妊娠36週目の「母親の体」と「赤ちゃん」の様子について解説します。
ママの体調の変化や、胎児の身長・体重や発達状況を紹介するとともに、出産の兆候について紹介します。
妊娠36週とは?
妊娠36週目とは「妊娠252日から258日」までの期間のことを指します。
日数:252~258日
出産までの日数:あと28~22日(※「出産予定日」から起算)
ついに妊娠10か月目になりました。
この1週間を乗り切れば正期産に入ります。
切迫早産で安静しているママにとっては、とても長く感じる1週間かもしれませんね。
母親の体の状態
妊娠36週頃は、お腹が張る頻度が増える
赤ちゃんの大きさにもよりますが、赤ちゃんの位置が下に降りてきたことで、胃や肺への圧迫が和らぎ、食欲がでてきて、息切れが改善してきたというママもいることでしょう。
一方で、下に降りてきたことで、尿が頻回になったり、足の付け根や股関節が痛くなるなどの症状がでることも。
時々、強いお腹の張り感じたり、張る回数も増えてきます。
おりものの量は、これまでよりも増えてきます。
赤ちゃんの状態
妊娠36週目では、赤ちゃんの位置が下がってくる
36週目の胎児の大きさは、身長が47~48cm程度、体重が2200~3000g程度までに成長します。
大人から見ると窮屈な姿勢で、子宮の中で過ごしていますが、狭い中でも手足を活発に動かすため、強い胎動も感じられます。
もし36週で出産したとしても、赤ちゃんの発育にはあまり影響はありません。
37週より前に生まれた場合、消化器の機能が少し未熟であること、また体重が少ないことなど理由で、哺乳する力が弱く出産後の体重減少が少し多くなることがあります。
それでも、しばらくすれば正期産の子供に追いつくことができますので心配はいりません。
ママがやるべきこと―出産の兆候を確認しておく―
気軽に相談できる専門家を見つけておこう
産院の母親学級でお産の兆候について教えてもらったと思いますが覚えていますか?
37週を前に改めて母親学級でもらった資料を読むなどして、出産に向けた心の準備をするとよいでしょう。
個人差がありますが、出産の2~3週間前くらいからママの体に以下のような兆候が顕れてきます。
これらの兆候が全てあったとしても、今日明日にも出産(陣痛)が始まるということでありません。
予定日の2週間前にこれらの兆候があっても、生まれたのは予定日を過ぎてからということもあります。
一方で次のような状況になったら、病院に電話しましょう。
https://cawaiku.com/child/pregnancy/pregnancy-37week-3358
<参考書籍>
妊産婦のための食生活指針
母性看護学概論
母性看護学各論
家庭の医学大辞典
はじめての妊娠・出産百科
初めての妊娠・出産
はじめての妊娠・出産 安心マタニティブック
マイマタニティダイアリー