妊娠33週目の「母親の体」と「赤ちゃん」の様子について解説します。
この時期のママの体調の様子や、胎児の発達状況について紹介するとともに、旅行などの外出の危険性についても紹介します。
妊娠33週とは?
妊娠33週目とは「妊娠231日から237日」までの期間のことを指します。
日数:231~237日
出産までの日数:あと49~43日(※「出産予定日」から起算)
出産まで残すところ50日を切りました。
お腹が大きくなって、日常生活もだんだん辛くなってくる時期です。
そのため「早く生まれてくれないかな」と思い始めているママもいるのではないでしょうか?
正期産まで既に1か月を切っています。
生まれるには少し早いので、あと一息だけ頑張りましょう。
母親の体の状態
妊娠33週頃は、食事が進まなければ回数を増やして
子宮の位置が胸のしたの「みぞおち」近くまで拡大して、胃を大きく押し上げています。
苦しくて、ご飯があまり食べられないかもしれません。
でも、赤ちゃんの成長ためには、まだまだ十分な栄養が必要です。
一度にたくさんの量は食べられなくなっているため、4,5回にわけて少しずつ食事をとるようにするとよいでしょう。
また、お腹だけでなく乳房も張って、絞ると少量の母乳がでるようになっています。
赤ちゃんの状態
妊娠33週目では、体温調整の機能が働きはじめる時期
33週目の胎児の大きさは、身長が44~45cm程度、体重が1900~2200g程度までに成長します。
正期産は37週からですが、もし30週前後に生まれたとしても、保育器の中ではありますがちゃんと生育することができます。
とは言え、この時期の赤ちゃんは単に体重が少ないだけでなく、肺機能や体温を調整する中枢神経が未熟であるため、まだ感染症にかかりやすい発達状況なのです。
そして、33週頃からは、ウィルスや細菌からの感染を防ぐ体温調整や抗体の機能が働き始めるようになります。
また、すでに生え始めていた手足の爪も完成しました。
ママがやるべきこと―遠出の旅行は控えて―
近隣で楽しめる宿泊先を探そう。
いよいよ産休が間近に迫りました。
子供が生まれる前に、夫婦2人だけの最後の旅行を楽しみたい、と思っているママも多いことでしょう。
体調が良いのであれば、旅行そのものを断念する必要はありませんが、里帰り出産でもないのに、飛行機や新幹線を使って遠くまで旅行に出かけることは止めておきましょう。
旅行先で切迫早産になる可能性はゼロではありません。
最悪の場合、旅行先で破水することもあるかもしれません。
そんなとき、すぐにかかりつけの病院にすぐに行ける場所にいることが最も安心です。
どうしても旅行に行きたい場合には、車で1時間くらいの近場にしましょう。
東京・大阪などの都会に住んでいるのであれば、郊外の温泉旅行でなくても、大奮発してフォーシーズンやザ・リッツ・カールトンなどのラグジュアリーホテルに宿泊するのも良い思い出になります。
https://cawaiku.com/child/pregnancy/pregnancy-34week-3345
<参考書籍>
妊産婦のための食生活指針
母性看護学概論
母性看護学各論
家庭の医学大辞典
はじめての妊娠・出産百科
初めての妊娠・出産
はじめての妊娠・出産 安心マタニティブック
マイマタニティダイアリー