離乳食はいつから始めるの?―基本の進め方マニュアル―

「授乳に慣れてきたな」と思っていたら、あっという間に離乳食の時期が始まります。

そこで、離乳食を始めることができる時期や月齢ごとの進め方について解説します。

離乳食の開始は月齢5か月から

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通常、離乳食の開始時期は生後5~6月頃です。

厚生労働省の「平成27年度乳幼児栄養調査」によると、実際に離乳食を始めた時期は月齢5ヵ月で40.7%、月齢6カ月で44.9%となっています。

つまり85%以上の赤ちゃんは生後5~6カ月で離乳食をはじめています。

1.離乳食を開始する理由

月齢5か月から離乳食を始める理由は、第一に母乳だけでは栄養が足りなくなるからです。

母乳の栄養成分は出産直後をピークに次第に減少していくことが知られています。

鉄分などのミネラル、ビタミンAなどのビタミン類、そしてタンパク質も減ってしまうのです。

一方で赤ちゃんの体重は出生時の2倍以上になっているのですから、母乳以外でも適切に栄養を摂取しなければ、貧血や栄養不足になってしまうのです。

もうひとつの理由は、口に入れた食べ物を押し出してしまう「哺乳反射」が弱くなり、赤ちゃんが食べ物を咀嚼(そしゃく)し、飲みこむことができるようになる時期だからです。

離乳食をはじめた直後は上手に咀嚼することができなくても、次第に慣れて上手に食べられるようになります。

2.開始時期には個人差がある

赤ちゃんの発達には個人差があるため、絶対に5~6カ月に離乳食を開始しないといけないということではありません。

多くの自治体では生後3~6カ月の間に乳児健診が行われていますので、その際に赤ちゃんの発育状況を見てもらったうえで離乳食を開始する時期を相談して決めても良いでしょう。

一般的な目安としては、大きく2つあります。

まずは、赤ちゃんの首座りが完了して、ママ(パパ)が支えればお座りができること、もう一つは、よだれが増えて、食べ物を近づけると興味を持つことです。

生後5ヵ月前後になったら、この2つを確認して、問題ないようなら離乳食を開始します。

なお、昔は生後3~4か月で離乳食を開始することが当たり前でしたが、最近は徐々に遅くなってきていて、最新の厚労省の調査では生後6カ月から開始する赤ちゃんが最多になっています。

したがって慌てずに、様子を見ながら始めていきましょう。

【離乳食】基本の進め方

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はじめての離乳食は戸惑うことばかりです。

そこで、基本を押さえた上で赤ちゃんにあわせて離乳食を進めていきましょう。

月齢5ヵ月からの進め方を紹介しますが、もし、月齢6カ月で開始した場合は、すべて1か月遅れのペース進めて下さい。

無理に追いつこうとする必要はありません。

月齢5ヵ月

目的:食べ物を口に入れて、舌を動かすことに慣れさせる

食事回数:1日1回

食べ物の堅さ:なめらかにすりつぶした状態

食べる量(おかゆ):5g ⇒ 30g
(※小さじスプーン1杯=5g)

授乳量:欲しがるだけ飲ませる

離乳食がはじまって最初の1カ月間は、「食べる」ということに慣れさせることが目的です。

スプーンで食べ物を入れても、口から出してしまうかもしれませんが、これは舌の使い方が未熟であるため起きてしまうのです。

最初はスプーンにほんの少しお粥を乗せて口に入れることを繰り返して、徐々に慣れさせていきましょう。

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月齢6ヵ月

目的:2回食に増やして、食材も少しずつ増やしていく

食事回数:1日2回

食べ物の堅さ:なめらかにすりつぶした状態

食べる量(おかゆ):30g ⇒ 40g

授乳量:欲しがるだけ飲ませる

離乳食に慣れてきて1回に食べられる量が「おかゆ」と「おかず」を合わせて40~50gになったら1日2回食にします。

また、食材もお米や野菜以外にも卵黄や小麦などアレルギーが出る可能性もある食材も試していきます。

新しい食材を食べさせる場合には、何かあっても病院に行けるように、平日の午前中に与えましょう。

そして、どの食材にアレルギー反応がでたのか分かるように食事では必ず1つだけ新しい食材を追加しましょう。

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月齢7・8ヵ月

目的:舌を使って食べ物をつぶし、様々な味に慣れさせる

食事回数:1日2回

食べ物の堅さ:舌でつぶせる状態

食べる量(おかゆ):40g ⇒ 80g

授乳量:食後の2回と他に3回がめやす

「もぐもぐ期」と呼ばれる期間です。

飲みこむことが上手になってきたら、すり潰した形状から、舌で潰せるほどの固形状態にします。

具体的には5倍粥のかたさが目安です。

食材についても納豆、鶏肉、全卵などのタンパク質を使うことができようになるので、多くの食材の味に慣れさせていきましょう。

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月齢9・10・11ヵ月

目的:規則正しい1日3回の食生活に慣れる

食事回数:1日3回

食べ物の堅さ:歯茎でつぶせる状態

食べる量(おかゆ):80g

授乳量:離乳食以外に2回程度

この時期は「カミカミ期」と呼ばれ食事も1日3歳となります。

歯茎で潰せる状態とは、およそ「バナナ」程度のかたさです。

食材は「生もの」以外は大人とほとんど同じものが使えます。

好き嫌いも出てくるので、赤ちゃんが良く食べてくれる味付けや大きさを探してあげましょう。

また、食べる量が増えて授乳量が減ってきます。

1歳になる前に1日2回ほどになるのが目安です。

離乳食を食べたうえで、食後に欲しがるようなら母乳をあげてもよいでしょう。

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月齢12~18ヵ月

目的:自分で食べられるようにする

食事回数:1日3回

食べ物の堅さ:歯茎でかめる状態

食べる量(おかゆ):80g ⇒ 90g

授乳量:必要なし

1歳からは離乳の完了期になります。

これまではママ(パパ)がスプーンで口に運んであげることも多かったと思いますが、1歳を過ぎてからは、できるだけ自分で食べるように促してきます。

最初は手づかみで、徐々にスプーンに移行していきます。

また、母乳ではなく牛乳も飲むことができます。

そのため授乳はしなくても大丈夫ですが、子供が欲しがるようであれば無理に卒乳する必要はありません。

ただし、母乳ばかりで食事を食べないようであれば、母乳の量を減らしてく必要があります。

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