目次
「2歳の子供と海水浴に行ったらどうなるのか?」という実体験レポートを紹介します。
実際に2歳の娘を連れて海水浴をしに房総半島に1泊旅行してきました。
はたして2歳児は海水浴を楽しむことができるのでしょうか?
2歳児の「海水浴」体験レポート
1.海水浴旅行のスケジュール
実は1歳で軽井沢に旅行に行った時、パパ・ママと娘の3人で旅行したため、娘の世話に追われるばかりで、大人は全く楽しめませんでした。
その反省を踏まえ、今回は「助っ人」として、じじ・ばばにも同行してもらいました。
さて、今回の旅行の工程は以下の通りです。
9:20 出発
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10:30 道の駅・保田小学校に到着
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11:30 道の駅で食事
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13:30 旅館(Beachside Onsen Resort ゆうみ)に到着
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14:00 海辺で遊ぶ
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16:00 チェックイン
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16:30 温泉に入浴
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18:30 夕食
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21:00 子供就寝
(2日目)
8:00 朝食
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10:00 チェックアウトし、海辺で遊ぶ
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12:00 道の駅・保田小学校で食事
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14:00 喫茶「岬」でお茶
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14:30 自宅に向けて出発
今回、じじ・ばばを連れて行ったのは、やはり大正解でした。
子供への世話焼きが分散されます。
例えば、じじ・ばばに子供の見てもらっている間に、ゆっくりお土産を選ぶことができる、海で泳ぐことができる、などなど時間にも心にも余裕が生まれて、パパ・ママ自身が旅行を楽しむことができました。
また、子供自身にとっても甘えられる人が、パパ・ママ以外にもいるので、グズってもすぐに抱っこしてもらったり、欲しいものがもらえたりして、イヤイヤ真っ盛りの2歳でも、あまりグズらずに過ごすことができまた。
ただし、海辺での遊びでは、数々の問題が発生したのです。
2.サンダルを裸足で履いてくれない
私たちが訪れた浜辺は「元名海水浴場」です。
宿泊した旅館「ゆうみ」の目の前にある浜辺で、千葉でもマイナーな海水浴場のため全く混雑していませんでした。
波が穏やかで磯遊びもできるため、数少ないお客のほぼ全てが家族連れでした。
そんな浜辺にテントを張って、娘を水着に着替えさせて、夏のレジャーの始まりです!
いきなりの海水浴ではハードルが高すぎるため、まずは、砂浜で砂遊び。
「さあ、新しく買ったこのサンダルを履いてごらん」と差し出すと、
「やだ」「いらない」と拒否・・・。
一応、こういうこともあろうかと、数日前からサンダルを見せて、履かせて、慣れさせていたつもりなのですが、いざ本番となると完全拒否!
サンダルそのものが嫌。その上、靴下を脱いで履くのはもっと嫌。
娘は、そもそも靴下をはいてから靴を履くという習慣が身についているため、どうしても裸足でサンダルを履くのを嫌がったのです。
仕方なく、普段履いている靴下と靴を履かせました・・・。
3.浜辺を歩きたがらない
「靴を履いたからもう大丈夫。今度こそ砂浜で遊ぼう!」とテントから砂浜に連れ出そうすると、怖がって大泣き!
「えー、あんなに公園の砂場が大好きなのに・・・。これは大きい砂場なんだよ!」と話しても、怖がって砂浜に降りようとしません。
数か月前に近隣の海岸に遊びに行った時は、砂浜でお山を作って遊んだのになぜ?
きっと数か月も前なので忘れてしまったのかもしれません。
やはり、旅行の時期が近づいてきてから、何度か海岸に行って、慣らしておくべきでした。
4.波打ち際に行くだけで怖い
自分の足で歩いてくれないので、仕方なく、大人4人で娘を交互に抱っこして、砂浜を散歩しました。
しばらく散歩すると、徐々に慣れてきて、砂浜に落ちている流木や石を見ては「これなに?」と聞いて、楽しめるようになりました。
この調子で海にも興味持ってもらおうと思い、波打ち際を散歩しようとしたところ、また、「こわい、こわい」と大泣き!
結局、波打ち際から10メートルくらい離れた位置で、抱っこしたまま散歩を続けたのでした。
5.パパが海で泳いでいるのを見るだけで泣く
しばらく砂浜を散歩していると、海とは反対側に芝生の丘を見つけたため、そこに娘を降ろしました。
すると、芝生の中を探索し、その後、自分から芝生の丘を降りて、砂浜を歩いたのです。
そして、砂浜にあった小さな岩によじ登り、砂浜にジャンプして降りる、という遊びを繰り返しました。
こうして、砂浜を克服したのです。
ここまでですでに40分くらい経過しています(笑)
砂浜で遊べるようになって安心したので、今度はパパ自身が海水浴を楽しもうと、海に入りました。
そして、「海は楽しいよー」と叫びながら娘に手を振りました。
娘がその声を聞いて、パパに視線を向けると・・・途端に大泣き!
まさか、パパが海に入っただけ泣くとは!!
おそらく「なんでそんな怖いことをしているの!」と、パパのことを心配して泣いているのですが、あまりに泣き叫ぶので、パパは海から出ざるを得ず、娘のもとへと駆け寄るしかありませんでした。
パパが駆け寄ってくると娘は安心したのか、泣くのをやめました。
パパとしては、娘に心配してもらってすごく嬉しいのですが、泣かれてしまっては海水浴はできません。
3回ほど、海に入ったのですが、3回とも大泣きでした。
結局、海水浴は諦めて、磯遊びをすることにしたのです。
6.やっぱりカニも怖い
「元名海水浴場」の磯は、岩場に、カニ、ヤドカリ、ウニなどの生き物を見ることができます。
海岸を歩くことには完全に慣れたので、磯の岩場もじじ・ばばと手をつないで、しっかりとした足取りで歩くことができました。
岩場の近くに、砂利や貝殻がたくさん集積している場所があったため、娘は楽しそうに貝殻や小石を集めて喜んでいました。
でも、やっぱり磯にいるのだから、海の生き物を観察してほしいと思うのが親心と言うもの。
パパが、ハサミで攻撃されながらも、必死の思いでカニをつかまえてくれました。
そして、貝殻集めを楽しんでいる娘に、生きた本物のカニを見せると・・・やっぱり大泣き。
怖い怖いとおばあちゃんの背中にしがみついて逃げ回っていました。
親指程度の小さなカニだったのですが、観察することもなく、遠くから眺めるだけで終わりました。
続いて、もっと小さくてかわいいヤドカリも見せたのですが、全く同じ反応。
こうして、初めての海の1泊旅行は、貝殻ひろいをしただけで終わったのでした。
2歳児におすすめの海水浴場とは?
実際に2歳の子供を連れて海水浴をした体験を踏まえて、子供連れに最適な海水浴場の条件を紹介します。
1.磯遊びができる
残念ながら2歳は泳ぐことができません。
湾内の穏やかな海岸であっても、打ち寄せる波は2歳にとって結構な迫力です。
なので、海に入ること自体を怖がる子供も多いでしょう。
砂浜で砂遊びも楽しいですが、炎天下の中で砂遊びをすることはなかなか過酷です。
磯であれば、陽射しの照り返しが弱く、適度な水しぶきも来るので、砂浜よりも過ごし易く感じます。
カニや魚も見つけやすいので、生き物が好きな子供であれば楽しむことができるでしょう。
2.砂浜に宿が隣接している
自宅から1時間以内で海水浴場に行けないのであれば、宿泊することをおすすめします。
2歳の子供は、大人の思う通りには全く動いてくれないので、時間に余裕がないとストレスがたまって楽しくないからです。
砂浜に隣接していて、徒歩で海水浴場に行ける宿がベストです。
暑がったり、疲れたりして、「海はいやだ」となってもすぐに宿で休めますし、海水浴を楽しんだ後に、すぐに温泉などでゆっくりと体を洗うこともできるからです。
さらに条件を付け加えるなら温泉(浴場)に24時間入れる宿が最高です。
今回「Beachside Onsen Resort ゆうみ」という宿に宿泊しましたが、朝と夕方以降しか入浴できない宿であったためチェックアウトした後は大浴場が利用できず、結局、冷たい水のシャワーで体を洗い流すことになってしまいました。
3.混雑していない
混雑している海水浴場はシャワーや売店などの施設も充実しているので、それはそれで子供連れの家族にとって快適な点もあります。
しかし、小さな子供がいると、テントの設営場所を探してうろうろするのも大変ですし、ちょっと見ない間に子供が見当たらなくなったり、はしゃぎ回る大きな子供達にぶつかったりというトラブルも起こりがちです。
シャワーやトイレなどの必要な設備があるなら、できるだけ混雑していない海岸のほうが、家族でゆっくりとした時間を過ごせるでしょう。