目次
実際に「たまひよ写真館」と「スタジオアリス」を子供の記念撮影で利用した体験を踏まえて、両者の違いをレポートします。
また、割引料金で撮影ができる「たまひよ写真館」のクーポンの入手方法も紹介します。
たまひよ写真館の仕組み(スタジオアリスとの違い)
先日、たまひよ写真館で初節句の写真を撮りに行きました。
これまでは、スタジオアリスでマタニティフォトを2回ほど撮影してるのですが、今回は初めてたまひよ写真館を使ったので、2つの写真館の違いについて書きます。
1.通常プランで全データを持ち帰れる
子どもの記念写真といえば「スタジオアリス」ですが、最近、首都圏で「たまひよの写真スタジオ(通称:たまひよ写真館」」が出店数を増やしています。
スタジオアリスとの最大の違いは、「通常プラン31,860円(税込)」で撮影したデータを全て持ち帰ることができるという点です。
写真枚数は75カット程度。
スタジオアリスもデータを持ち帰ることは出来るのですが、全てではなくアルバムやフォトフレームといった「商品」として購入したデータのみになります。
しかも、誕生日セット、七五三セットなど3万円以上するようなセットプランで撮影した場合のみです。
例えば4カットのみを商品で購入したのであれば、追加料金3000円を払うとその4カットのみデータをダウンロードすることができます。
こう書くと「たまひよ写真館がお得」と思うかもしれませんが、実際はそうとも言い切れません。
なぜなら、たまひよ写真館はあくまでデータだけだからです。
スタジオアリスのような、アルバムや写真台紙を作成してもらおうと思ったらオプションとして別途2万円程度必要になります。
また、子供は笑顔がなかったり、横を向いたりで、写真を100枚撮ったとしても出来が良いのはほんの2~3枚ですよね。
なので、厳選した良い写真だけをデータとして残せば十分と言う考え方もできます。
とは言え今回、たまひよ写真館で初節句の写真を撮ったのは、やっぱりすべてのデータがもらえるから。
データがあれば、ネットのアルバム作成サービスを使って、3,000円くらいでフォトアルバムを作ることができるのです。
おそらく「たまひよ写真館」を使う人は、ネットサービスの利用が前提で、わざわざオプションの台紙やフォトアルバムを購入する人はいないのではないでしょうか?
2.衣装は少ない
スタジオアリスと比べて弱点と言えるのは衣装の少なさです。
女の子のドレスも、かわいいけれど控えめなワンピースが中心。
スタジオアリスのようにディスニー映画にでてくるような豪華なお姫様ドレスはありません。
男の子の初節句も、桃太郎や金太郎などのコスプレはなく、amazonで2000円くらいで売っている「袴ロンパース」のみ。
なので、たまひよ写真館は、普段の子供の様子に近い自然な写真を撮る場合におすすめです。
逆に「一生に一度だから派手な写真を撮りたい!」ということであればスタジオアリスをおススメします。
3.時間に制約があり待たされない
スタジオアリスでは前の人の撮影が押して待たされることもよくありますが、たまひよ写真館は、撮影前の「打ち合わせ」と「撮影」の時間を合わせて厳密に「1時間」と決まっているため、待たされることはありません。
また、和装でお化粧が必要な七五三は朝9時と夕方4時のみと決まっています。
もし、子供が駄々をこねる、授乳をするなどで、時間内に思うような撮影ができなければ、追加料金なしで、後日続きを撮影してもらうことができます。
子連れで移動するのはたいへんなので、後日と言ってもなかなかたいへんですが・・・。
その点スタジオアリスは、最初に待たされたとしてもその日のうちに撮影してくれるので、どちらも一長一短ですね。
4.ポーズや衣装の制約はあまりない
たまひよ写真館は、衣装や背景を変更しながら、4シーンまで撮影することができます。
しかし、あまり厳密ではないようで、実際には時間内であれば何度でも衣装やシーンをかえることができるようです。
スタジオアリスもポーズ、衣装は何度でも変更できるので、基本的には一緒ですね。
2歳と0歳を連れて船橋の「たまひよ写真館」にいってみた
ここからは、実際に船橋の「たまひよ」で写真撮影をしたので、その体験記を書きます。
1.娘はドレス着用を拒否!
予約した時間に到着すると、早速、個室に通されて打ち合わせ。
写真撮影もできるおしゃれな個室です。
「たまひよ写真館」の内装は、「写真館」というよりも、おしゃれな南欧のリゾートホテルのような雰囲気です。
どんなシーンでどの衣装を着て撮影するかなどを5分ほど話しました。
まずは、2歳の娘にドレス、0歳の息子にタキシード(風ロンパース)を着せての家族写真の撮影です。
が、早速ここで事件が!!
娘がドレスに着替えるのを断固拒否!
「すっごいかわいいドレスだよ!着てみなよ」
「やだ!」
「来たら、おいしいお菓子あげるから、ね」
「やーだよ!」
こんな感じの押し問答を5分ほど繰り返すも「いやいや」ばかり。
仕方ないので、力づくでドレスを着させました。
・・・が、ひたすら泣き続ける。
「やなのー、いつものがいいの」
「ドレス痛いー。いらないのー」
ママもパパも写真館のスタッフさんもみんなで、「かわいい」「すてき」「しまじろうが遊びに来たよ!」「ほらシャボン玉だよ!」とひたすら機嫌を取り続けるのですが、泣き止むどころか激しくなるばかり・・・。
このままでは撮影にならないということで、仕方なく着てきた長ズボンとトレーナーという保育園に行くときのダサい格好になってしまったのでした。
いつもの服に着替えると、嘘のようにぴたりと泣き止む娘・・・。
「女の子だったらみんなドレスに憧れると思ったら大間違いですよ。所詮は大人の押し付けにすぎないんですよ」と言われた気がした!
2.息子もおっぱいほしがる!
さて、娘が泣き止んだので、ようやく撮影だ!と思ったら、今度は0歳の息子が泣き出す。
息子はおっぱい以外の理由で泣くことはないので、ちょうど授乳の時間になってしまったのです。
今日のメインは初節句の写真であり、息子が主役なのにお腹が減って不機嫌な写真だと困るということで、仕方なく授乳室へ。
授乳が終わるころには、早くもスタートから30分が経過していたのでした。
たまひよ写真館の撮影時間は60分間です。
まだ1枚も写真を撮っていないのにあと30分しかないではありませんか!!
3.ようやく撮影開始
ついに撮影開始!
まずは家族写真から。
しかし、娘は最初からふてくされていて笑顔なし。
「私は絶対に笑ってあげないんだから!」という心の声が表情にでまくっています。
寝そべって、だらーんとした格好になりポーズをとる気は全くありません。
しかし、カメラマンのお姉さんが、撮影していたカメラを差し出して「ここにタッチして」というと、前のめりでタッチをはじめたのです。
すると、だらしないポーズから、しっかり座った写真が見事に撮れました。
やっぱりプロって凄いですね!
続いて姉弟の2ショット写真。
弟と2人で撮られるのは嬉しいらしく、弟の顔や耳をなでまわしながらベッタリくっついて写真を撮らせてくれました。
さらに、お姉さんが大きなシャボン玉を作ってくれるので大興奮。
なんとか微妙な笑顔の写真も撮れました。
4.時間切れで初節句の写真がとれない。と思ったら奇跡が!
さあ、いよいよ今日の主役である息子のワンショット写真です。
なんと「海中の王様(ポセイドン風?)」と「お食い初め」と「初節句」の3シーンも撮ることができます。
が、しかしここで時間が!
「急いで撮ることもできるのですが、改めて来てもらったほうが、いい写真が撮れるかと・・・」
えー、まだ主役の写真が1枚も撮れていないのに・・・。
結局、夫婦で相談した結果、家族と娘の写真は撮れたので、また後日、ママかパパどちらかが息子だけ連れて撮りにくるということになりました。
仕方ないので帰るかと荷造りを始めようとしたら・・・。
「お客様、今、電話があって、この後の予約がキャンセルになりました。このまま続けて撮影できます。」
おー!なんという奇跡!
急に時間がたっぷりと増えて、息子の3シーンはもちろん、さらに家族写真も追加で撮影してもらえることに!
と思ったら、授乳後だったために、息子の眠気がピークになり寝てしまったのです。
すかさずスタッフさんが団扇であおぎ、音を鳴らして、熟睡しないように頑張ってくれました。
おかげで無事(?)に3シーンで寝顔も含めて良い表情で撮影することができました。
さて、息子が撮影している間、別室では静かな戦いが繰り広げられていました。
実はスタジオのお姉さんが、娘と一緒に遊びながら、いやいやしたドレスを着せてくれようとしていたのです。
「ここまでしてくれるのか!」と、すごく感心したのですが、残念ながら想いは届かず。
結局、最後の家族写真もダサいトレーナーで映った娘なのでした。
たまひよ写真館のクーポン入手方法
最後に、「たまひよ」での写真撮影が割引になるクーポンの入手方法を紹介します。
1.実際に写真撮影をして会員登録をする
写真撮影を行うと、最後に割引クーポンなどが定期的に送られてくる会員登録を勧められます。
実際に登録していますが、年に1~2回程度、節句や七五三のタイミングで5000円の割引クーポンが届きます。
2.「こどもチャレンジ」を受講する
「たまひよ写真館」はベネッセが運営しているため、ベネッセのサービスを利用していると割引クーポン券をプレゼントしてもらえます。
我が家では「こどもチャレンジ」を3年間ほど受講していますが、これまで確か2回ほど「たまひよ写真館」のクーポン券が教材に同封されていました。