七五三の着物は基本的にレンタルの方が安くすむのでおすすめです。
しかし、場合によっては購入したほうがお得な場合も!
そこで七五三の着物をレンタルすべきか購入すべきか、ケース別に紹介します。
七五三の着物はレンタルか?購入か?ケース次第で決まる!
七五三はなかなか大変な行事です。
衣装(着物)や写真撮影に高額な費用がかかる上に、少なくとも次の準備も必要だからです。
2.着付けをする
3.ヘアメイクをする(女の子の場合)
4.記念撮影をする
5.神社でご祈祷する
そのため「レンタルにするべきか?購入するべきか?」の答えは、家族構成や出費できる金額によっても異なってきます。
そこで、よくあるケース別にどちらが良いのか検討してみましょう。
1.とにかく楽をしたいなら
落ち着きのない小さな子供に着付けをして、写真をとって、神社を参拝するというのは大仕事です。
想像するだけでも気が重たくなりますよね。
費用を気にせずとにかく楽にやりたいということであれば、神社が提供している七五三のセットプランがお勧めです。
例えば、七五三で有名な東京・赤坂の日枝神社では、七五三(なごみ)プランという七五三専用のプランがあります。
内容は、着物のレンタル、ヘアメイク、スタジオ写真撮影に加え、神社ならではのご祈祷、さらに「七五三弁当」という料理がついて1人約4万円です。
日枝神社以外でも、大きな神社であればレンタル衣装の業者やフォトスタジオの業者と提携して、七五三プランが企画されていることが多いです。
相場は5~7万円ほどです。
子供たちを普段着で神社まで連れて行きさえすれば、あとはお任せで全てやってもらえます。
これなら特別な準備もいらず、気楽に七五三の当日を迎えられそうです。
2.とにかく安くしたいなら
「家族の記念として七五三をお祝いしてあげたいけど、費用はかけられない、かけたくない」というご家庭であれば、手間を惜しまず、自分で全てを手配すれば、非常に安くできます。
まず、着物についてはネット通販でレンタルをします。
安ければ8,000円前後で見つけることができます。
ただし、七五三の時期が近づいてくるとすぐに予約でいっぱいになってしまうため、遅くとも9月中には予約をしておきましょう。
着付けも親自身で行います。
もし、知識がない場合は、着付けのDVD付きレンタル着物か、着付けが簡単にできるように紐などが現代風にアレンジされている着物を選びましょう。
女の子の場合はヘアメイクも必要ですが、これも親自身がやるか、得意な友人にお願いして気持ちだけ謝礼を渡します。
写真撮影はスタジオ撮影ではなく、神社で撮ります。
もちろんカメラマンは親自身です。
また、祖父母を連れて行けば、気兼ねなく親子の写真を撮ってもらうこともできます。
最後に参拝は、お祓いをすれば初穂料5000円、参拝だけならお賽銭のみとなります。
つまり、自力で頑張れば1万円以内で七五三のお祝いをすることも可能です。
3.兄弟(姉妹)一緒に七五三をする場合
次の年齢の兄弟であれば一緒に七五三ができます。
※3歳の男の子は七五三をするケースが少ないため外しました。
この内、「3歳の妹と5歳の兄」と「5歳の弟と7歳の姉」はレンタルがお勧めで、「3歳の妹と7歳の姉」は購入もお勧めです。
そもそも、男女の兄弟の場合は着物が異なるので、別々に用意する必要があります。
レンタルと購入を比べると、当然レンタルする方が安いため、七五三の時以外に着物を着る予定がないのであれば、レンタルするべきです。
一方で「3歳の妹と7歳の姉」の場合には、姉の着物は購入して、妹が7歳になった時も使うという方法があります。
着物といってもピンからキリまであり、正絹100%で国内で縫製された着物であれば何十万円もする一方で、ポリエステル100%の着物であれば2~3万円のものもあります。
レンタルと違って、汚す心配をあまり考えなくても良いのもメリットです。
ただし、妹としては「姉のお下がりはいや!」となるかもしれません。
4.兄弟(姉妹)ばらばらに七五三をする場合
年齢の問題で、兄弟一緒ではなくバラバラに七五三をせざるを得ないケースを見ていきましょう。
まず、異性の兄弟(姉妹)の場合は、それぞれ違う着物を用意する必要があるためレンタルをした方が安くすみます。
一方で、同性の兄弟(姉妹)の場合は、購入しても良いでしょう。
先ほど同じく、着物と言ってもポリエステル100%であれば、安く購入することができ、兄弟(姉妹)で使いまわすことができるからです。
一着、持っていれば、正月や節句の時も着ることができます。ただし、兄弟で「順番こ」になりますが・・・。