目次
三重県にある三重県立総合医療センターで出産したママの体験記を紹介します。
※個人の体験に基づく口コミ記事です。医療機関に対する客観的な評価・評判ではありません。
出産体験記
1.妊婦健診中の印象に残った体験
私も夫も背が高くて体重もある方ですので、子供もきっと大きいんだろうなぁ・・・と2人で想像していました。
でも、途中まではずっと「平均的な大きさです」と言われていましたが、最後の方になるとやはりだんだん大きくなってきて、
「おーーーだんだん大きくなってきましたね!」と言われるようになりました。
そんなある日に夫も休みを取って一緒にエコーを見たいということで病院に行った時のことです。
先生が開口一番、「頭が小さくて、足が長くて・・・モデル体型ですよ!」と言うんです。
私たち2人は「え?この2人からそんな子が出てくるなんてことありえますか?」と笑いながら言ったところ、
「今のところ、この子はモデルです」と先生が言ったところで、ちょうどエコーの中の娘がニコーーッとこっちを見て笑いました。
それを見て、先生と看護師さんと夫婦で大笑いしたのを覚えています。
2.お産の体験
予定日が過ぎても赤ちゃんの位置が下がる様子もなく、子宮口も開いていかないため、陣痛を促すためにまず入院となりました。
陣痛促進剤を打ちながら陣痛を2日間待ちましたが、それでも生理痛くらいの鈍痛はくるものの、陣痛は一向に来ませんでした。
何が辛かったかというと、その陣痛を待つ部屋が分娩室の隣で、出産の真っ最中のお母さんの声が丸聞こえなのです。
まだ陣痛すら来ていない私が産みの苦しみの声を聞き、更には産声を何人も聞いているのが辛かったです。
私にはいつ陣痛が来るんだろう・・・と不安になりました。
それでも陣痛は来ず、色々検査した結果、もしかすると昔した手術(子宮頸がんの円錐切除術)のせいで、癒着していて子宮口が開かないのかもしれないということを言われました。
そこからも促進剤で陣痛を待ちましたが気配もないので、帝王切開することに決まりました。
3.赤ちゃんが生まれた瞬間!
下半身麻酔のために意識はありました。
ものすごくお腹を引っ張られる感覚の後、スポン!と赤ちゃんが出てきて産声が聞こえました。
知らず知らずのうちに何とも言えない感動で、涙が溢れていました。
4.入院中の体験
初産でしたが、とにかく後陣痛が痛かったです。
陣痛が来ないまま帝王切開になったため、お腹の痛みを味わっていなかったので、後陣痛の痛みは半端なかったです。
声が出ない痛みは初めてで、それが丸一日続いて、絶望的な気分になりました。
夫に八つ当たりしたのも初めてで、申し訳ないことをしました。
それに、帝王切開の傷がとにかく何をしていても痛かったです。
ベッドから起きる時や寝る時、トイレの時、着替えの時、赤ちゃんに母乳をあげるのに赤ちゃんを抱き上げた時・・・
何をする時も激痛で、歩き方はおばあちゃんのようにヨチヨチでした。
「腹筋を縦に切っているので、お腹を使うと痛いんです。でも、じっとしていると傷が癒着してしまうので、どんどん歩きましょう!」と言われ、地獄のような痛みに耐え、いつでもウロウロ頑張って歩き回っていました。
でも、この病院で看護師をしている友人に「歩きすぎもダメ!」と叱られるということもありました。
5.三重県立総合医療センターで産んで「よかったな!」と思う体験
過去に婦人科系の手術をした時の先生が担当医となって出産することになったので、今までのことを分かってくれているという安心感がありました。
また、結局陣痛が来なくて帝王切開になりましたが、大きい病院なので子供の経過観察の入院も安心して任せることが出来ましたし、自分の産後の検査も信頼してお願い出来ました。
6.通院・入院中の「残念」な体験
大きい病院なので、看護師さんが本当にたくさん働いていらっしゃいます。
そのため、担当してくれる看護師さんがしょっちゅう変わるのが少し嫌でした。
その人によって教えてくれる内容が少し違ったり、私の伝えてあったことが次の担当の看護師さんに伝わってなくて再度お話することになったりすることがあったので、先生同様、看護師さんにも担当制があればいいのになぁと思いました。
三重県立総合医療センターについて
2017年2月に第1子を出産した当時の体験に基づく情報です。
1.選んだ理由は?
不妊治療で通っていたクリニックの先生が三重県立総合医療センターで昔働いていたということもあって、紹介してもらえたからです。
また、自分が高齢出産で肥満気味ということと、過去に婦人科系の手術をこの病院でお願いしていたこともあって、何かあっても安心だと思ったからです。
それに、三重県立総合医療センターには友人が産婦人科で働いていて、自分の病院設備や対応にすごく自信を持っていて薦めてくれたのでそこに決めました。
2.妊婦健診での待ち時間はどれくらいだった?
総合病院ということもあって妊婦さんや患者さんがすごく多かったので、必ず予約をして行くものの、1~2時間は待たされていました。
すぐ呼ばれたことは1度もないです。
3.費用はどれくらい?
妊婦健診については、公費負担だったので、自己負担はありませんでした。
ただ、入院と分娩費に関しては、個室を利用したこともあって18000円くらい自費で出しました。
あとは、帝王切開で子供はICUに入院して管理してもらっていたので、その分は15万円近くお支払いしましたが、のちに高額医療費控除で10万円くらい戻ってきました。
4.主治医の先生はどんな人?
担当してくれた先生は、自身も小さいお子さんがいる先生でしたので、こちらの話をよく理解しながら優しく話してくれる先生でした。
ただ、エコーを見ても「いいですねぇ、順調です」くらいしか話してくれないので、よくこちらから「どこが頭ですか?これは足ですか?」などと質問攻めにしていました。
それに対しては全部丁寧に答えてくれました。
5.分娩に対応してくれた助産師さんはどんな人?
帝王切開なのですが、すごくテキパキと仕事をされているという印象でした。
何人もお産を見てきているベテランさんなのだと感じました。
でも、私が不安を口にすると「大丈夫ですよ、元気な子が産まれますから!」と優しく手を握って目を見て励ましてくれました。
丁寧にお産に向き合っておられるんだなぁと感激したのを覚えています。
6.入院中の食事はどうだった?
きちんとカロリー計算されていて栄養管理されているものなので、味はとても薄く感じました。
大きい病院なので期待はしていませんでしたが、お祝い御膳で天ぷらなども出てきて、嬉しかったです。
7.設備やサービス
〇・・・あった
×・・・なかった
(〇)3Dエコーあり
(〇)4Dエコーあり
(〇)母親学級あり
(〇)両親学級あり
(×)マタニティスポーツ(ヨガ・エアロビクス等)教室あり
(〇)個室あり
(〇)大部屋あり
(×)個室シャワーあり
(×)個室(病室)以外にくつろげる場所あり
(×)食事用のラウンジあり
(〇)売店あり
(〇)小児科併設あり
(〇)助産師外来(母乳外来)併設あり
8.入院中に助産師さんから教わったこと
〇・・・あった
×・・・なかった
(〇)調乳指導(ミルクの作り方、あげ方)
(〇)おむつ替え指導
(〇)沐浴指導
(〇)新生児指導(健康管理の仕方や泣いている時の対処方法など)
(〇)産褥期生活指導(産後の回復期におけるママの生活上の注意点など)
(〇)家族計画指導(次の子供を作る際の注意点など)
※初産婦か経産婦かによっても指導内容がかわるものと考えられます。
9.どんな母乳指導された?
乳首を深くくわえさせることで痛みが減らせるとのことで、パクッと大きく口を開けた時に奥まで突っ込むといいと言われました。
そして、角度は乳首と垂直に吸わせると母乳がよく出て、痛みも少ないと教えてくれました。
また、最初は母乳が出にくいので、片方5分くらいを二往復するといいとアドバイスを受けました。
10.退院後に助産師さんに相談したこと
お風呂あがりに綿棒でおへその掃除していたら血が出てきました。
毎日それが続くので、このままでいいのかどうか電話で聞いたところ、とても丁寧に優しく掃除方法などを教えてもらえて助かりました。