妊娠13週目の「母親の体」と「赤ちゃん」の様子について解説します。
母親の体調の変化と、胎児の成長具合と大きさに紹介するとともに、パパにも赤ちゃんへの愛着を感じてもらうための工夫について紹介します。
妊娠13週とは?
妊娠13週目とは「妊娠91日から97日」までの期間のことを指します。
日数:91~97日
出産までの日数:あと189~183日(※「出産予定日」から起算)
妊娠13週目は、すっかり赤ちゃんらしい姿になった小さな胎児ちゃんの全身を超音波検査で見渡せる時期です。
母親の体の状態
妊娠13週は、つわりが和らぎはじめる時期
そろそろ辛かった「つわり」が和らいで、さらに消失する妊婦さんも現れ始めます。
それと同時に食事の量が増えて、お腹のふくらみも目立ち始めているママもいることでしょう。
また、子宮が大きくなることで膀胱が押されて「頻尿」になっていたり、ホルモンの影響で腸の動きが鈍り「便秘」になって困っている妊婦さんも多いことでしょう。
赤ちゃんの状態
妊娠13週目は、胎児が遊ぶ姿が見られることも
13週目の胎児の大きさは、身長が7cm程度、体重が40g程度まで成長します。
先週から10gも増えました。
すでに指先に爪ができていましたが、さらにこの頃には、指も動かせるようになっています。
羊水の中をくるっと泳いで遊ぶ姿も超音波検査で見ることができます。
また、呼吸やものを飲み込むための動きもできるようになってきます。
ママがやるべきこと―夫からパパになってもらう―
妊婦健診に夫を誘いましょう
ママは妊婦健診を3~4回ほど受診していることでしょう。
一方の旦那様は健診に来てくれていますでしょうか?
赤ちゃんが産まれたら、いきなり夫が「イクメンパパ」変身するなんてことは、なかなかありません。
ママが赤ちゃんの誕生を楽しみにしているように、夫にも「パパ」として誕生が待ち遠しいという気持ちになってもらう必要があります。
お腹が大きくなってから赤ちゃんに話しかけることも大切ですが、妊婦健診にも来てもらって実際に赤ちゃんが成長していく姿を見てもらうことも非常に重要です。
妊娠中期になると、赤ちゃんの全身が見えなくなってくるため、妊娠初期(4か月目まで)の間に少なくとも1度は、赤ちゃんを見てもらいましょう。
手足の動きを見て、心臓の鼓動を聞くと、「本当に生きているんだ」と実感することができます。
そして、出産までに3~4回ほど妊婦健診についてきてもらえば、赤ちゃんがどんどん大きくなっていることもわかってもらえるでしょう。
妊婦健診を通じて、赤ちゃんを迎える心の準備をパパにしてもらいましょう。
また、産院や自治体で「両親学級(父親学級)」を開催しているのであれば、必ず参加してもらいましょう。
助産師さんから出産前後に、どんなふうにママをサポートしたらいいのか教えてくれます。
https://cawaiku.com/child/pregnancy/pregnancy-14-week-3154
<参考書籍>
妊産婦のための食生活指針
母性看護学概論
母性看護学各論
家庭の医学大辞典
はじめての妊娠・出産百科
初めての妊娠・出産
はじめての妊娠・出産 安心マタニティブック
マイマタニティダイアリー