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先日、娘がベネッセの幼児向け通信教育である「こどもチャレンジ ぷち」を修了し、「ぽけっと」に進級しました。
そこで「ぷち」の1年間について親目線の感想を書いてみます。
「ぷち」を始めたいと思っている親御さんは、評判・口コミとして参考にしてください。
「こどもチャレンジ ぷち」の教材概要
2016年4月~2017年3月までに届いた教材の主な中身を紹介します。
1.メインの教材(おもちゃ)
バスのキャラクターで、付属の動物をバスに乗せるとお話ししたり歌を歌います。
5月号「えいごのりものずかん」
身近な乗り物の名前や音を英語で知ることができます。
6月号「メロディーたべものパズル」
ランチプレートのおもちゃで、プレートにバナナなどの食べ物を乗せると、しまじろうの声でおしゃべりしてくれます。
7月号「おしゃべりトイレちゃん」
便座の形をしたオモチャで、おしっこの音や水が流れる音が出ます。
8月号「リトミックドラム」
手で叩くと様々な音が出ます。
9月号「スティックマラカス」
「リトミックドラム」を叩くバチになります。
10月号「いろっちのマトリョーシカ」
赤・青・黄色の3つのマトリョーシカです。「おしゃべりプップー」に乗せると様々な声が出ます。
11月号「ドーナッツはんぶんこセット」
半分にできる布のドーナッツです。付属の絵本を見ながら「はんぶんこ」にして分け合います。
12月号「音でなりきりキッチンセット」
「リトミックドラム」と結合させてお料理ごっこができるようになります。
1月号「おしゃべり電話」
「リトミックドラム」と結合させて、「しまじろう」や「いろっち」などのキャラクターとおしゃべりができます。
2月号「いろかたちブロック」
大きなブロックをつなげて、動物や乗り物などを作ることができます。
3月号「いろっちとおふろであそぼうセット」
お風呂の中で、いろっちと一緒にバスごっこやおうちごっこができます。
2.絵本
毎月1冊届きます。
1冊の中で、季節のイベントや生活習慣、乗り物、動物、食べ物に関する短いお話がたくさん入っていて、とてもボリュームがあります。
「しかけ」もたくさんあって、子供とコミュニケーションをとりながら真剣に読むと1冊で30分くらいかかります。
娘はこの絵本がお気に入りで、寝かしつけの時は、ほぼ毎日この絵本をリクエストされます。
3.映像DVD
隔月でDVDが届きます。
5月号と6月号など2か月分が1枚に収録されています。
毎月届くおもちゃ・絵本と連動した内容になっていて、DVDを見るとおもちゃの遊び方が広がります。
歌って踊る内容が豊富なので、たくさんの歌を覚えて、リズム感覚が養うことができます。
さらに、英語吹き替えもついているので、英語に触れて親しむこともできます。
4.保護者向けの冊子
親向けの冊子が毎月1冊入っています。
メインの教材の使い方が掲載されたガイドブックです。
他にも、子供の成長にあわせた接し方や、生活習慣の促し方など、様々な読み物があります。
この冊子の一番の楽しみは「母はいつでも全力疾走」という短いマンガです。
子育ての「あるある」を面白おかしく描いていて、とても楽しいです。
子供がはまった「こどもチャレンジ ぷち」の教材ベスト3
「こどもチャレンジ ぷち」で届いたたくさんの教材の中から、娘がはまった上位3つを紹介します。
1.映像DVD
娘は、「しまじろう」と「まな」お姉さんが楽しく歌って踊るDVDが一番のお気に入りです。
あまりに好きすぎて、毎日見たがるので、仕方なく保育所のない土日にだけ見せるルールを作りました。
何度、見ても飽きないようで、全ての映像を繰り返し見ています。
どの月もマナーや生活習慣に関わる内容が豊富なので、歯磨きやトイレに行くときは「しまじろうもしてたでしょう?」と言って促しています。
しまじろう家族の日常や歌・踊りはもちろん、本編が終了した後の次月号以降の宣伝も大好きです。
宣伝で映し出される教材(おもちゃ)を見ると毎回「これくるー?」と聴いてきます。
「くるよー、あと○○回寝たらねー」と答えると、嬉しそうにニンマリします。
もやは絶対に途中で退会できません。
さすが通信教育最大手のベネッセです。うまくできていますね・・・。
本当に最後まで食い入るように見ていて、映像が終了するときに流れる「ベネッセ」という会社のサウンドロゴまで口真似をしています。
でも、まだ聴き取りが上手ではないため、なぜか「べねっせん」と言っていますが・・・。
2.音でなりきりキッチンセット
とにかく娘は「お料理」が大好きです。
公園では、ずーっとお砂場に座って、スープやカレーを作っています。
折り紙も小さく切って料理の具材にしてしまいます。
そんな娘なので、「ぷち」で届いたキッチンセットは大のお気に入りです。
このキッチンセットは良くできていて、毎月、機能が拡張されます。
最初はただの「ドラム(太鼓)」だったのですが、キッチンになり、最後は電話がついて、料理を注文することもできるようになります。
いろんな機能が付いていますが、ほとんどキッチンセットとして使っています。
付属の材料だけでは物足りないので、拾ってきたどんぐりや、ちぎった折り紙をキッチンセットで炒めています。
3.いろかたちブロック
ブロックを繋げて、動物や乗り物、建物を作ることができます。
2歳用にできているため、不器用な娘でも届くとすぐにブロックをつなげることができました。
一緒に届いた絵本には、ブロックで作る造形の見本がたくさん掲載されているので、「今度はこれを作ろうか」と親子で話しながら作ることができます。
さらにブロックを使って「ごっこ遊び」ができる「まちシート」も付属しています。
娘はまちシートの上でブロックで作った車や新幹線を走らせて楽しんでいます。
生活習慣(しつけ)は身につくか?
食事や手洗い、歯磨き、トイレなどの生活習慣を促すような絵本や映像、アイテムがたくさんあります。
こうした教材で、生活習慣が身につくかと言えば、やっぱり親の努力が必要です。
しまじろうが歯磨きやトイレに行くのを見て、興味を持つので、子供の気持ちを切り替える「きっかけ」にはなります。
しかし、それは最初だけなので、持続的な効果はありません。
生活習慣の教材については過剰に期待せず、地道に親がサポートしていく必要があります。
親としての「こどもちゃれんじ ぷち」の評価
1.評価できるところ
子供が毎月楽しんでいるので、親としてはその姿を見るだけでも入会してよかったなと思います。
「こどもチャレンジ ぷち」の一番のメリットは、親が買わないような「おもちゃ」が届く点だと思っています。
親がおもちゃを買う時は、つい将来の成長を見越して、月齢にあっていないものを買ってしまい、結果、あまり遊ばれないということが多々あります。
その点、「こどもチャレンジ」では発達状況にあったおもちゃが届くので、すぐに遊べて楽しむことができています。
おかげで誕生日とクリスマス以外でおもちゃを買い与える必要がありません。
また、絵本や映像で、親がまだ教えていない言葉や歌がたくさん登場するので、子供の語彙力は確実にアップしていると思います。
我が家では、少なくとも小学校に入る前までは、このまま続けて行くつもりです。
2.いまいちなところ
月々1700円で、おもちゃや絵本、DVDなどが届くので、仕方ないと思うのですが、おもちゃに関しては正直、質が高いとは言えません。
2~3か月分で1つのおもちゃとして楽しめるようなボリュームになるので、5000円くらいの似たような玩具を買えば、もっと良いものが手に入ると思います。
たとえば、娘が大好きなキッチンセットも、音や具材の数が少ないと感じます。
子供の成長に合わせて、適切なおもちゃを用意できる自信があるのであれば、無理に始める必要はないかと思います。
また、途中で止めてしまわないように、1つのオモチャが数カ月にわたって完成する仕組みになっているため、子供が楽しみにしていると、やめることは非常に困難です。