娘が「こどもチャレンジ ほっぷ」を修了したので感想を書いてみる

年少向け(3~4歳向け)の通信教育である「こどもチャレンジ ほっぷ」の実体験レビューをご紹介します。

「ほっぷ」を始めたいと思っている親御さんは、評判・口コミとして参考にしてください。

「こどもチャレンジ ほっぷ」の教材概要


2018年4月~2019年3月までに届いた教材の主な中身を紹介します。

1.メイン教材(エデュトイ)

4月号「ちゃれんじえんごっこセット」
幼稚園(保育園)ごっこができるおもちゃで、しまじろうなどをバスに乗せてチャレンジ園に通園し、すべり台やブランコで遊んだり、給食やトイレなどの園での生活を遊びを通して体験できます。

5月号「かずのドーナッツやさん」
ドーナツ屋さんごっこができるおもちゃです。イチゴ味とチョコ味のドーナッツが計10個入っていて、注文通りの数のドーナツを用意することで数字の感覚を養います。

6月号「りったい パネルブロック」
平面的な22個のパネルブロックを組み合わせて乗り物を中心とした立体模型を作るブロックのおもちゃです。

7月号「ドーナッツやさん トッピングセット」
「かずのドーナッツやさん」の追加セットです。「ハート」「ニコニコ」などの絵柄が描かれたパーツを既存のドーナッツにはめ込むことができ、注文するドーナッツのバリエーションが広がります。

8月号「ひらがなパソコン」
ひらがな50音のボタンが並んだボードで、ボタンを押すと音声で「あいうえお」を教えてくれます。カードを差し込むとひらがなに関するクイズが出題されます。

9月号「かく ちから ぐんぐんセット」
「えんぴつ」と「ワーク」のセット教材です。「トレンティ」と呼ばれる4色の色がでる鉛筆で、ワークに線や丸などを書き込んでいきます。

10月号「どうぶつバランスパズル」
テトリスような形状のブロックを使ってタワーを作るパズルです。中に玉が入っているブロックもあり、玉を動かして重心の位置をかえるなどの工夫をしながら高く積んでいきます。

11月号「しまじろうのひらがなかるた」
「ひらがなパソコン」の追加セットです。一般的な「かるた」ですが、ひらがなパソコンが読み札を読み上げてくれるため1人でも楽しめます。

12月号「おいしゃさんセット」
「聴診器」「注射器」「薬」などが入ったドクターバッグです。患者の症状にあわせて、診察をします。

1月号「おてがみつくりキット」
まだ文字が書けない子供でも作ることができるレターセットです。あいさつ文が書かれたシールを使って、絵手紙を描くことができ、ポストもついているので親子で手紙のやりとりができます。

2月号「ガオガオさんのおもちゃこうじょうゲーム」
2人対戦の「すごろくゲーム」です。工場のマップにおもちゃを並べて、サイコロを振っておもちゃを取りに行きます。どちらが多くおもちゃをとれるか競います。

3月号「おぼえて めくって メモリーゲーム」
いわゆる「神経衰弱」ができるメモリーカードのおもちゃです。しまじろう、みみりんなどお馴染みのキャラクターで絵合わせをします。

2.絵本

絵本は毎月1冊届きます。

各号はボリュームがありますが、たくさんのショートストーリーで構成されていて、飽きさせない工夫があります。

ショートストーリーの主な内容は以下の通りです。

・しつけ

お着替えやお片付けなどの生活習慣や、公共の場でのマナー、友達とのかかわり方などをしまじろう達の日常生活を通して、クイズ形式などで学びます。

・自然科学
季節に合わせた気候や植物、動物を題材にして、自然の生態について学びます。風や影、色の変化などの身近な不思議に目を向けさせてくれます。

・エデュトイの遊び方

その月に付属しているエデュトイを題材にしたお話があり、遊び方をわかりやすく説明してくれます。

・読み物

絵本のように純粋にお話を楽しむ読み物というよりは、自然科学やマナーなどを題材にした教育的な読み物が各号に1つ以上入っています。

3.DVD映像教材

毎月の教材に合わせた内容で、エデュトイの使い方や、身近なマナー、自然科学などについて映像でわかりやすく説明してくれます。

各月の教材の復習代わりに見ると新たな発見があるので、もう一度、教材をやってみようというきっかけになります。

4.ワークブック

「キッズワーク」と呼ばれるワークブックが毎月あります。

間違い探し、迷路、パズル、ひらがな、など知育につながる様々な問題が出題されます。
20ページくらいですが、ページの最後には工作もついています。

「キッズワーク」とは別に、4~7月号までは、音声が出力されるタッチペンを使った「ひらがな・かずワーク」が、10~1月号までは運筆の練習ができる「えんぴつワーク」があります。

6.保護者向け冊子

教材の解説や3~4歳によくある子育ての悩みに専門家が答えてくれるコーナーなどがあります。

また、こどもチャレンジのベビーからお馴染みの「石塚ワカメさん」による育児漫画も掲載されています。

子供がはまった「こどもチャレンジ ほっぷ」の教材ベスト3

先日、娘が年少(3~4歳)向けの通信教育である「こどもチャレンジ ほっぷ」を修了しました。

そこで「ほっぷ」の1年間について親目線の感想を書いてみます。

まずは、「こどもチャレンジ ほっぷ」の中から、娘がはまった上位3つを紹介します。

1.えほん

「ベビー」からずっと「こどもチャレンジ」を利用していますが、絵本はずっと安定して娘は大好きです。

4歳になったので、「こどもチャレンジ」以外にもたくさんの絵本が家にあり、また保育園や図書館でも絵本を借りてくるのですが、寝る前の読み聞かせでは、結局「こどもチャレンジ」の絵本を持ってくることが多いです。

1冊の中にたくさんのコーナーが詰まっているので、読んでいて飽きることがないのだと思います。

また、普通の絵本と違ってただ聞くだけでなくクイズなどで絵本に参加することもできるので、「遊びの延長」という感覚で楽しんでいるようです。

「ほっぷ」ではなく、1つ前の「ぽけっと」の絵本も良く持ってくることもあります。

例えば「おもちゃを貸して」と言われたときにどう答えるかなど、よくある身近な場面を題材に「こんなとき、なんて言えばいかな?」というコーナーもあるのですが、4歳になっても正しく言えなかったりします。

他人の気持ちを想像することは4歳でもまだ難しいのだなと気づかされます。

2.かずのドーナッツやさん

ドーナッツ屋さんになりきって、注文通りに種類と数をそろえてドーナッツを渡すというやりとり遊びができる教材です。

娘は甘いおやつが大好きなので、「かずのドーナッツやさん」は10か月たった今でも、時々遊んでします。

ドーナッツ屋さんのキャップをかぶって、「チョコドーナッツが2つ、イチゴドーナッツが3つですね!」と、なりきって楽しんでいます。

でも、記憶力がいまいちで、チョコドーナッツを箱に入れると、「イチゴは2個ですか?」と毎回間違っていました。

その上、トッピングの追加セットも数か月後に届いたので、ますます注文通りに作ってくれず、自分が好きなものを適当につくって渡してくれました。

1歳の弟も大好きで時々おもちゃ箱から出してトングでドーナッツをつまんでいます。

その様子を娘が見つけると「わたしの!」と言って取り上げてしまうのです。

3.しまじろうのひらがなかるた

娘は4歳になって、トランプやカルタ、すごろくなどのルールのあるゲームができるようになりました。

中でも、一時期カルタにはまって、何度もママとパパを相手に勝負を挑んでました。

とにかく負けず嫌いな性格なので、親が本気でカルタをして勝とうとすると大泣きして大変でした。

なので、娘がギリギリ勝てるように手加減してあげるのですが、今では本当に上手になって、結構、本気にならないと勝てない状況です。

子供とカルタができるのは嬉しいのですが、負けそうになると怒りだすので、親はびくびくしながら相手をしています。

親としての「こどもちゃれんじ ほっぷ」の評価

1.評価できるところ

「こどもちゃれんじ ほっぷ」はわずか月額2000円未満で、毎月ボリュームのある教材や絵本が届くので、支払った金額を上回る満足度はありました。

とにかく子供が毎回大喜びしているのは間違いありません。

親から見て感心したのは、自然科学に対する興味を持たせるような内容が、「ぽけっと」と比べて格段に増えたことです。

動物や昆虫にしても、図鑑のようにただ名前と写真を羅列しているだけではなく、生態について一歩踏み込んでわかりやすく紹介されていました。

また、色や影や氷など、親だけではなかなか気づいてあげられないような身近な不思議についても取り上げてくれているので、子供と自然科学について話すきっかけにもなりました。

おそらく、多くの親御さんが「ほっぷ」に期待する最重要ポイントは、「ひらがなの読み」が完成することだと思うのですが、我が家の娘は無事に、ひらがなはすべて読めるようになりました。

ただ、いつの間にか覚えてしまっていたので「ほっぷ」のお陰なのか定かではありません。

しまじろうのカルタと、別に持っているアンパンマンのカルタを頻繁に行っていたので、それなりに貢献していると思います。

2.いまいちなところ

「こどもチャレンジ ほっぷ」の教材自体は、よく考えられて作られているので、これといった強い不満はありません。

ただ、「ベビー」「ぷち」「ぽけっと」と続けてきて、「ほっぷ」は娘にとって楽しくてハマルような教材は全体的に少なかったという印象です。

その理由は明らかで、4歳にもなるとたくさんのおもちゃが家にあり、「ほっぷ」で届く教材が持っているおもちゃとかぶってしまうからです。

実際、「かるた」「メモリーカード(神経衰弱)」「おもちゃこうじょう(すごろく)」「おいしゃさんせっと」は、既に類似品を持っていたため、届いた直後は喜んで遊ぶものの、それほど長続きせずに忘れられてしまっていました。

そのため、親のほうから「おもちゃこうじょう、一緒にやろうよ」などと言って誘わないとやらないような状況になっていました。

なので、「ほっぷ」をやるのであれば、似たようなおもちゃは買わずに待っていたほうが、より楽しめると思います。

また、ワークブックもそれほど難しくはなく、また量も少ないので、学習を重視したいのであればオプションのワーク教材も追加したほうが良いと思います。

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