鍵盤と楽譜付きでメロディを奏でることができる「ピアノ絵本」をご紹介します。
0歳から楽しめるピアノ絵本は多数あり、おもちゃ感覚でピアノに親しむことができます。
おすすめのピアノ絵本とは?
1.曲数は多め?少なめ?
ピアノ絵本には自動演奏機能があり、童謡やクラシックなど様々な曲が収録されています。
20曲前後が標準的な曲数で、10曲以下だと少なめ、30曲以上だと多めと言えます。
曲数が多ければ値段も高いと言う訳ではないため、曲数が多いほどお得感があります。
ただ、曲が多いと自動演奏を鳴らして遊ぶだけで満足してしまう可能性もあるので、ピアノの練習を重視するのであれば、あまり曲数にこだわらなくても良いでしょう。
また、プレゼントをする子供が大好きな曲が入っているものを選ぶという考え方もあるでしょう。
2.鍵盤は多い?少ない?
「ピアノ絵本」の世界では23~24鍵盤が標準的です。
これは「ドレミファソラシドレミ」まであるため、右手だけですが幅広い曲を演奏することができます。
年長さんや小学生などで本格的なピアノ練習の導入として使うのであれば37鍵盤のピアノ絵本を選んでも良いでしょう。
一方で、13鍵盤、17鍵盤のピアノ絵本も発売されています。
弾ける曲は限られてしまいますが、逆に特定の曲を繰り返し練習してもらいやすいという利点もあります。
3.必要な機能は?
ピアノの絵本なので、楽譜と鍵盤が付いていれば機能としては十分です。
しかし、それ以上に色々な機能が付いています。
例えば「音のボリューム調整」「テンポ調整」「音色選択」「光ガイド」などです。
子供が喜ぶ機能としては「音色選択」です。
ピアノの音だけでなく鉄琴や動物の鳴き声などでも音が鳴らせると、おもちゃのように楽しんで遊んでくれます。
また、演奏する曲ごとに光って押さえるべき鍵盤を教えてくれる「光ガイド」も「自分で弾けた!」という満足感を得やすい機能だと言えます。
ただし、「光ガイド」に頼りすぎて上達しない可能性もあるため、あくまで最初にピアノの楽しさを感じてもらうための機能に過ぎないと考えましょう。
標準サイズのピアノえほん
1.【ベネッセ】すてきなピアノえほんDX
音色:1音(ピアノ)
主な収録曲:全33曲(むすんでひらいて、かえるの合唱、もみじなど)
ピアノ絵本としては標準的な鍵盤数、曲数の商品です。
鍵盤にドレミの文字が表示されていますが、音声でも「ドレミ・・・」と教えてくれるので、カタカナがまだ読めない子供でも音階を覚えることができそうですね。
ランダム演奏もありBGMとして聞き流しも可能です。おむつ替えの時などに使うと便利そうです。
2.【ミキハウス】ピアノ (ポカポカフレンズのおんがくえほん)
音色:1音(ピアノ)
主な収録曲:全20曲(ロンドンばし、森のクマさん、かたつむりなど)
標準的な鍵盤数で、音色は1つと言う非常にシンプルなピアノ絵本です。
楽譜には20曲が掲載されていますが、自動演奏のメロディがあるのは15曲だけです。
馴染みのある童謡がほとんどなので、おもちゃと言うよりも初めてのピアノ練習本として活用できそうです。
3.【ポプラ社】アナと雪の女王 ピアノえほん
音色:2音(ピアノ、鉄琴)
主な収録曲:全20曲(雪だるまつくろう、生まれてはじめて、レット・イット・ゴーなど)
大人気のアナ、エルサ、オラフのイラストが満載のピアノ絵本です。
アナ雪が好きの家族なら楽譜を見ているだけでも楽しい気分になります。
アナ雪からは5曲、童謡・クラシックからは15曲が収録されています。
ウィンター・ワンダーランドやスケーターズ・ワルツなど冬の曲が多くあるため、寒い日にお部屋で過ごす時に特に楽しめます。
冬用の2台目として購入しておくのもいいですね。
4.【ワニブックス】いちばんたのしい! ピアノえほん
音色:4音(ピアノ、鉄琴、ネコ、おもしろ音MIX)
主な収録曲:全30曲(ぶんぶんぶん、もりのくまさん、せんろはつづくよどこまでも、など)
こちらのピアノ絵本は演奏の自動再生ではなく山田リイコさんによる歌も全曲聞くことができるので、鍵盤が上手におさえられなくても、歌を一緒に歌って楽しむことができます。
音色も4音と多いので、ユニークな音を出すおもちゃとしても楽しめます。
ピアノ絵本としては最も高機能な商品です。
5.【ヤマハ】ヤマハのピアノえほん
音色:4音(ピアノ、オルゴール、ネコ、イヌ)
主な収録曲:全30曲(きらきらぼし、ちょうちょう、かえるのがっしょう、など)
鍵盤数、収録曲数も標準的で「定番」のピアノ絵本と言えるでしょう。
ヤマハの商品だけあって、収録されている曲も童謡が中心で基本をしっかり身につけることができます。
「れんしゅう」モードにすると次におさえるべき鍵盤が光ります。その光にあわせて音を出すと伴奏もあわせてついてくるので、「ひけた!」という感覚が得やすいです。
将来的にピアノを習わせたいご家庭に最適です。
小型サイズのピアノえほん
6.【朝日新聞出版】ピカピカひかるピアノ
音色:7音(ピアノ、鉄琴、動物5種)
主な収録曲:全21曲(ぶんぶんぶん、ちょうちょう、別れの曲など)
ピアノ絵本の中では鍵盤数や曲数がかなり少ない商品です。
3歳頃までは鍵盤数が多くても使いこなすことはできないので、初めてのピアノのおもちゃとしてはこれでも十分です。
反対に「いぬ」「ねこ」「ひよこ」など動物の鳴き声による音色が豊富なので、おもちゃとして楽しく遊べそうです。
音階に合わせて鍵盤が光るので、どこを押さえれば良いかすぐに分かります。
7.【レーベル館】アンパンマンピアノえほん
音色:1音(ピアノ)
主な収録曲:全10曲(アンパンマンのマーチ、アンパンマンたいそう、ハッピーバースデーなど)
アンパンマン好きの子供には「これしかない!」というピアノ絵本です。
収録されている10曲のうち5曲がアンパンマン関連ソングです。
鍵盤が光るような機能などもない、とてもシンプルな商品です。
8.【成美堂出版】はじめてのピアノ
音色:4音(ピアノ、オルゴール、きらりん、おたのしみ)
主な収録曲:全8曲(大きな栗の木の下で、ことりのうた、ノクターンなど)
今回紹介するピアノ絵本の中では、最小の商品です。
とにかく鍵盤数が少ないので小さな子供でも鍵盤で迷うことが少なくなるでしょう。
デザインもサイズも音色もすべてが可愛く作られていて贈り物としても最適なピアノ絵本です。
大型サイズのピアノえほん
9.【ポプラ社】名曲ピアノえほん
音色:3音(ピアノ、オルガン、木琴)
主な収録曲:全50曲(ぞうさん、となりのトトロ、メヌエットなど)
曲数も鍵盤数も類似商品の中では最大級のピアノ絵本です。
片手での演奏はもちろんですが、上手になってきたら両手での演奏も可能なので、赤ちゃんから小学生くらいまで長く遊べそうです。
10.【コスミック出版】りょうてでひけるよ! グランドピアノ
音色:3音(ピアノ、オルガン、オルゴール)
主な収録曲:全50曲(バイエル19ばん・20ばん、カノン、おもちゃのチャチャチャなど)
両手で弾くことを目指した大型ピアノ絵本で、小型や標準タイプの次の2冊目としておすすめです。
楽譜には、メロディだけでなく、初心者向けの左手の伴奏も記載があるので、ピアノをやってこなかった大人もやりがいがあります。
テンポも5段階から選べるので、レベルに合わせて親子で一緒にピアノ練習が楽しめます。