かわいい赤ちゃんとのお散歩や買い物、旅行などを楽しみたいものです。
ところで、赤ちゃんを外出させることができるのはいつ頃からでしょうか?
赤ちゃんの外出時期について解説します。
外出の外出はいつから?
1.生後1か月から外気浴をはじめる
生まれたばかりの新生児には胎盤や母乳からもらった免疫があり、ある程度、感染症から守る働きをしてくれます。
しかし、病気と闘うための身体の機能(抵抗力)は未熟で、感染症にかかった場合に重症化しやすいという懸念があるため、生後3か月までは極力外出を控えます。
生後1か月の検診を受診して特に問題なければ、外気浴からはじめましょう。
外気浴は5〜10分程度のお散歩から始めて、毎日の日課とします。
自宅の庭や近隣の公園に出て外気を浴びることで、赤ちゃんの体は様々な刺激を受け、発達が促されます。
日光の暖かさ、肌に触れる風の気持ち良さ、草木や土の臭い、車の音や人の声など赤ちゃんの五感を刺激するものがたくさんあるからです。
また、外気浴はママにもリラックス効果があるため、育児での身体的・精神的な疲れを癒してくれます。
外気浴をする時間帯は、夏は午前中の涼しい時間に、冬は昼下がりの暖かい時間が良いでしょう。
春や秋の温暖な気候の時期は午前、午後と2回外気浴を行なっても良いでしょう。
2.生後3か月からお出かけできる
生後3か月からは予防接種なども始まり赤ちゃんと外出をする機会が増えてきます。
病院やスーパーなど不特定多数の人が集まる場所に赤ちゃんを連れて出掛けられるようになるのもこの頃からです。
帰宅をしたら、赤ちゃんのお世話をする家族は必ず手洗いうがいをして感染症を予防しましょう。
外出先でいつの間にかウィルスや細菌を手で触れてしまうことが、感染症にかかる原因のひとつだからです。
なお、生後3か月未満でのお買い物は、急を要するものでなければ、基本的にパパにお願いしたり、ネット通販や宅配サービスを利用します。
3.生後6か月から電車・バスに乗れる
電車・バスなどの公共交通機関は、首が完全に座る生後5〜6か月頃から利用することができます。
それまでは、自家用車やタクシーなど不特定多数の人が乗らない交通手段でお出かけします。
電車・バスは場合によって急停止することもある上、チャイルドシートのようにしっかり固定することもできないので、安全面から首が座った後に利用します。
遠出の旅行も生後6か月頃から可能ですが、赤ちゃんがずっと同じ姿勢で過ごすことがないように、移動時間のあまりかからない観光地を選び、適度に休憩をして遊んであげるようにしましょう。
4.生後10か月頃から公園で遊べる
外気浴が始まると公園でお散歩する機会も増えます。
公園にいる子供たちを見て「いつから遊べるようになるのかな?」と思うこともあるでしょう。
公園の芝生などにレジャーシートを敷いて、手遊びや寝返りの練習をすることは生後2か月頃からできます。
さらに、レジャーシートを使わず公園の遊具などを使って遊ぶとなると、ハイハイができて、つかまり立ちも始まる生後10カ月頃からです。
ハイハイで公園の中を動き回り、小さな築山などを登ることができます。
ベンチでつかまり立ちをして遠くをみたり、草や土を握って感触を確かめたりと、公園には赤ちゃんの好奇心を刺激するもので溢れています。
赤ちゃんの「やりたい!」という欲求をできるだけ尊重するとともに、ゴミなど危険な物を口に入れないように、しっかり見守りましょう。