赤ちゃんが誕生したら、おもちゃを使ってたくさんの遊びを楽しみたいものです。
しかし、生まれたばかりの新生児は、まだ目があまり見えません。
そこでいつ頃からおもちゃで遊べるようになるのか解説します。
おもちゃで遊べるようになるのはいつから?
赤ちゃんのおもちゃには様々な種類があり、成長の段階に応じて選ぶことができます。
そのため月齢0か月の新生児が遊ぶためのおもちゃも存在しています。
親から見て、赤ちゃんがおもちゃを楽しんでいると感じられるようになるのは、あやして笑うようになってからです。
笑うようになる月齢は、個人差がありますが、およそ生後3か月程度からです。
この頃から、一緒に遊んでいて「手応え」を感じるようになるため、ママとしても「もっと遊んであげたい」「新しいおもちゃを買ってあげたい」と思えるようになるでしょう。
月齢別おもちゃ
では、月齢0か月から12か月までの赤ちゃんの発達状況に適したおもちゃを紹介します。
月齢0か月
新生児は自分の手足を意識的に動かすことができません。
その一方で聴覚や嗅覚といった感覚が発達しています。
耳はよく聞こえていて、音のする方向もわかります。
そのため音が鳴るおもちゃが最も適しています。
綺麗な優しい音色のオルゴールや、面白い音が鳴るガラガラをベッド近くで鳴らしてあげましょう。
泣いている新生児が音に気付いて泣き止むこともあります。
また、視覚はとても未熟ですが、目から20~30cm離れた位置にあるものをぼんやりと認識することができます。
ベッドの上にメリーやモビールなどを設置してあげましょう。
目の前で何かが動いていると感じとることができます。
カラフルで鮮やかな色彩のほうが見やすいとされています。
月齢1・2か月
月齢1か月を過ぎると視覚の機能が発達して「追視」ができるようになります。
モビールやメリーなど動くものを目で追うことができるようになります。
また、首を少し動かせるようになるため大きな音の鳴る方を向くことができるようになっています。
ガラガラなどの音に反応して首を向けてくれることもあります。
また、ギュッと硬く握りしめられていた指が開いてくるため、小さなガラガラやタオル地のラトル・人形などを握ることもできます。
ただし、自分から持つことはできないため親が持たせてあげる必要があります。
月齢3~5ヵ月
首がすわりはじめ、日中はうつぶせで過ごすことが多くなる時期です。
また、気になるものに手を伸ばしてと掴もうとする動作もはじまります。
マラカスやガラガラのように掴んで音を鳴らす玩具のほか、ベビージムのように仰向け・うつ伏せの姿勢で手を使って探索するおもちゃが適しています。
また、歯が生え始める時期で歯茎がムズムズするため、噛んで色々な感触を楽しめる歯固めで遊びましょう。
この頃から、表情が豊かになってあやすと笑うこともあるため、積極的に触れ合い遊びを楽しみましょう。
月齢6~8ヵ月
寝返りやずり這いなどの移動が始まる時期です。
好奇心が旺盛で家の中を動き回り、気になるものを見つけは次々に手を伸ばして口に入れようとします。
引き車、ボール、起き上がりこぼしなど、手を使って引っ張ったり押したりして遊ぶ玩具が適しています。
音が出るタイプであれば、さらに耳でも楽しむことができます。
月齢9~11ヵ月
お座りが安定する時期です。
両手が使えるようになり、指先が急速に発達していくため、いよいよ「知育玩具」と呼ばれるタイプのおもちゃで遊べるようになります。
この時期に遊べる代表的な知育玩具としては積み木、ルーピング、スロープトイ等があります。
また、お座りができるようになって腰が安定するため、押し車に座って足でこいだり、木馬に座って遊べるようになります。
さらに、つかまり立ちができるようになれば押し車を使って歩くこともできます。
他にも、太鼓、木琴、ラッパなどの両手を使う赤ちゃん用の楽器も鳴らすことができるようになります。
このようにお座りができるようになると楽しめる玩具が一気に増えるのです。
月齢12ヵ月~
1歳になると、ますます指先が器用になります。
クレヨンで殴り書きをしたり、形はめブロックなどの簡単なパズルに挑戦することができるようになります。
また、手足が自在に動かせるようになってくるため、大人のマネっ子も盛んになります。
クッキングトイで野菜や果物を切ってあげると真似をしてやりたがります。
階段を上手に登れるようになるため室内用の低いすべり台を楽しむことができます。