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「1歳児が動物園に行くとどうなるのか?」というリアルな体験レポートを掲載しています。
また、1歳児と動物園に連れて行くときに注意したいポイントも紹介します。
まずは、cawaiku編集部のスタッフが実際に1歳の娘を連れて動物園に行った時の出来事をレポートします。
超ビビりな1歳児が動物園に行ったら
今回、1歳の娘を連れて訪れたのは「千葉市動物公園」というローカルな動物園です。
「ゾウ」と「キリン」という子供に人気の定番の動物がしっかりいます。
また、「ウサギ」「アルパカ」などの草食動物をなでることができる「ふれあいコーナー」もあります。
そして、2016年春に「ライオン」もやってきました。
千葉県内では唯一、“猛獣”が見れる動物園と言うことで売り出し中だそうです。
ところで、動物園にいった1歳の娘の普段の性格は、「蟻さんすら怖い!」という極端なビビりです。
そのため、わずか1歳で動物園に連れて行くのは『無謀!』と思ったのですが、何かしら興味を持ってくれるのではないかと、期待を込めて挑戦しました。
これだけ、子供に人気の動物がたくさんいれば、ひとつくらいは気に入ってくれるだろうと思ったのです。
もし、怖がって全く見れないようだったら、千葉市動物公園はだだっ広いため広場でボール遊びでもすればいいと考えていました。
1.ライオンの檻の前で、ひと吠えされてノックアウト
さて、ゴールデンウィークだけあって、開演前から動物園の前には行列ができていました。
なんといってもライオンがきたばかりなので、開園すると、ほとんどの人が、ライオンコーナーに向かって走っていきました。
我々も負けじとベビーカーを必死に押してに走って、ライオンの檻に行きました。
娘はもちろん絵本やテレビで「ライオン」さんを知っています!
びびりの娘も「ライオン」に興味津々で恐る恐る、パパの後ろにしがみつきながらついてきました。
「ほら、みてライオンさん!タテガミかっこいいね!」
と、話しかけるのですが、娘は、声も出さず、じーっと警戒しながらみています。
するとライオンの檻から、ふいに「がおーーー」という地鳴りのような声が!
大人でもビクッとするような迫力のある唸り声をあげたのです!
「こわーい、こわいのーーー」
娘はあっけなく迫力あるライオンに恐怖に負けました・・・。
パパが抱っこして「丈夫な壁があるからラインさんは出てこないよ」と言っても全く効果ありません。
ひたすら悲鳴をあげ続け、体をよじって大泣きされたので、じっくりと見ることもできずライオンコーナーを離れることになりました。
2.どんな動物をみても見ても怖がる
その後も、ゾウ、キリンといった娘も知ってる大人気動物を見学しました。
最初は、興味を持ってじーっと見ているのですが、動物が近くによってくると、
「こわい!こわい!もう、いくのー」
と言って後ずさり、また近づくと、さらに悲鳴をあげて後ずさり、という行動を延々と繰り返していました(笑)
でも「こわい」と言いながら、パパやママの体にしがみついて隠れるようにしてジーッと見つめていました。
「怖いんだけど、興味はすごくある」
やはり子供にとって初めて見る動物たちは、怖くても本当に面白いのだと実感しました。
3.動物の名前が言えた
0歳の時から、絵本や図鑑で動物を見ていたので、知っている動物も2歳近くになれば、結構あります。
知っている動物なら、指をさしながら名前を言うことができていました。
ちゃんと成長しているな!と実感することができました。
やっぱり動物園は、見て、聞いて、嗅いで、触れて、体験することができるので、何歳であっても、その子なりの体験ができます。
どんなにビビりでも是非、連れていきましょう!
1歳児と動物園に行くならこうすべき!
今回の実体験を踏まえて、1歳児と一緒に動物園に行くときのアドバイスを紹介したいと思います。
1.空いている地方の動物園に行く
これは動物園に限ったことではありませんが、とにかく幼児は行動が予測不能なので、なるべく人ごみは避けたいですよね?
実は0歳の時には、日本一混雑する「上野動物園」にもいきました。
本当に大変な人ごみでした。
パンダはもちろん、それ以外のトラや熊などの人気の動物は軒並み行列ができいました。
通路もせまく、ベビーカーのすれ違いに非常に気を使う状態です。
そして、お弁当を広げて食べるところさえ探すのにとても苦労しました。
4、5歳くらいになれば大丈夫かもしれません。
しかし、駄々っ子の3歳くらいまでなら、一番混む上野動物園にはいかない方がいいと思います。
今回は、千葉市動物公園にいきました。ゴールデンウィークだというのに、たいして混んでない!
並ばないと見れない動物はほぼ皆無。
唯一、この4月に来たばかりのライオンの展示だけは、ほんの少し並びました。
それでも、娘は「ライオン怖い」と言いながらも、好きになったようで、4,5回見に行きました。
1番人気でも小さい子を連れてストレスなく見ることができました。
おまけに、お弁当を広げる場所には全く困らず、「どこでもどうぞ!」という状況でした。
私たちは、なんと1番人気のライオンの展示の正面にあった、低い丘の芝生に陣取ることができ、ライオンを見ながらお弁当が食べることができたのです!
お昼寝もそこでしたので、計3時間くらいライオンを眺めることができました。
こんなにのんびり、ライオンを見続けられたのは初めてです。
上野動物園は確かに動物の種類が充実しています。
でも、地方の動物園は、数が少ないながらも、気持ちも時間も余裕をもって楽しむことができると実感しました。
2.じじ・ばばに来てもらうと本当に楽!
以前に1歳児を旅行に行ったらたいへんだったというコラムを書きました。
この時の反省から、近場であっても「慣れない場所は、なるべくじじ・ばばも連れて行こう」と夫婦で意見が一致しました。
今回はしっかりとじじ・ばばを連れていき、こんなに助かりました。
親子だけで行くと、絶えず夫婦どちらかが子供を見守っていないといけません。
でも、じじ・ばばがいると、ちょっとした時に見てもらえるので、常に見守る必要はありませんし、「自分ばっかり世話している!」みたな夫婦ゲンカも起きなくて済みます。
特に、うちの娘は食事の食べ散らかしがひどいので、1人が娘の介助をして、もう1人が食べるという感じになり、ゆっくりとした家族団らんにはなりません。
しかし、今回は2、3人がかりで子供の世話をできるので、シートにたくさんのお弁当を広げて、家族みんなで楽しく食事をすることができました。
じじ・ばばと行くこと自体が気を使ってストレスだ!ということでなければ、是非、連れて行くべきです。
疲れが出てくる午後以降も笑顔で動物園の中を動き回ることができました。