【私の出産体験記】伊那中央総合病院で産みました。(2015年)

長野県にある伊那中央総合病院で出産したママの体験記を紹介します。


※個人の体験に基づく口コミ記事です。医療機関に対する客観的な評価・評判ではありません。

出産体験記

1.妊婦健診中の印象に残った体験

産休を目前にして子宮頸管が急激に短くなってしまい(1mm程度)、自宅安静を指示されました。

切迫早産ということで張り止めのウテメリンを処方され、不安でしたが先生や助産師さんが優しく声をかけてくださったので、安心できました。

診察後、つい不安で助産師さんに色々と質問してしまったのですが(何をしてはいけないかなど)、丁寧に答えていただけてありがたかったです。

正産期に入るころには子宮頸管も少し戻って、先生が一緒になって喜んでくださったのが印象的でした。

2.お産の体験

予定日3日前の早朝に陣痛が始まり、間隔が短くなったので病院の指示のもと入院しました。

しかしそれから間隔が縮まったり遠のいたりと一向に安定せず、結局50時間もの間陣痛に苦しみました。

特に苦しかったのが、陣痛よりも太ももに走った謎の痛みでした。

陣痛の波と同時に表れ、陣痛室にいる間はその痛みの方がひどかったです。

助産師さんも首を傾げながら、腰よりも太ももをさすってくれました。

子宮口がなかなか開かず、入院から48時間経ってトイレに行ったところ破水。

それでも子宮口は全開ではありませんでしたが、早めに分娩台に上がることになりました。

徐々に強まる陣痛と寝不足で、合間合間に何度か気絶しながらいよいよ子宮口も全開に。
尿道にカテーテルを入れる瞬間と、会陰を切開する瞬間が陣痛よりも痛くて悲鳴を上げたのを覚えています。

徐々に痛みと便意のようなものが強まり「うんち出ちゃいそう!」と、恥ずかしさからいきむのをやめたかったのですが、「それでいいの!」という助産師さんの言葉に思い切っていきんでいたところ、勢いよくずるりと出産。

膜に包まれた大きいゼリーのようなものが出たのがチラッと見えました。

3.赤ちゃんが生まれた瞬間!

終わった!という解放感が一番でした。

そのあと赤ちゃんを胸に抱くと達成感が大きく、もちろん嬉しかったのですが、脱力感がとにかくすごかったです。

助産師さんが「カンガルーケアしといて~」とお腹に乗せてどこかに行ってしまい、少ない知識で抱きしめたりしていました。

ちなみにこの時おっぱいは上手く吸わせられず、すぐに諦めてしまいました。

しかし、のちのち授乳が上手くいかずに悩んだときに助産師さんから「カンガルーケアちゃんとした?」と聞かれて色々と後悔することになるのでした。

4.入院中の体験

子供が新生児黄疸と診断され、産後3日目くらいに早々に離れることになってしまいました。

新生児室の保育器の中で光線治療を受けることになってからは、基本的には授乳の時間以外一人で過ごすことになり、体は楽でしたが寂しかったです。

授乳がなかなかうまくいかず、にもかかわらずおっぱいがパンパンに張っていたので、入院中起きている時間のほとんどを搾乳に費やしていたような気がします。

幸いにも子供が小児科入院2日ほどで退院でき、一緒に家に帰ることができたのが嬉しかったです。

5.伊那中央総合病院で産んで「よかったな!」と思う体験

総合病院だったので、子供が新生児黄疸と診断されたときも同じ病棟にいられたのがよかったです。

スタッフの方も多く、ナースコールへの対応も迅速だったので、なにかトラブルがあってもすぐに対処してもらえるという安心感がありました。

6.通院・入院中の「残念」な体験

スタッフ内でやり方が統一されていないのか、助産師さんが毎日変わるごとに色々な授乳指導を受けて、少し混乱しました。

退院後、知人のすすめで個人開業の母乳相談室に通ったところ、子供の体重増加と合わせてなんとか授乳が軌道に乗りましたが、入院中は自分を責めたり鬱々とした気分になることが多く、毎日授乳のことを考えていたような気がします。

色々な助産師さんから、かわるがわる色々な指導を受けたものの、どれも上手くいかず後半は苦痛でした。

昨日聞いたやり方が今日覆される、ということもザラだったので、その辺りが統一されていればもう少し楽だったかな、と思います。
https://cawaiku.com/child/pregnancy/birth-experience-story-4797

伊那中央総合病院について

2015年9月に第1子を出産した当時の体験に基づく情報です。

1.選んだ理由は?

車で10分ほどの近所だということと、総合病院なので何かトラブルがあった時も安心だということで決めました。

知り合いもここで産んでいる人が多く、また実父が勤めている病院だという点も大きかったです。

2.妊婦健診での待ち時間はどれくらいだった?

予約通り、あるいは少し早めに行けばほとんど待つことはなく、受付から10~30分ほどで呼ばれることが多かったです。

3.費用はどれくらい?

健診は受給券を使用すれば、特に問題なければ250円ほどでした。

入院・出産は連休を挟んだこともあり、持ち出しで13万円ほどでした。

4.主治医の先生はどんな人?

曜日ごとに先生は違いました。

一人の女医先生は、妊娠後期に起こった手足のかゆみなどのマイナートラブルにも親身になって相談に乗ってくださったり、また、昔に副作用を起こした薬について名前を覚えていなかったのですが一生懸命調べてくださったりと、頼りがいがありました。

5.分娩に対応してくれた助産師さんはどんな人?

すごく冷静で淡々と対応してくださったのが印象的です。

尿道にカテーテルを挿されたときは前触れがなさすぎて悲鳴を上げました。

出産後少し落ち着いてから、陣痛とともに起こった謎の痛みが「放散痛」だったらしいと教えてくれました。

どうやら、わざわざ先生に聞きに行っていてくれたようで感動しました。

6.入院中の食事はどうだった?

総合病院ということもあり、シンプルイズベストというか、薄味で野菜たっぷりな印象でした。

7.設備やサービス

〇・・・あった
×・・・なかった

(〇)2Dエコーあり
(×)3Dエコーあり
(×)4Dエコーあり
(〇)母親学級あり
(〇)両親学級あり
(×)マタニティスポーツ(ヨガ・エアロビクス等)教室あり
(〇)個室あり
(〇)大部屋あり
(×)個室シャワーあり
(〇)個室(病室)以外にくつろげる場所あり
(〇)食事用のラウンジあり
(〇)売店あり
(〇)小児科併設あり
(〇)助産師外来(母乳外来)併設あり

8.入院中に助産師さんから教わったこと

〇・・・あった
×・・・なかった

(〇)授乳指導(母乳のあげ方)
(〇)調乳指導(ミルクの作り方、あげ方)
(〇)おむつ替え指導
(〇)沐浴指導
(〇)新生児指導(健康管理の仕方や泣いている時の対処方法など)
(〇)産褥期生活指導(産後の回復期におけるママの生活上の注意点など)
(〇)家族計画指導(次の子供を作る際の注意点など)

※初産婦か経産婦かによっても指導内容がかわるものと考えられます。

9.どんな母乳指導された?

赤ちゃんの首の後ろあたりを持ち、赤ちゃんが口を開けたらガッと吸い付かせるようにと教えられました。

授乳が上手くいっていなかったのもあり、時間など細かい指導にまでは及びませんでした。

10.退院後に助産師さんに相談したこと

授乳がなかなか安定せず、母乳外来を受けました。

乳首型のシールドをつけて授乳したり、授乳後の体重を測ってもらったりと色々相談しました。

2回ほど受けましたが、1回目は懇切丁寧に時間いっぱい相談に乗ってくれたのに対し、2回目はサバサバと流れ作業のようであまり意味なかったような記憶があります。

11.新生児健診のタイミング

退院後2週間と生後1ヶ月

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