目次
0~1歳の公園デビューについて注意点や持ち物チェックリストなどを紹介します。
いつから公園で遊ぶ事ができるか、どんな服装を選べばよいのか、など公園に出かける前に役立つ情報が満載です。
暖かな気候の日は、赤ちゃんと一緒に公園で遊びましょう。
公園デビューはいつからできる?
まずは、いつから「公園デビュー」ができるのか解説します。
併せて月齢別に公園で遊ばせる際の注意点も紹介します。
1.生後1か月から
結論から言えば、生後1か月を過ぎたらいつでも「公園デビュー」して大丈夫です。
1か月健診で問題がなければ、お散歩などの外気浴が可能になります。
お散歩の時に公園に連れて行けば「公園デビュー」となります。
公園の遊具で遊ぶことはまだ出来ませんが、レジャーシートを敷いて、心地よい風を感じながら赤ちゃんとのふれあい遊びを楽しむことができます。
いつもは自宅でやっている「赤ちゃんマッサージ」や「赤ちゃん体操」を公園で行ってみましょう。
生後3か月未満の赤ちゃんを公園に連れて行くときは、特に気候に気を付けましょう。
寒い日は、感染症の予防ためにも公園で遊ばせることは控えます。
また暑い日は、直射日光を避けるため涼しい木陰で過ごすなどして、熱中症の予防や紫外線対策を徹底しましょう。
ちなみに、月齢0か月の新生児期は屋外の環境に対する抵抗力が弱いため外遊びはさせないようにしましょう。
2.生後4か月から
生後4か月は首がしっかりと座り始める時期であるため、ブランコなどの遊具を使って、パパ・ママと一緒に遊ぶ事ができます。
もちろん、子供一人でブランコはできないため、親のお膝に子供を乗せて、軽く「ゆらゆら」する程度です。
その他にも、親が体を支えながら動物や乗り物の形をした遊具に座らせてみることなど、公園ならではの遊びができるようになります。
3.生後7か月から
生後7か月頃はレジャーシートなしで公園デビューができる時期です。
この頃になるとそろそろ「お座り」もできるようになるからです。
お座りができるようになると目線が高くなるので、公園の様子を観察できるようになります。
さらに、指先の発達によって「つかんで投げる」という動作ができるようになります。
例えば、クローバーなどの雑草を見つけて、自分の手で引き抜き、「じーっ」と見つめた後に「ぽいっ」と投げる姿も頻繁に見られるようになります。
さらに、お砂場遊びも可能になります。
スコップや熊手を手に持たせると「がしがし」と砂の穴を掘るような遊びをすることもあります。
ただし、この時期、なんでも口に入れて確認するという行動をとるため、ゴミや砂などを口に入れてしまわないように見守っている必要があります。
3.生後10か月から
生後10か月は「はいはい」がとても上手にできるようになっている時期です。
好奇心がとても旺盛になり「はいはい」で公園内のどこへでも探索します。
実は「はいはい」だけでなく、階段も登れるようになります。
子供が大好きな公園の遊具と言えば「すべり台」ですが、この頃から自分ですべり台に登ることもできるのです。
もちろん、とても危険なので常に親が手を添えて見守る必要があります。
そして、滑り降りるときには必ず親のお膝に乗せて一緒に滑りましょう。
一人で滑ると自分でブレーキがかけられず、思わぬ事故に発展することもあります。
4.1歳から
1歳前後は「たっち」が上手になる時期で、成長が早い子供であれば少しだけ歩くこともできます。
よちよち歩きでボールを追いかけたり、「ハイハイ」で小さな山を登ることもできます。
親の支えが必要ですが、自分の握力で鉄棒にぶら下がることもできます。
5.1歳6カ月から
第2子の場合は、上の子の公園遊びに付き添って、生後3か月未満で公園デビューする赤ちゃんも多いと思いますが、第1子の場合は1歳半頃に「公園デビュー」をさせるケースが多いのではないでしょうか?
この頃になると「ハイハイ」よりも「あんよ」で主に移動するようになるため、服を泥だらけにすることも減ってくるからです。
しかし、好奇心は0歳でも旺盛にあるため、たとえ服が汚れたとしても「はいはい」のうちから公園デビューして、赤ちゃんにとって目新しいものを探索させてあげてもいいのではないかと思います。
公園に行くときの服装
1.月齢にあった服装をする
涼しい気候の場合、生後1~6か月の赤ちゃんは風邪予防のために大人の服装より1枚多く厚着をさせましょう。
この月齢の子供は、ずりばいなどで体を動かさないため、外気の気温の影響を受けやすく、涼しい日は体が冷えてしまうこともあります。
生後7~9か月頃は、お座りをしたり、ずりばいをするようになって運動が増えるため、大人の服装と同じ程度が目安です。
10か月以降は、たくさん動き回るので大人よりも1枚薄着にして、服で熱がこもりすぎないように気を付けましょう。
2.長ズボンをはく
0歳の赤ちゃんの場合「はいはい」などで動き回るため、膝が擦れないように長ズボンを履かせたほうが無難です。
子供は何歳になっても頻繁に転んで怪我をします。
1歳を過ぎてもお外で遊ぶときは安全対策のため長ズボンが基本です。
3.帽子をかぶる
春から秋にかけては熱中症と紫外線対策のために、冬は防寒のために1年を通して帽子を被らせましょう。
公園の遊具で遊んでいると、鉄製の遊具に頭をぶつけることも頻繁にあるため、安全対策にもなります。
4.虫よけスプレー
ゴールデンウィークを過ぎると「蚊」がたくさん飛ぶようになります。
「蚊」は、日本脳炎やジカ熱などの感染症の媒介になります。
また、刺されて掻きむしると「とびひ」という皮膚の病気に発展することもあるので、あなどれません。
必ず出かける前に虫よけスプレーをして「蚊」に刺されないように対策をしましょう。
また、スプレータイプではない「虫よけシート」と呼ばれるシートタイプの虫よけも市販されています。
虫よけシートであれば、スプレーのように薬剤を吸い込んだり、塗り漏れの心配がありません。
公園に行くときの持ち物リスト
次に公園に行くときの持ち物を確認しましょう。
必須なのはティッシュ、ハンカチ、おもちゃ、水筒です。
それ以外は、遊ばせる遊具や自宅からの距離、外にいる時間を考慮して、必要に応じて持っていきましょう。
公園デビューは怖い?
「公園デビュー」と言うとテレビドラマなどでは何故か陰気な雰囲気で描かれることも多いですよね?
公園をしきる「ボスママ」がいて、子供を公園で遊ばせるためには、まず「ボスママ」に挨拶をして気に入られる必要があり、もし、嫌われてしまうと我が子はいじめの標的に!
もちろん、完全なフィクションです。
そもそも共働きの家庭が増えて、公園で「たむろ」する専業主婦の集団はあまり見かけません。
土日の公園も「ママ」より「パパ」が意外と多いように感じます。
ママは週末の家事に忙しく、パパが子供の遊びに相手になる家庭が増えているのかもしれません。
また、0~3歳は集団で遊ぶほどの知恵は身についておらず、1人で好きな遊具で遊ぶ事が基本です。
砂場が好きな子は、いつも砂場で遊んでいますし、滑り台が好きなことは、何度も何度も同じすべり台を行き来しています。
3歳未満だと、子供自身で「危険予測」ができるわけではないので、親がつきっきりで見守っている必要があります。
そのため、公園で遊んでいる他の保護者と親しく話すという機会は思いのほか少ないです。
たまたま同じマンションに住んでいる、同じ保育園に通っている、顔見知りの子供がいたら、その親とお話しする程度です。
公園で初めて出会って仲良くなるというケースは思いのほか少ないのです。
だから当然、公園をしきる「ボスママ」なんて人は存在しません。