目次
新生児(赤ちゃん)を連れて外出するさいに、どのような移動手段を利用するのが最適なのか解説します。
車・電車・飛行機などのメリット・デメリットや、退院や里帰りでおすすめする乗り物を紹介します。
各交通手段のメリット・デメリット
出産のため入院していた病院からの帰宅や、里帰り出産後の実家からの帰宅などで、新生児を連れて移動することがあります。
どのような交通手段で行くべきか悩ましいところです。
まずは各交通手段のメリット・デメリットを確認しましょう。
1.車
メリット
デメリット
2.タクシー
メリット
デメリット
※タクシーはチャイルドシートの使用義務が免除されています。
3.電車(新幹線)
メリット
デメリット
4.飛行機
メリット
デメリット
5.バス
メリット
デメリット
退院時における新生児の移動方法
まずは、産後の退院や新生児健診をはじめとした「近距離移動」の方法について説明します。
1.車(タクシー)での移動が最優先
近距離移動の場合には、基本的に自家用車またはタクシーで移動します。
やはり新生児の健康を第一に考え、不特定多数の乗客が利用する電車やバスでの移動はできるだけ避けましょう。
パパに自家用車を運転してもらうか、親戚、友人に頼んで車を出してもらいましょう。
それもできなければタクシーを呼びましょう。
電車に比べるとタクシーは高額になりますが、出産後の退院時にタクシーを使ったのであれば、確定申告で医療費控除の対象にもなります。
詳細コラム:新生児を車に乗せて移動する場合の正しい方法
2.電車を使うなら抱っこ紐を用意しよう
車やタクシーに比べると風邪などの感染症のリスクが高くなるため電車はあまりおすすめできません。
しかし、やむを得ず電車を利用するのであれば、必ず抱っこ紐で赤ちゃんを抱っこして乗るようにしましょう。
残念ながら一部の特殊なベビーカーを除いては、基本的に生後1カ月未満の赤ちゃんをベビーカーに乗せることはできないからです。
抱っこ紐を使うと、赤ちゃんをしっかりと支えることができるので歩きやすくなります。
また、両手が使えるため、万が一、段差などでつまずいた時にも手を出すことができます。
詳細コラム:新生児の外出で活躍するのはどれ?(抱っこひも、ベビーカー、チャイルドシート)
里帰りにおける新生児の移動方法
続いて、里帰り先からの帰宅をはじめとした「長距離移動」の方法について説明します。
1.生後1カ月を過ぎてから帰宅する
里帰り出産が終わり実家から自宅に戻る場合、少なくとも1か月健診を受けてから帰宅しましょう。
長時間の移動になるため、産後のママにとっても、産まれたばかりの赤ちゃんにとっても負担になるからです。
加えて、生後1か月間は、ママにとっても不安が多く、母乳や赤ちゃんのことなどについて、出産でお世話になった病院の医師や助産師に相談したい場合もあるからです。
さらに新幹線・飛行機などの公共交通機関を使う場合には、生後3ヶ月を過ぎてからが理想です。
新生児が感染症にかかった場合は特に重症化しやすいためです。
もし、新幹線や飛行機を使うのであれば、できるだけ空いている時間帯に利用するようにしましょう。
2.同程度の所要時間なら車を選ぶ
新幹線や飛行機を使うまでもない中距離の移動では、車と電車が選択肢になります。
その場合、よっぽど所要時間に差がないのであれば、車を使いましょう。
もし、自家用車がなかったり、頼める友人・知人がいない場合には、レンタカーを借りるという方法があります。
最近のレンタカーは、チャイルドシートを借りることができるため、赤ちゃんを乗せても問題ありません。
かつ、値段も安くて、乗り捨てもできるため、非常に便利です。
なお、車で移動する場合には、必ず1時間ごとに休憩を入れて、赤ちゃんをチャイルドシートから降ろすようにしましょう。
3.新幹線と飛行機ならドアツードアで早い方を選ぶ
新幹線と飛行機のどちらで帰るか迷っている場合には、単純に所要時間が短くなる方を選べばよいでしょう。
所要時間もほとんど同じであれば、値段で決めても構いません。
なぜなら設備面で新幹線と飛行機にそれほど違いがないからです。
まず、共におむつ交換台のある化粧室が整備されています。
授乳については新幹線の場合、多目的室が空いていれば利用することができます。
飛行機には、一部の航空会社を除いて授乳室はありません。ただし、空港には整備されているので、発着の前後で利用するとよいでしょう。
また、航空会社によっては赤ちゃん用のチャイルドシートやベビーベッドを機内でレンタルさせてくれるので、予約する際に問い合わせましょう。
詳細コラム:新生児を連れて電車・新幹線に乗る正しい方法
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