目次
年少になって習い事をはじめさせたいママ・パパも多いことでしょう。
そこで3歳(年少)にあったおすすめの習い事を紹介します。
習い事の選び方
1.体験教室に行こう
習い事を選ぶ時の基本は、子供の「やりたい!」を重視すること。
いくら親が「やって欲しい!」と思っていても無理強いはいけません。
かえって嫌いになってしまうこともあります。
まずは、子供が興味を持ちそうな習い事や親がやってほしい習い事について、インターネットなどで調べた上で、子供にいくつか提案してみましょう。
もちろん子供はその時々で気分で答えが変わるので、1週間以上かけて何回も聞いた上で、候補を2~3個に絞ります。
そして、実際に体験教室にいって、一番、気に入ったものをはじめましょう。
2.男女の区別なく挑戦してみる
親としては「女の子」らしい習い事、「男の子」らしい習い事と色分けしたくなるものですが、子供が夢中になるものであれば、「らしさ」は気にする必要はありません。
例えば「バレエ」と言えばママが娘にやってほしい習い事のひとつですが、ご存知のように日本には熊川哲也など世界的な男性のバレエダンサーもいます。
むしろ、男性の競技人口が少ないからこそ、抜きんでた存在になりやすいとも言えます。
3.楽しく続けられること
習い事が始まると、最初は楽しくて新しいことをどんどん吸収していきます。
親も嬉しいので、自然にたくさん褒めてあげることになります。
褒められると子供は嬉しくてさらに夢中になる。
というのが理想の習い事です。
しかし、現実にはすぐに飽きてしまったり、少しの躓き(つまづき)からやる気を失うことが往々にしてあります。
そんな時、つい熱くなって「叱咤激励」を通り越して、強い口調で怒ってしまうことがあります。
「怒る」こと自体は子供に対する期待の裏返しでもあるので仕方のないことです。
しかし、たびたび怒るようになってしまうと、子供自身も委縮してしまい、習い事に行くことが苦痛になってしまいます。
習い事が続かないからと言って人生が終わるわけではありません。
楽しく続けられないのであれば、子供にあった他の習い事を探すのもひとつの方法です。
3歳(年少)からはじめる習い事
1.水泳
男女問わず、習い事の不動の1位は何といっても「水泳」です。
子供のころ小児ぜんそくを克服するために始めたというご両親も多いのではないでしょうか?
水泳は、筋力も心肺機能も鍛えることができる全身運動であるため、病気に負けない体作りには最適です。
しかも、あらゆるスポーツのアスリートが怪我のリハビリのためにプールトレーニングを取り入れています。
つまり、バランス感覚や危険予知能力が未熟である子供であっても、怪我をすることがない安全なスポーツと言えます。
2.ピアノ
ピアノは女の子の習い事として定番中の定番です。
もちろん男の子にも人気があります。
ピアノは、テンポを合わせ、楽譜を読み、両手の指先を使うというように、脳の高度な情報処理が必要となります。
ピアノは「知育」に最適な習い事であると言われることも多いです。
ただし、先生との相性が非常に重要であるため、ピアノを習わせるのであれば実際に体験教室に行ったうえで、子供にあった先生を選びましょう。
3.英語
グローバル化する国際社会においてますます必須のスキルと言える英語。
小学校から英語の授業がはじまったことで、幼少期から「習わせないといけない」と考える親も多いのではないでしょうか。
英語はあくまでコミュニケーションの道具なので、「話したい」と思える環境が非常に重要です。
英語の「勉強」ではなく「遊びの延長」で英語を使う機会を増やしましょう。
英語は、多少話せるようになったとしても、使わなければどんどん忘れてしまいます。
幼児の時だけでなく、社会人になるまで英語を話す機会を提供し続けることが重要です。
4.ヒップホップダンス
ダンスの授業が中学校で必修となり、幼児にも人気の習い事になりました。
ダンスといっても社交ダンスにフォークダンスと色々ありますが、中でもテレビで見ることの多いヒップホップダンスが一番人気です。
音楽に合わせて楽しむスポーツであり、リズム感・バランス感覚・心肺機能も養うことができます。
さらに基本が身につけばグループで振り付けを考えて一緒に踊ることになるため、協調性や創造力も養うことができます。
5.サッカー
一昔前であれば、男の子の習い事というイメージでしたが、なでしこジャパンの活躍もあって、サッカークラブには女の子もたくさんいます。
集団スポーツらしい「規律」がありながらも、個人の自主性や積極性も歓迎される競技であるため、現代の「個性」を重視する社会性にあったスポーツと言えます。
また生活上、使い慣れている「手」ではなく「足」だけを使う珍しいスポーツなので、いつもと違う脳に使い方の訓練にもなります。
6.幼児向け通信教育
幼児向け教育の代名詞といえば、しまじろうの「こどもちゃれんじ」ですが、他にも「ドラゼミ」「ハローキティゼミ」などいくつかあります。
どの講座も、主に文字や数、身近な「なぜ?」を学習します。
通信教育の良い点は、月2000円前後と価格が安く、自宅での遊びの延長として始められるところです。
さらに小学校の入学準備としても有効なので、ピアノなどの習い事と並行して受講する家庭も多いです。
7.体操
体操は自分の「体の使い方」を覚えるスポーツなので、あらゆるスポーツの基礎になります。
サッカーなど他のスポーツと並行して取り組む子供たちも多くいます。
個人スポーツで、しかも、たくさんの技があるため達成感を得やすいスポーツと言えます。
内村航平選手のように日本人がオリンピックで金メダルをとれる数少ないスポーツの1つでもあります。
メダルを狙うのであれば、物心つく前から始めましょう。
8.公文式
公文式は算数・国語・英語と幅広い強化があります。
とはいえ、一般的には「算数」の個別指導教室というイメージが強いでしょう。
個人の学習速度にあわせて勉強ができるので、長く楽しんで取り組むことができます。
9.音楽(リトミック)
音楽教室というとピアノやギターなど特定の楽器を教わるところだと思われているかもしれません。
しかし、ヤマハやカワイなどの音楽教室では、幼児期に音楽自体を楽しむという教育プログラムを設けています。
リトミックでリズム感覚を養い、打楽器や鍵盤楽器を演奏し、歌も歌うという、音楽の楽しい所だけを詰め込んだ内容になっています。
特定の楽器を習わせる前に、どんな楽器に興味を持つのか知ることができます。
10.バレエ
バレエ教室に憧れる女の子は多いですが、他の習い事に比べて費用がかかることがネックです。
月謝は他の習い事と大差がないのですが、バレーシューズやレオタード等を成長に合わせて、何度も買い替える必要があります。
さらに、教室で発表会を開催する場合には、会場費用やゲスト費用として5~10万円ほど支払う必要があります。
11.美術
絵画や造形を学ぶ教室です。
お絵かきの延長で楽しく芸術に親しむことができます。
創造力豊かな子供に育てたいというママ達に人気です。
将来的にはAIなどのコンピューター技術が発達すると、「決まった仕事をこなせる人」よりも「創造性」の高い人が重視される社会になると言われています。
12.書道
最も歴史のある習い事のひとつです。
3歳では文字自体を知らないので、字を覚えるところからはじめます。
書道教室で字を習い始めれば、生涯にわたって正しく美しい字が書けるようになります。
13.そろばん
数字を数えて、指を使って「たす」ことができるようになればそろばん教室に通うことが可能です。
練習し続ければ、難しい計算の答えを暗算で導き出すことができるようになり、算数・数学にも有利です。
14.チアダンス
小さな女の子に人気のダンススポーツです。
かわいらしい衣装に、かわいらしいポンポン。
しかし、見た目のかわいらしさとは裏腹に、かなりハードなダンスであるため、運動能力や心肺機能も存分に養うことができます。
また、チームスポーツなので、協調性やマナーもしっかり身につきます。
多くのフィットネスクラブやカルチャースクールで開講しており、さらに野球やバスケットなどのプロスポーツに所属するチアダンスが主催するスクールもあります。
意外と身近に始められる習い事です。
15.ボルダリング
スポーツクライミングが東京オリンピックから正式種目になるため、とても注目されている競技です。
身軽な子供は大人よりも早く上達してきます。
難易度別に登るコースが異なっていて、達成感を味わいやすいスポーツです。
健康のために始める大人も多いため、子供と一緒に楽しめます。
4歳頃(年中)から始めたい習い事
3歳になったからといって、慌てて習い事を始める必要はありません。
4歳になるとできる習い事がさらに増えるため、もう少し待ってもいいでしょう。
16.テニス
世界で最も競技人口の多いスポーツです。
少し上達したら親子で楽しめます。
男女問わずプロを目指すことができる数少ないスポーツの1つです。
17.柔道・空手
ダンスと同じく「武道」も男女問わず必修化されました。
広く普及している日本の武道には、柔道・剣道・空手などがあります。
日本の武道と言えば、まずは柔道。
オリンピックを目指すだけでなく、「柔よく剛を制す」という言葉もあるように、女の子の護身術としても非常に役立ちます。
また、「空手」は殴りあうイメージがあるため抵抗を感じるママや女の子も多いことでしょう。
しかし、「武道」は強さよりも、まず「礼」を重視するため、しっかりとした礼儀を子供に身に着けさせるには最適なスポーツであると言えます。
空手の場合は「型(かた)」と呼ばれる演武の美しさを競う競技を選ぶこともできます。
なお、空手は、柔道や剣道のように統一的なルールがなく、流派ごとに細分化されているので、いくつか見て回って、親子の希望に合った道場を選びましょう。
18.料理
包丁や火を使うため4歳からはじめることができます。
おままごとが大好きな女の子はもちろん、将来の料理人を目指して男の子が料理を覚えるのもいいですね。
物事を計画的に順序立てて実行するという力が身につきます。
19.囲碁・将棋
小さな子供でも大人を負かすことができるため、たいへん夢中になれる頭脳スポーツです。
実力さえあれば、囲碁では小学生でも、将棋では中学生でもプロになることができます。
囲碁も将棋も、先を読む力や論理的な思考力を養うことができます。
20.フィギュアスケート
浅田真央や羽生結弦に憧れてスケートを始めたい幼児がたくさんいることでしょう。
残念ながらスケートリンクは数えるほどしか存在しないため通える家庭は限られます。
また、本気になればなるほど衣装代や遠征費、リンクの貸切費用、コーチへの謝礼などで途方もないお金がかかるようになります。