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1人目の子供の世話があるため、2人目の赤ちゃんを連れて外出しなければならない場合があります。
いつから2人目の赤ちゃんを連れだしてよいのか、また、新生児と外出する時に気を付けるべきポイントも解説します。
いつから2人目の新生児と外出できるか?
1.本来、新生児は外出するべきでない
新生児とは生後28日未満の赤ちゃんのこと意味しますが、生後1カ月の新生児検診までは本来、新生児を連れての外出は控えるべきです。
なぜなら感染症にかかるリスクを伴うからです。
新生児は細菌やウィルスに感染した場合に抵抗力が弱く重症化しやすいという特徴があります。
実際、新生児は大人と一緒にお風呂に入らずに沐浴で体を洗いますが、これも同じく感染症を予防するための知恵です。
2.外出をしてもよい月齢
赤ちゃんの外出については一般的に以下のような目安があります。
●月齢1か月以降:1か月健診後から、暖かい日中に外気浴(散歩)
●月齢3か月以降:買い物や、ちょっとした日帰り旅行
●月齢6か月以降:一泊旅行
●1歳以降:飛行機を使った旅行
できるだけ、外出は生後1か月後から、さらに不特定多数の人が出入りする場所(スーパー、病院など)に行くのは生後3か月からにすべきです。
3.2人目の赤ちゃんを連れだす理由
しかし、2人目の赤ちゃんの場合、現実には生後3か月になる前に、どうしても赤ちゃんを連れださないといけないことが起きます。
それは、第1子の世話があるために、どうしてもママが外出せざるを得ないからです。
例えばこんな事情です。
これらの場合は、どうしても2人目の赤ちゃんを連れださないといけないと思ってしまいますが、工夫次第では、赤ちゃんを連れださずに用を済ませることができます。
以下ではその方法を紹介します。
新生児を外出させなくて済む5つの方法
新生児は感染症にかかった時のリスクが高いため可能な限り外出は避けるべきです。
特にインフルエンザや風邪が流行する冬の乾燥した時期などは、以下に紹介する方法を活用して、不必要な外出を減らしましょう。
1.買い物は生協やネットスーパーを利用する
新生児を連れて買い物に行かなくても済むようにするために、食料品を生協で宅配してもらうという手段があります。
また、ヨーカドーやイオンなどの大手ネットスーパーなどを利用すれば、購入したその日のうちに、近隣の店舗から購入した商品が届きます。
今や食料品以外の日用品についてもインターネットで買えないものはありません。
2.保育園の送り迎えは祖父母に頼む
上の子を保育園に送迎する役割は基本的にパパの担当にしましょう。
パパの帰りが遅いなどで送迎を頼めない場合、近くに祖父母が住んでいればお願いするようにしましょう。
もし、近くに住んでいない場合には、1カ月間だけ祖母に自宅に住んでもらい、送迎をお願いすることも検討しましょう。
もしかしたら、祖父母に嫌がられるかもしれませんが、新生児が外出することのリスクについてしっかりと説明して、1カ月間だけでもやってもらえるように説得しましょう。
3.上の子が風邪をひいたらパパに半休をとってもらう
上の子が風邪を引いた時、病気の子供たちがたくさんいる小児科に新生児を連れて行くのは相当な覚悟が必要です。
そんな時は、ママが新生児を連れて病院に行くのではなく、パパが午前か午後に半休を取得して、上の子を病院に連れて行くようにしましょう。
パパも2人目の赤ちゃんが生まれた報告を会社の上司にするときに、生後2~3か月は上の子を連れて病院に行く必要があるむねを伝えて、職場の理解を求めましょう。
4.看護師による通院付き添いサービスを利用する
それでもパパがどうしても会社を休めない場合には、介護訪問サービス事業者が提供している通院の付き添いサービスを利用するのも1つの手です。
看護師が病気や怪我をした子供を病院に連れて行ってくれます。
お金はかかりますが、何度もあることではないので、思いきって利用しましょう。
5.近所のママ友に遊んでもらう
新生児がいるからと言って、1人目の子供を全く外で遊ばせないということはできません。
家の中で遊ぶばかりではストレスも溜まってしまいます。
近所に祖父母が済んでいればお願いすべきです。
また、仲のいいママ友がいるのであれば、少しの間、遊んでもらうのも手です。
新生児と外出する時に気を付けたいこと
以上のような手段を講じることができず結局、新生児と外出しないといけない場合もあるでしょう。
その際に何に気を付けるべきなのか紹介します。
1.赤ちゃんの最大の敵は「感染症」
3ヶ月未満の赤ちゃんは、胎盤や母乳からもらった免疫によって、ウィルスや細菌から守られています。
しかし、一度、感染症にかかってしまうと、ウィルス等を撃退するための体の仕組みが未発達であるため、抵抗力が弱く、体力も消耗しやすいため、肺炎をはじめとした重症な病気に発展しやすいのです。
特に乾燥した冬は、感染症にかかりやすい時期です。
買い物や病院に行く場合には、なるべく人が少ない時間帯に行きましょう。
また、赤ちゃんの体温を下げないように、暖かい服装で出かけましょう。
ベビーカーの足元に「湯たんぽ」を入れることも効果的です。
赤ちゃんに触れることが多いママも、スーパーや病院に備え付けてある消毒剤を使って、小まめに手を消毒しましょう。
2.「紫外線」対策は万全に
夏場に限らず、晴天の場合は、太陽からの紫外線を浴びないように気を付けましょう。
一時期、赤ちゃんのビタミンD不足を予防するため「日光浴」が推奨された時期がありました。
しかし、ほんの2~3分程度お外にいれば、十分な量のビタミンDが作られることが分かっています。
紫外線は、皮膚の遺伝子を破壊し、シミやそばかす、皮膚癌の原因になることが知られています。
特に色白である赤ちゃんの肌は、紫外線に対する皮膚のバリアも弱いため注意が必要です。
ただし、赤ちゃんの皮膚は繊細なため、子供用であっても新生児には日焼け止めクリームを使うことは避けましょう。
湿疹の原因になることがあります。
日よけ対策をしているベビーカーに乗せて外出するようにしましょう。
また、車で移動する場合にも、ロールスクリーンやカーテンなどを使って、直射日光が当たらないように保護しましょう。