【私の出産体験記】大阪母子医療センターで産みました。

大阪府にある大阪母子医療センターで出産したママの体験記を紹介します。


※個人の体験に基づく口コミ記事です。医療機関に対する客観的な評価・評判ではありません。

出産体験記

1.妊婦健診中の印象に残った体験

妊婦健診は緊急搬送で初めてかかった病院なので受けていませんが、産褥健診では、受付の方や看護師さんたちが、細かい質問に対してもみなさん笑顔で案内してくださったのが印象的です。

初めて外来を受診するので、どこで待てばいいのか、番号で呼ばれるのか名前なのかもわからず、しかも上の子の面倒を見る都合で、急に予約していた時間を早めたい旨を受付で話しましたが、柔軟に対応してくださいました。

主治医の先生でなくても産褥健診の受診が可能か、当日の予約時間の変更がスムーズに行えるかなどを病棟に電話で確認してくださり、座っている席まで相談結果を話しに来てくださいました。

待ち時間も、他の看護師さんを呼び止めて質問しましたが、「あと5人ほど待っているので、トイレに行って下さっても大丈夫ですよ」「2番か3番のお部屋から番号で呼ばれると思うので、このあたりで待っていてください」など、細やかに案内、説明してくださいました。

分娩予約してずっと妊婦健診を受診していた病院よりも、みなさんが話を聞いてくれる雰囲気で、笑顔だったのが印象的です。

2.お産の体験

陣痛は、分娩日を迎える一週間前から始まっていました。

1人出産していて、お腹が定期的な間隔でしくしく痛むことに気付き、トイレでも出血していることから病院にむかうと、診察台で陣痛が来ていて、子宮口が4cmほど自然に開いてしまっていて、いつ出産してもおかしくないと言われました。

陣痛(子宮の収縮)を抑える点滴(点滴の成分はウテメリン)をされ、母子医療センターに救急車で搬送されました。

救急車内で赤ちゃんが出てきてしまう事態は避けられ、病院で切迫早産の診断を受けました。

少しでも赤ちゃんがお腹の中で育つように、早産を食い止める処置の説明を主治医の先生からされました。

点滴でお腹の収縮を抑え、トイレでもあまりいきまないように指導されました。

入院から6日目、子宮口が点滴をしていても7cmまで開いてしまったのと、点滴の副作用でめまいや動悸がひどくなってきたため、点滴を止めて分娩の段取りが始まりました。

子宮の収縮を抑える点滴を止めてからは、陣痛が自然に来るのを分娩台の上で待ちました。

早産なので、規則的に陣痛がくるかわからないことや、痛みが強くなって出産に至るとは限らず、弱い陣痛のまま赤ちゃんがゆっくり降りてくる可能性などを説明されました。

私の場合、陣痛の感覚は徐々に短くなり痛みは強くなりました。

分娩台で陣痛を待ち始めてから6時間後くらいに、助産師さんの「いきみたくなったらいきんでいいですよ」の合図を受けて、何回かいきみ、1000グラムほどの赤ちゃんを出産しました。

赤ちゃんが小さいため、お産の前から新生児科のスタッフさんに待機していてもらい、赤ちゃんの身体が出てくると同時に人工呼吸器などで呼吸の補助をしてもらいました。

一通りの処置が終わった後、胸の上に赤ちゃんを乗せてもらえて、カンガルーケアもさせてくださいました。

親子三人での写真も撮って頂けて、安心するような声かけもたくさんくださいました。

3.赤ちゃんが生まれた瞬間!

切迫早産で予定日より3カ月ほど早い出産になったので、本当に赤ちゃんが生きて生まれてくれるのか、週数が短すぎて、入院してからずっと不安でした。

入院してから1週間ほどで分娩日をむかえましたが、1週間お腹の中で大きくできたという安心よりも、やはり「こんなに早く産んでしまうこと」に、不安や、赤ちゃんへ申し訳ない気持ちが強かったです。

いざ陣痛が始まり、もう産んでしまうしかないとなった時、とにかく病院のスタッフさんたちを信じて、不安を抑えて少しでも無事に生んであげることに集中しようと切り替えました。

また、産婦人科の先生が、「1週間出産を持ちこたえたことは大きい。その間に赤ちゃんを元気にする注射できたことで、赤ちゃんの生存率や元気に生育していくかが全然違う」と言って下さり、大きな安心感を得られました。

赤ちゃんが誕生した瞬間、産声をあげてくれて、小さな体でも自力で元気に出てきてくれたことに感動しました。

生きていてくれたことに何とも言えない幸福感を得ましたが、胎盤がお腹の中に残ってしまったことへの処置で間もなく忙しくなり、なかなか感動にひたることはできませんでした。

それでも、赤ちゃんがお腹から元気に出てくれたことは、何にも代えがたい喜びでした

4.入院中の体験

入院中、切迫早産で入院されている方が多いため、点滴を持って歩いている方がたくさんいました。

私はお産が終わって一安心していましたが、早産を抑える処置を受けながら入院中の方も同じ病棟だったため、無事に赤ちゃんが産めるか不安な方も多いだろうと思い、夫が来ても、大部屋では大きな声で赤ちゃんについて話さないように注意していました。

隣のベッドではおそらく、産後傷めた腰のせいで寝返りも打つのがつらい方が寝ておられました。

せき込む声や「痛い…」とつぶやく声が、少しつらかったです。

5.大阪母子医療センターで産んで「よかったな!」と思う体験

何よりも、未熟児医療の経験が長いことに安心感があり、この病院に搬送されて良かったと感じています。

助産師さんや産婦人科の先生も気さくで、話しかけやすい方が多く、今後子供の成長をみていだくにも安心しています。

6.通院・入院中の「残念」な体験

特に残念に思ったことはまだありませんが、子供がNICUに入院していて、「赤ちゃんの様子など、質問などは24時間、いつでも電話して聞いてくださいね」とおっしゃっていただいていますが、NICUのスタッフさんも常にそろっているわけではないこと、質問しても病状に関することは担当の先生以外は答えられないことなどが、仕方ないですが少し残念です。

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大阪母子医療センターについて

2019年4月に第2子を出産した当時の体験に基づく情報です。

1.選んだ理由は?

最初から分娩予約して選べる病院ではなく、切迫早産や双子など、他の病院からの紹介や搬送で診てもらえる病院です。

私の場合、出産予定日の3か月前に子宮口が開いてきてしまい、切迫早産の兆候が見られるので、分娩を予定していた病院から救急搬送されて大阪母子医療センターでの出産になりました。

救急搬送先の病院を先生に探してもらっている際、「ここなら週数の短い赤ちゃんでも、未熟児医療を専門に行っているので安心して産める」ということで、選んで紹介して頂きました。

大阪府の中でも未熟児医療をされてきた歴史が古く、信頼できる病院であること、私が住んでいる羽曳野市から比較的近い病院であることが、分娩予定だった病院から紹介・緊急搬送された大きな理由です。

2.妊婦健診での待ち時間はどれくらいだった?

救急搬送で分娩の際に初めて診てもらったので、妊婦健診は一度も受診していません。

産後1カ月の産褥健診では、待ち時間は1時間程度でした。

内診待ちの人が多くてなかなか進まないということで、先に助産師さんとの話をすませるよう促して下さったり、少しでも待たなくても良いように病院側も工夫、気遣いしてくださっていました。

渡された番号がいつ呼ばれるのか、何番まで呼ばれたのかがわかりにくいので、トイレや上の子の気分転換をしたくても、待合室から席を外すのが難しかったです。

お会計を作ってもらうのに30分ほどは時間がかかったので、帰宅時間よりも早めに会計窓口にカルテを出しておくことを勧めます。

3.費用はどれくらいだった?

妊婦健診は切迫早産で緊急搬送されたので、一度も受診していませんが、受給券でほとんど自費がかからないようです。

入院・分娩費用は、搬送されてから分娩の日まで7日間、産後4日間の合計11日入院し、出産一時金の助成の申請をしていたので、病院がある和泉市外から入院しましたが、自費は全くかかりませんでした。

自然分娩でした。

※一般的に費用は診療内容などによって一人一人異なります。

4.主治医の先生はどんな人?

主治医の先生は温和な40代くらいの男性医師で、切迫早産でどの程度子宮口が開いているか、出産を食い止めるためにはどのような処置をしていくかを、丁寧に、同席した夫にも説明してくださいました。

助産師さんたちも対応が丁寧な方が多く、みなさんが病院っぽくないハワイアンな、カラフルな看護服を着ておられるのが印象的でした。

5.分娩に対応してくれた助産師さんはどんな人?

マスクをされていましたが、若くて細身で、きれいな看護師さんでした。

口元が見えないので笑顔だったかわかりませんが、落ち着いていてクールな印象でした。
自分でトイレなどに行けず、便意を感じた時は助産師さんに頼んで分娩台の上でさせてもらうかたちでしたが、キレイな方だけにそうした下の処置を頼むのに気が引けました。

しかし何度トイレを頼んでも、全く嫌な顔をせずこなしてくださいました。

分娩後、点滴を引きながら一緒にトイレにいってくださったさり、「〇〇さんのおかげで無事に赤ちゃんを産めました。声かけも有難うございました」と言うと、「お母さんが頑張ったからですよ」と、目元を緩めて返して下さり、心から笑って、ほめて下さりとても嬉しく感じました。

6.入院中の食事はどうだった?

食事は毎回おいしかったです。

朝食は+50円で和食に変更できましたが、2週間ほどの入院で一度も希望しませんでした。

ご飯やパンが多い傾向があり、私はパンを1個残して、お見舞いに来る夫に食べさせたり持って帰ってもらいました。

朝食は朝8時と比較的遅く、お腹が空いてしまう患者さんも多いと、看護師さんが話されていました。

産後の御祝い膳もおいしく、見た目も美しかったですが、もう少しボリュームが欲しかったです。

7.設備やサービス

〇・・・あった
×・・・なかった

(〇)2Dエコーあり
(〇)3Dエコーあり
(〇)4Dエコーあり
(〇)母親学級あり
(〇)両親学級あり
(〇)マタニティスポーツ(ヨガ・エアロビクス等)教室あり
(〇)個室あり
(〇)大部屋あり
(〇)個室シャワーあり
(〇)個室(病室)以外にくつろげる場所あり
(〇)食事用のラウンジあり
(〇)売店あり
(〇)小児科併設あり
(〇)助産師外来(母乳外来)併設あり

8.入院中に助産師さんから教わったこと

〇・・・あった
×・・・なかった

(×)授乳指導(母乳のあげ方)
(×)調乳指導(ミルクの作り方、あげ方)
(×)おむつ替え指導
(×)沐浴指導
(×)新生児指導(健康管理の仕方や泣いている時の対処方法など)
(〇)産褥期生活指導(産後の回復期におけるママの生活上の注意点など)
(×)家族計画指導(次の子供を作る際の注意点など)

※初産婦か経産婦か、また、赤ちゃんの状況によっても指導内容がかわるものと考えられます。

9.どんな育児指導された?

必要以上に自分を責めてしまわないように言われました。

自分が無理をしてしまったから、短い週数で産んでしまったと考えるお母さんが多いけれど、生まれてきた赤ちゃんにも原因はないし、お母さんも悪くなく、早産は原因不明なことが多いということでした。

赤ちゃんになるだけ触れてあげることが、何よりも小さな赤ちゃんの心と体を元気にしていくのに良い、と指導くださいました。

10.退院後に助産師さんに相談したこと

産褥健診の際に、赤ちゃんを産んだけれど週数が短いため自分だけ先に退院し、病院に入院させていることが無性につらくなることがあると相談しました。

11.新生児健診のタイミング

まだ赤ちゃんが退院していないため、新生児健診はありませんが、退院のめどがたってから予定はしています。

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