離乳食の食材別「いつから食べる?」(アレルギー27品目等の早見表)

離乳食でのよくある悩みは、どの食材をいつから使えばいいのかわからないことです。

食材ごとにどの月齢から使うことができるのか、目安の時期を紹介します。

新しい食材を使う時の注意点!

food31
離乳食で新しい食材を使う時は、1回の食事の中で1種類だけ追加しましょう。

2種類以上使っていると、アレルギーを起こした場合に、どれが原因だったのか分かりません。

そして与える時、1回目はスプーン1杯だけにして様子を見ましょう。

何も問題なければ翌日以降、2杯、3杯と増やしていきます。

【離乳食】この食材いつから食べられる?

月齢5か月から離乳食を始めた場合に、どのタイミングで各食材が食べられるのかを早見表にしました。

もし、月齢6カ月から離乳食を開始したのであれば1か月ずらします。

なお、早見表の月齢はあくまで目安です。

アレルギーの心配のある食品については、やや遅めの時期を表示していますが、遅くしたからと言ってアレルギーの予防効果が高まるわけではありません。

厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」より
食物アレルギーの発症を心配して、離乳の開始や特定の食物の摂取開始を遅らせても、食物アレルギーの予防効果があるという科学的根拠はないことから、生後5~6か月頃から離乳を始めるように情報提供を行う。

食品とアレルギーの関係は解明されていないことも多いため、食べ始めの時期はひとつの参考と考えてください。

1.アレルギー27品目の早見表

すでにアレルギー反応が出るとわかっている食材については、決して自己判断で食べさせず、かかりつけ医に相談しましょう。

表示義務7品目

月齢6ヵ月から小麦、卵黄(卵)、乳(調理用)
月齢8ヵ月から卵白(卵)
月齢9ヵ月からそば
月齢12ヵ月からかに、えび、落花生、生乳

卵は固ゆでにし、卵黄と卵白に分けて食べさせます。

最初は卵黄だけを食べさせて、2か月後からは卵白も食べさせることができます。

牛乳は基本的に12か月からですが、クリームスープなど加熱して使うのであれば6カ月からも使えます。

無糖のヨーグルトも6カ月から使用可能です。

落花生はかたいのでペースト状のものであれば離乳食でも使えます。

ただし、脂質が非常に多いためあまり使用しないほうがよいでしょう。

表示推奨20品目

月齢5ヵ月から豆腐(大豆)、バナナ、リンゴ、キウイフルーツ、もも、オレンジ
月齢7ヵ月からレバー(鶏・豚・牛)、ささみ(鶏)、納豆(大豆)、さけ、まつたけ、山芋
月齢9ヵ月から鶏肉、豚肉、牛肉、あわび
月齢12ヵ月からさば、いか、ごま、くるみ、カシューナッツ、ゼラチン
3歳からいくら

山芋は生ではなく加熱して食べさせましょう。

マツタケなどのキノコ類は7か月のモグモグ期から、あわび等の貝類は9か月からの「カミカミ期」から食べられます。

ただ、いずれも食感がかたいため細かく刻んで食べさせる必要があります。

かたいナッツ類はペースト状なら食べられますが、脂肪分が多いのでごく控えめにしましょう。

いくらなどの生の魚介類は3歳以上になったら食べるようにしましょう。

2.穀類(炭水化物)の早見表

月齢5ヵ月からお粥(米)、コーンフレーク、じゃがいも、さつま芋
月齢6ヵ月から食パン・ソーメン(小麦)
月齢7ヵ月からうどん(小麦)、里芋
月齢9ヵ月からパスタ(小麦)

お米はお粥、小麦は柔らかくした食パン・ソーメン・うどんを食べさせます。

麺類は塩分を多く含んでいるので、茹で汁は使わないようにします。

3.肉・魚・豆(たんぱく質)の早見表

月齢7ヵ月からレバー(鶏・豚・牛)、ささみ(鶏)、納豆(大豆)、さけ、まつたけ、山いも
月齢9ヵ月から鶏肉、豚肉、牛肉、あわび
月齢12ヵ月から加工品(ハム等)

肉類の加工品は多くの塩分を含むため1歳以降でも少量にしましょう。

一度、濃い味に慣れてしまうと、なかなか元の味に戻れません。

魚介類

月齢7ヵ月からレバー(鶏・豚・牛)、ささみ(鶏)、納豆(大豆)、さけ、まつたけ、山いも
月齢9ヵ月から鶏肉、豚肉、牛肉、あわび
月齢12ヵ月から加工品(ハム等)

しらすは、離乳食初期から食べられてとても便利ですが、塩分が多いので、茹でて塩分を抜き、お湯は使わずに捨てるようにしましょう。

干物や加工品など塩分の濃いものは食べさせないようにしましょう。

鮭についても塩鮭ではなく生鮭を買って、加熱して食べさせます。

魚介類の生食は厳禁です。

豆類

月齢5ヵ月から豆類全般


大豆、グリンピース、そらまめ、ミックスビーンズなどの豆類は基本的に月齢5ヵ月から食べられます。

しかし、ごっくん期に食べさせる場合は、いずれもすり潰してペースト状態にする必要があるため、納豆も含めてモグモグ期以降に使うことが一般的です。

豆腐だけは手間いらずで、ごっくん期から使えます。

4.野菜・果物の早見表

月齢5ヵ月から野菜全般、果物全般
月齢7ヵ月からキノコ類


全ての野菜・果物は月齢5か月のごっくん期から使うことができます。

繊維の多い野菜であってもミキサーなどで食感をトロトロにすれば食べてくれます。

ミキサーなどがない場合は、トマト、かぼちゃ、にんじん、大根などは煮ると柔らかくなるので便利です。

フルーツははじめ果汁だけ飲ませましょう。

野菜の中でもキノコ類は繊維質が多いため月齢7か月のモグモグ期以降に食べさせるようにします。

スポンサーリンク
アドセンス
アドセンス

このコラムを「ツイート」「シェア」する