赤ちゃんが夏でも快適に寝るために。―布団・パジャマどうする?―

起きている時間よりも寝ている時間のほうが長い赤ちゃん。

赤ちゃんの成長に欠かせない睡眠を快適過ごすため、暑い夏にはどんな環境を作ってあげたらよいのか解説します。

夏の睡眠は「脱水」と「夏かぜ」に気を付けよう

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赤ちゃんの1日の睡眠時間は、新生児で20時間、生後5ヵ月~1歳で14時間にもなります。

つまり赤ちゃんにとっては寝ていることが生活の中心と言えます。

夏場の睡眠で気を付けたいことは「脱水」と「夏かぜ」です。

1.頻回な授乳は脱水が原因であることも

赤ちゃんはおっぱいを飲んでいるため「脱水」についてそれほど心配する必要がありません。

喉が渇けば泣いておっぱいをほしがります。

逆に言えば、夏になって、おっぱいを欲しがる回数が増えたのであれば、赤ちゃんにとって適温ではないかもしれません。

服装を薄手にするか、室温を下げるなどして、赤ちゃんの体温を調整してあげましょう。

一方で、新生児などで母乳の分泌が安定していない時期については「脱水」に十分注意する必要があります。

とくに「完全母乳」で育児をしている場合には気を付けましょう。

夏の暑さで赤ちゃんが発汗し、水分を必要としているにも関わらず、母乳が十分に出ていない場合には、「脱水」症状になることもあります。

おっぱいをあげても1時間程度で泣いてしまう場合や、おしっこの回数が少ない場合には母乳量が足りていない可能性があるため、母乳にこだわりすぎず粉ミルクも上手に活用しましょう。

2.夏かぜの予防にはこまめな着替えを

風邪(鼻水・咳などの呼吸器の感染症)をひいてしまう主な原因は、家族からの感染のほかに、体温の低下によりウィルスに対する抵抗力が落ちてしまうことです。

夏場に体温が低下してしまう原因としては、クーラーや扇風機などの風が直接赤ちゃんにあたってしまうこと、また、汗で濡れた服を長時間着ていることが考えられます。

いずれも、皮膚表面の体温を奪ってしまうため気を付けましょう。

クーラーの場合は吹き出し口の直下に寝かせることを避け、扇風機は強い風を直接当てないようにしましょう。

また、夏は汗をかきやすいため、赤ちゃんの服が湿っていたら、すぐに着替えさせましょう。

赤ちゃんが寝る時のパジャマと布団

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1.エアコンがある部屋の場合

まず、夏場のエアコンの温度設定は28度以上が目安です。

ところが現実には、日中の活動時間帯に設定温度を28度にしてしまうと、大人とってはかなり暑いと感じます。

そのため、多くの家庭ではエアコンを25~27度の設定にしているのではないでしょうか?

本来、夏の日中の赤ちゃんの服装はロンパースやベビードレスなど服1枚で構いません。

しかし、27度以下の室内でお昼寝をするのであれば、ロンパースの下に短肌着や長肌着などの肌着を1枚着せて、体が冷えすぎないようにしてあげましょう。

その上で、布団代わりに薄手で吸湿性のよいタオルケットやガーゼケット、バスタオルなどを1枚かけてあげましょう。

一方で夜は、寝ていることがほとんどになるため寝冷え防止のためクーラーの設定は28度以上にしておきましょう。

35℃になる猛暑日でも明け方は26度近くまで下がるため、パジャマは「短肌着+長肌着」「短肌着+ロンパース」というように2枚重ねて着ます。

そしてタオルケットなどをかけます。

この時、体だけ覆ってあげて、手足は出すようにしてあげると、自律的な体温調整がしやすくなり快適です。

また、夜9~12時の寝はじめの時間帯は30度以上になる日もあります。

このような熱帯夜の日は、無理に寝入りばなの時間にタオルケットなどをかける必要はありません。

2.エアコンがない部屋の場合

エアコンがない部屋では、通常、扇風機を使っていることでしょう。

扇風機は「弱」か、さらに弱い「微風」や「そよ風」などの設定があればそれを使います。

大人と一緒に使う場合で「弱」以上の風の強さにするのであれば、直接、風が当たらないようにしましょう。

風を直接当てなくても、室内の空気が動いて涼しさを感じることができるからです。

エアコンがない場合、日中は室内温度は30度を超えることがあるため、服装は長肌着かロンパースの1枚で十分です。

タオルケットなども不要です。

とくかく汗をかくため、こまめな水分補給と着替えをしてあげましょう。

いくら暑くても汗で濡れた服を着ていると気化熱で体温が奪われてしまいます。

反対に夜は深夜1時から明け方5時くらいまでは気温が25度近くまで下がるため、寝冷えに十分な注意が必要です。

急激な気温の低下を防ぐため深夜0時をまわったら全開にしていた窓を締めるか、開口部を狭くしましょう。

パジャマは「短肌着+ロンパース」などのように2枚重ねで着て、タオルケットをかけるようにしましょう。

ただし、夜9時~12時の時間帯については30度を超える日もあるため、無理にタオルケットをかける必要はありません。

<参考出典>
気象庁「過去の気象データ検索」