担を軽減するのに便利なのが「ベビーフード」です。

    「ベビーフード」は工場で作った離乳食をそのままパウチしたレトルト食品のことで、ベビー用品のお店に行くと、驚くほどたくさんの商品が並んでいます。

    しかし、「ベビーフード」を使うことに後ろめたさを感じて、なかなか利用できていない真面目なママ・パパもいるのではないでしょうか?

    「離乳・授乳の支援ガイド」には、なんと「ベビーフード」に関する記述もあるのです。

    「離乳食は、手作りが好ましいが、ベビーフード等の加工食品を上手に使用することにより、離乳食を作ることに対する保護者の負担が少しでも軽減するのであれば、それも一つの方法である。」

    お役所が取りまとめた文章なので、もって回った言い方ですが、要は「ベビーフードを使ってもいいんだよ」ということです。

    ただし、食事は栄養バランスがとても重要なので、ベビーフードを使うにしても栄養が偏らないような配慮が必要です。

    そのための具体的な方法も「離乳・授乳の支援ガイド」にしっかりと記載があるので、ベビーフードを使い始める前に必ず確認しましょう。

    スポンサーリンク
    アドセンス
    アドセンス

    このコラムを「ツイート」「シェア」する