「妊娠１９週」の母親と赤ちゃんの様子

妊娠19週目の「母親の体」と「赤ちゃん」の様子について解説します。

母親の子宮の大きさや体の変化、胎児の身長・体重などの成長状況について紹介するとともに、里帰り出産をする場合の準備や注意点についても解説します。
https://cawaiku.com/child/pregnancy/maternity-calendar-2258

妊娠19週とは？

妊娠19週目とは「妊娠133日から139日」までの期間のことを指します。

妊娠19週目で、妊娠5か月目の最後の1週間となりました。

妊娠0日から出産予定日まで280日あるのですが、19週の最終日は139日目となり、なんと妊娠期間の折り返し地点となるのです。

妊娠に気づくのが２～３ヵ月目なので、折り返しと言っても実感が沸かないと思います。

しかし、数字の上では、今週末をもって「残り半分」となります。

母親の体の状態

安定期に入って、体調が良くなっても無理は禁物です。

お腹が目立つようになり、周りから「妊婦」であると気づかれることも多くなったのではないでしょうか？

子宮はすでに「大人の頭」の大きさ程度までに拡大しているのですから、無理もありません。

ママの体は妊娠によって脂肪がつきやすくなったことで、胸やおしりが大きくなっていることでしょう。

さらに、乳腺も発達してきているため、早い人であれば、乳首から少量のおっぱい（乳汁）が出る人もいます。

また、半数以上のママが赤ちゃんの胎動を感じることができるようになっています。

すでに赤ちゃんの耳は聞こえていますので、パパと一緒にたくさん話しかけてあげましょう。

赤ちゃんの状態

19週目の胎児の大きさは、身長が24cm程度、体重が250g程度まで成長します。

体が大きくなり、心臓も成熟してきていますので、お腹に聴診器を当てると、赤ちゃんの心臓の鼓動も聞くことができるようになります。

昼夜の区別はありませんが、寝たり起きたりすることができるようになります。

爪や産毛はすでにありましたが、いよいよ髪の毛も生えてくる頃です。

また、男の子であれば前立腺や外性器、女の子であれば卵巣や膣、子宮がすでに形成されているため、超音波検査により性別が分かる可能性があります。

特に男の子であれば、赤ちゃんの姿勢次第では、妊婦健診で外性器を確認することができます。

ママがやるべきこと―里帰り出産の準備―

実家に帰って里帰り出産をする予定はありますか？

里帰りは32～35週頃にすればよいのですが、もし、里帰りするかどうか迷っている場合には、この時期には決めておく必要があります。

そのためにもまずは、分娩する候補となる実家近くの産院を探し、しっかりとその産院について調べましょう。

ベッド数に対して出産する妊婦さんが多い病院であれば「里帰り出産お断り！」という産院も中にはあります。

また、今、診てもらっている産院と設備や環境、医師の考え方も違うことがあります。

候補先のホームページはもちろん、地元の友達や母親のつてなどを使って、先輩ママの評判を聞いておくと安心です。

自分が望むお産ができるかどうかは、里帰り出産をするかどうか判断する材料にもなります。

里帰り出産することが決まったら、すぐに現在通っている産院に伝えましょう。

時期が来たら妊娠の状況がわかる紹介状を作成してもらう必要があります。

また、よっぽど遠方でなければ、安定期に入ってから実施される転院先の母親学級にも参加しましょう。

https://cawaiku.com/child/pregnancy/pregnancy-20week-3235

<参考書籍>
妊産婦のための食生活指針
母性看護学概論
母性看護学各論
家庭の医学大辞典
はじめての妊娠・出産百科
初めての妊娠・出産
はじめての妊娠・出産　安心マタニティブック
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