「妊娠18週」の母親と赤ちゃんの様子
妊娠18週目の「母親の体」と「赤ちゃん」の様子について解説します。
母親の体調や体型の変化や、胎児の発達状況について紹介するとともに、妊娠中の運動についても解説します。
https://cawaiku.com/child/pregnancy/maternity-calendar-2258
妊娠18週とは?
妊娠18週目とは「妊娠126日から132日」までの期間のことを指します。
日数:126~132日
出産までの日数:あと154~148日(※「出産予定日」から起算)
妊娠18週目で、妊娠中期の3週目に入りました。
赤ちゃんもママのお腹も急に大きくなる時期です。
さらに、体型の変化に伴う体調不良もあらわれる時期です。
母親の体の状態
妊娠18週は、腰痛になるママが増える時期
安定期に入って、体調が良くなっても無理は禁物です。
妊娠中の体は、赤ちゃんに栄養を届けるために疲れやすい状態になっています。
激しい運動や重いものを持つ、長時間立ちっぱなしといった行動は引き続き控えましょう。
また、赤ちゃんがどんどん大きく成長するにともなって子宮も大きくなっています。
ゆったりとしたマタニティウェアを着て、胸やお腹を締め付けないようにしましょう。
同時に、体の急激な変化によって腰痛に悩むママが増える時期でもあります。
妊婦帯などで骨盤をサポートすると腰痛が楽になるという人もいるので試してみてはどうでしょうか?
赤ちゃんの状態
妊娠18週目は、胎脂が作られ始める。
18週目の胎児の大きさは、身長が18~20cm程度、体重が180g程度まで成長します。
体型は4頭身に近づきました。
手足を上手に動かして、指をなでる、羊水の中をくるっと回転するなどして遊びも盛んになっています。
このころ少しずつ皮下脂肪がついて、ふっくらとした顔つきにかわってきます。
さらに、皮脂や産毛、皮膚の細胞から「胎脂」がつられるようになります。
赤ちゃんの体が「胎脂」に覆われると、皮膚の保湿や、体温の保温に役立ちます。
さらに、ママの産道も通りやすくなるのです。
ママがやるべきこと―適度な運動をしよう―
無理のない範囲でスポーツを楽しもう
妊娠中の運動の効果
妊娠中の運動は、お産準備に向けて様々な効果があります。
もちろん、激しい運動はNG。
主治医と相談したうえで、無理がない範囲で運動を楽しみましょう。
気持ちがリラックスする
出産に向けてなんとなく不安を感じるママも多いことでしょう。
スポーツで汗を流すことで気分がリフレッシュできます。
しっかり食べられるようになる
特にやせ形の人は、妊娠中期から予定日までに、たくさんのエネルギーを食事で摂取する必要があります。
小食で目標通りに体重が増えていない場合は、適度に体を動かすと食欲が増進する効果があります。
体力・筋力がつく
ただでさえ妊娠中は運動不足になりがちです。
お産という大仕事の前にして体力や筋力が衰えないように、運動をして維持するように心がけましょう。
妊娠中に適した運動
妊娠中は、体全体への負荷が大きいテニスやゴルフなどの瞬発的なスポーツではなく、ゆったりと楽しめる有酸素運動が適しています。
妊娠中も楽しめる有酸素運動としては、
などがあります。
ウォーキング以外のスポーツについては、マタニティ用にアレンジしたもので楽しみましょう。
その際には、必ずインストラクターを付けてやりましょう。
この中で、最も手軽にできる運動と言えばウォーキングです。
1日30分~1時間が目安に取り組むとよいでしょう。
単に歩くだけでなく、呼吸方法も意識することが大切です。
呼吸と言うと「吸う」ことに気持ちがいってしまいがちですが、むしろ「長く吐く」ことを意識すると、有酸素運動としての効果が高まるだけでなく、お産の時の呼吸の練習にもなります。
<参考書籍>
妊産婦のための食生活指針
母性看護学概論
母性看護学各論
家庭の医学大辞典
はじめての妊娠・出産百科
初めての妊娠・出産
はじめての妊娠・出産 安心マタニティブック
マイマタニティダイアリー