子供がよく感染するRSウィルスとは?

子供が感染しやすい「RSウィルス」の特徴について解説します。

また、cawaiku編集部のスタッフの子供が実際に「RSウィルス」に感染したときの実体験レポートも紹介します。

この記事には疾病の情報が一部に含まれています。当記事を参考にした自己診断は決して行わないでください。気になることがあれば、医療機関を受診することを強くお勧めします。自己診断によるトラブルは一切の責任を負いかねます。

RSウィルス感染症の概要

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※RSウィルスに関する正確な情報は、下記の厚生労働省のHP、国立感染症研究所のHPをご覧ください
厚生労働省(RSウイルス感染症Q&A)
国立感染症研究所(RSウイルス感染症)

1.症状

冬場に感染のピークを迎えるとされていたRSウィルスが、近年は夏期でも感染が拡大するようになり、夏風邪のひとつとして保育所で子供が感染してしまうケースが増えています。

RSウィルスは、4~6日の潜伏期間を経た後、症状が顕れます。

呼吸器官の感染症で、発熱、咳、鼻水など、いわいる風邪の症状が数日続きます。

初めて感染した乳幼児であれば、その後、気管支炎になり「ぜいぜい」という呼吸音になることがあります。

生後数週間から数か月間の乳児が感染した場合には、さらに重症化して肺炎になることもあり注意が必要です。

国立感染症研究所感染症疫学センターによれば、乳幼児の肺炎の約50%はRSウィルスによるものと報告されており、年間30人程度の乳幼児がRSウィルスにより死亡しているとされています。

2.予防

RSウィルスは、飛沫感染及び接触感染で感染します。

2歳までにほぼ100%感染し、大人になっても何度も感染を繰り返します。

これは、RSウィルスに対する免疫ができにくいとされているためです。

但し、感染を繰り返すうちに症状は軽くなっていきます。

このように、非常に感染しやすいウィルスです。

大人から子供への感染を予防する方法としては、咳やくしゃみの症状がある場合は必ずマスクを着用し、さらに手洗いをしてから子供の世話をする必要があります。

また、子供同士の感染を防ぐためには、症状のある子供が使った玩具を消毒します。

3.感染したときの対応

症状だけではRSウィルスかどうかはわかりませんので、咳や発熱などの気になる症状があれば、医療機関を受診しましょう。

RSウィルスには特効薬がないため症状を抑える薬を処方されます。

具体的には症状に合わせて
・痰や鼻水を出しやすくする薬
・アレルギー反応(鼻水)を抑える薬
・咳を抑える薬
・気管支を広げる薬
・解熱剤(熱が高い場合)
・抗生物質(細菌感染の疑いがある場合)
などが処方されます。

重篤化し肺炎になった場合には入院が必要です。

4.登所許可証が必要

RSウィルスに感染した場合は、登所許可証を医師に書いてもらわないと保育園に行くことはできません。

熱が下がって、「ぜいぜい」「ひゅーひゅー」といった喘鳴がなくなると登所許可証がもらえます。

【体験記】2歳の子供がRSウィルス感染症した

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2歳の娘が通っている保育所で、6月下旬にRSウィルスの感染者がでたという注意喚起がありました。

しかし、RSウィルスに関する知識がなかったため「ふーん」とあまり気にせずに過ごしていました。

その後、7月末に微熱と鼻水、咳といった風邪の症状が見られたため小児科を受診しました。

医師からは風邪といわれ、いつも風邪のときに処方される薬と全く同じものが処方されました。

いつもなら薬を飲むと、翌日に多少収まるのですが、この時は、むしろ熱が高くなり、咳も頻回になったため、「何かが違うな」と感じて、再度、受診しました。

再受診の際に、保育所でRSウィルスが流行っていることを医師に話すと、検査をしてくれました。

検査の結果、RSウィルスに感染していたことが分かりました。

咳を抑えて気管支を広げる薬が追加で出され、さらに呼吸を楽にする「吸入」のために毎日通院をするように指導されました。

その翌日、38度後半の熱が上がりました。

しかし、本人はとても元気で、家の中を駆け回って遊んでしました。

さらに翌日には熱が下がり、咳や鼻水の症状も急激に少なくなり快方へと向かました。

保育所には、完全に咳の症状がなくなってから登所する方が望ましいらしいのですが、実際には、ぜいぜいといった呼吸音がなくなれば登園許可証がもらえました。

咳が出ているのに登園するのは申し訳ないと思ったのですが、改めて登園してみると、同じクラスの子達が何人も咳をしていたので、おそらくみんなRSウィルスに感染しているのだろうなと思いました。

どこの家庭も、咳が出なくなるまで仕事を休むのは無理だと思うので、お互い様だと思って割り切るしかありません。

保育所の先生曰く、ウィルスをあげたり、もらったりを繰り返しているとのことでした。
RSウィルスは、再発の場合、症状が軽いそうです。

そのため、わざわざRSウィルスを疑って、病院を受診し、保育所を休ませる、というような生真面目な保護者は少ないと思われます。

ですので、保育所に通わせている限りは何度もRSウィルスに感染すると思って間違いありません。

ちなみに、娘がRSウィルスに感染した同時期に、3歳のお友達(男の子)が、RSウィルスで肺炎になって入院してしまいました。

初感染の場合には、新生児だけでなく幼児になっても肺炎になることがあるので、注意が必要だと思いました。

単なる風邪だと思い込まず、咳の症状があれば、すぐに小児科を受診したほうがいいと思います。


(参考書籍)
医学書院「新看護学・母子看護」
金原出版「小児看護学」
小学館「家庭の医学大辞典」
学研「赤ちゃんの病気全百科」
ベネッセ「赤ちゃんの病気新百科」

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